おがくずで地下水を沸かす天然銭湯「亀山湯」★大野市(番外➁) | 恋する“温泉♨探検隊”★ Welcome to Japanese Hot Spring (Onsen)

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旅先での「温泉♨探検」・・・
それも地元の皆さんが通う共同浴場の“温泉”を中心に楽しんでます.
探検に際し,入浴中の皆様のご理解とご協力に感謝しています.
【開設日】2016年3月2日 ※福井県大野市出身、金沢市在住

友人から、NHK-TV「新日本風土記」で、

故郷・大野の銭湯が紹介されている・・・と、

教えてもらいました。

 

それが、越前大野城が建つ「亀山」のふもとにある「亀山湯」、

1901年創業です。

この町に18歳まで暮らしていましたが、

この銭湯のこと・・・全く知りませんでした。

この銭湯が燃料として使用しているのは、

木材の削りくずの「大鋸屑(おがくず)」。


燃料室を案内してくれた銭湯の親父さんは、大野高校の1年先輩。
15分ぐらいの間隔で、燃料室を見に行っているようでした。

重油と違って火持ちがいいので、お湯が冷めにくいとのこと。

ただ、「おがくず」の入手が難しくなっているのが問題・・・

とは、親父さんの話。

浴室は改装されています。
晴れていたので、浴室内には、春の光が札こんでいました。


もうひとつの特徴は、くみ上げた地下水を温めていること。

温泉ではありませんが、天然水を使ったお風呂です。

水道代がいらないので、維持費が助かっているとのこと。

これは、“天然銭湯”と言えるかも・・・

浴室で気になったのは、三人で囲めるこの蛇口台。


この脱衣かご・・・懐かしい !!

子供の頃、この上にバスタオルをかけていました。

下駄箱・・・年代物です。

そして、この体重計。

これまでに、何人の体重を量ったのでしょうか?

この番台も、年代物。

そう言えば、
中学時代の同級生に、銭湯の娘がいました。

ある日、その銭湯に行ったとき、その同級生が番台に。

その席、代わってほしいなぁ・・・と、

“桃色少年”はうらやましく思いました。

 

【探検日】 2022年4月10日(450円)

【再訪問レベル(3段階)】★★☆

【施設紹介】

 

★越前大野へは、越美北線でお越しください !!