運命を転換する(2) 番外編 | Gyan のブログ

Gyan のブログ

新時代のヒーリング&エネルギー ワーク「コズミック レゾナンス」の創始者Gyanのブログです。
ヒーリングやスピリチュアルな世界の最先端でホットな話題を提供致します。



いきなり2度目の投稿で番外編ですが、この間の政治について無視できないと感じているので、今国会で成立しそうな安保法案について、個人的な意見をスピリチュアルな観点も交えて述べたいと思います。

書きたい事はたくあんありますが、非常に凝縮した内容になりますから、学問的な裏付けについては、それぞれこれを読む方が自分で調べてみてください。

世界的にはイスラミックステート(イスラム国)の脅威という問題があり、そうした背景からも軍備増強に走っている現状がありますが、日本の後方支援策が憲法上では違憲解釈になることは、野党の多くや大多数の憲法学者が指摘してきた通りです。

日本固有の問題としては、尖閣諸島の領有権が侵されていること、竹島問題などが大々的に政治課題とされていますが、良識ある中国通の専門家などが述べているように、尖閣諸島が日本固有の国土だと言える歴史的根拠は希薄で、それ以上に尖閣問題を大々的に政治課題として取り上げる十分な根拠はない、というのが適切な歴史認識に依拠した人々の共通認識なのだと思います。

領土問題の歴史研究としては、歴史学者井上清氏の尖閣問題を扱った論考で尖閣問題が中国領と見做すのが妥当であるという歴史認識が示されていて、この見解に再検討の余地があるとはいえ、歴史研究のレベルでは覆された訳ではないというのが、広く知られている専門家の間での見解です。

そして何よりも重要なのは、鄧小平時代に当時の日本政府と棚上げ合意が形成されたことで、漁業権が係る領海の線引きなどで、中国漁船が多少の領海侵犯をしても、大事ではないのでお互いに目をつぶりましょうという合意が、その後の中国外交の前提となってきたことです。

安倍内閣になってから、そうした日中間の平和的合意形成を踏みにじる行為が、歴史の見直し名の下に行われてきました。

イスラム国の指導者が、かつてアメリカ軍の指導によって養成されたことは周知の事実です。
イスラム国に参加していく多くの若者が、アメリカによる不当なイラク戦争で家族を亡くした若者たちであることも、よく知られている事実です。

不安や恐怖、様々なネガティブな感情を刺激して、戦争への準備をしている人々は、自分たちの不安や恐怖が、どこから湧いてくるのかを見つめ直す時期に来ていると思います。

正しい現実認識ではなく、不安や恐怖を世界に投影してしまう心のメカニズムに目を向けないと、本当の平和は訪れないでしょう。

いわゆるスピリチュアルな人々に間には、政治的なことに無関心な傾向が強くありますが、この世界で起きている事に振り回されないことは、確かに何よりも重要です。

しかし、下手に振り回されない人たちこそが、積極的に政治に関与した方が、より良い政治が可能になることも明らかです。

世界で起きていることに深く憂慮する人たちが、しばしば現実に振り回されやすい傾向もあります。

積極的に世界の現実に関与しながら、同時に負の影響を受けない生き方こそが、本来のスピリチュアルな生き方なのだと思います。

そうした人々が増えるほど、人類全体の運命を転換することも可能になるはずです。

それが世界に対する責任あるスピリチュアルな人生の選択というものです。

自称スピリチュアルな人々の中には、自分の心の投影に気付かずに、人一倍現実に振り回されている人たちも多いし、そうした人たちの中に、どうやら右翼的な政治的見解に走っている人々が多いのも事実です。

いまは、池上彰が領土問題で正論を語らず、いい加減なテレビ番組に登場して、尖閣諸島の中国による実効支配を語るような時代状況です。

明らかに違憲だと思えるのに、安保法案を自民党が強行しているような時代です。

こんな時代状況だからこそ、世界平和の理想を高く掲げて、真の意味でのスピリチュアルな教えを広めいて行きたいものです。