雨水の2月19日です

朝から曇天の空

布団から身体を剥がすように起き上がりますと

古傷の左膝が少し痛むなと思いました

気圧の加減かなと思いながらも

最近、左膝が時に痛むことがあり

走るとか特に運動系要因の痛みではないので

何か炎症なのか?

「古傷」とは十代からの痛みですので

よく知っている痛みなんですね

この身体からのメッセージは何を知らせているのか?

 

 

 

昨日から構想のブログを書こうかと思い

ノートパソコンを立ち上げておりました

先にメールチェックをしていたら

シータラーマさんのブログ記事がとても興味深かったので

こちらにリンクさせてもらいます

 

 

↓↓

 

 

 

少し古い研究結果(2012年と記載)かなぁとは思いますが

 

 

「古くから伝わるガーヤトリー・マントラの詠唱が、より良い注意力と学業成績への鍵を握っている可能性を示唆」しているという記事です

 

 

こういう研究というのは比較対象しないといけないものです

世の中は相対性の上になりたっています

 

「ガーヤトリー・マントラ」とは他の概ね似ているようで

全く非なる他の詩篇の一節と比較研究したとあります

 

 

「12歳から14歳の学生たちの注意レベルに対するガーヤトリー・マントラ(GM)と詩の一節(PL)の詠唱効果を比較するというユニークな試み」

 

 

こういった研究のそもそもの意図は

マントラのなかのマントラといわれ

一番強力にパワーをもつマントラ

「ガーヤトリー・マントラ」

が普通の詩句(の断片)とはどうちがうのか?

その現代的な効能はいかに?的な伏線ありきなのでしょう

 

日本語でいう言霊の出方の違いともいえるのではないでしょうか?

まずこの研究では

ガーヤトリー・マントラがとても影響力をもつマントラ

言霊であるという前提があって

それが他の言葉(詩句)とどれくらい違う威力をもつのか?

それも学生の注意レベルを評価するために使用しているというのが

ここでいうように「ユニーク」な試みなのかもしれません

 

「注意力を向上させる効果」として

 

「PLの詠唱後の4.85%のスコア増加に対し、GMのセッションでは21.67%のスコア増加が見られました。この効果は特に女性の参加者において顕著であり、ガーヤトリー・マントラが若い女性に特別な利益をもたらす可能性を示唆しています。」

 

 

とあります、15%近くも増加したというのは

やはりガーヤトリー・マントラの効果を顕著にしています

説得力ある数字でエビデンスをたたきだしています

そして男女差でいうと

女性の方がその効果を発揮する

ガーヤトリー・マントラのバイブレーションに敏感に反応しているのは

男性よりも女性であるという研究結果はなかなか興味深いです

 

それでここまでお読みの読者様で

そもそも「ガーヤトリーマントラ」(GM)とはなんぞやねんと

お思いの方、それが詩の一節(PL)とどう違うのか?

 

まずマントラとはヴェーダ(古代のインドの叡智)の祈りの詩句です

マントラには正しい規則、発音があり

本来、マントラを唱えるにはそれなりの準備と厳格な資格が必要であるもので

それが近代に入り、私たち異教徒であり外人にも唱えることができるようになっています

(日本には密教の真言としてはいってきています)

 

正統にちゃんとしたグル(指導者)のもとに唱えるのが

マントラのあり方そのもの

正確さを欠いた安易なお唱えに意義を申し立てる

そういったことは正統に学んでこられて方からしたらごもっともな意見です

ヴェーダの教え自体が

師から弟子への口伝(東西の秘教の原則)であった

伝統を考えれば、その通りなんだけど

そう、「だけど」と言ってしまっている方です

サマナは‥

(残念ながらちょっと習ったけどくらいなんです!)

 

 

ガーヤトリー・マントラの説明は同じく

シータラーマさんのブログをまた下にリンクいたします

興味のあられる方はどうぞお読みください

 

 

 

 

 

サマナはクリシュナマチャリア師の教えの継承者の

宗近幸代先生からマントラの発音、発声などを

ヨーガを学び出した当時から少しではありますが勉強させてもらう機会がありました

現在は少し離れているのであんまりな感じです

 

幸代先生に教えてもらった

ヴェーディック・チャンティング(ヴェーダのマントラの詠唱)

とは別に「ガーヤトリー・マントラ」の存在は知ってはいました

 

後から知ったのだけど

シヴァナンダのアシュラムへ行く当時から(2008年)

マントラとかほぼ何もよくわかっていない当時からおそろしいことに

クリシュナマチャリア師の「ガーヤトリーマントラ」の録音CDを

友人からもらっていて(今なら言ってもいいと思う)

なんかわからずながらもよく聞いておりました

すごい波動(ヴァイブレーション)なのです!!

自分にとってのヨーガとはまず経験が先で

そのあとにあれはなんだったのか?を解明していく道でした

それはマントラにおいても同様でした

 

マントラが何なのか?

「ガーヤトリー・マントラ」がどういったマントラなのか

知らないときから聞いていた

耳にいれていた

はい

そして今書きながらも思うのだけど

実際のとこ現在だって私もよくわかっていません

すごいマントラであることだけはわかっています

そして後日談として

ただマントラ中のマントラだってヨガ関係の人みんないうのです

 

多分108回繰り返されている

(インドでは煩悩の数ではなく吉祥の数である)

クリシュナマチャリア師の「ガーヤトリー・マントラ」をずっと聞いていて

それがガーヤトリーとは知らず何かも知らず

随分経ちましてから

あれがガーヤトリーだったのか!?とおろしく後になって知りました

(無知すぎて誰にも言えない)

それでもなかなか自分で唱えることができなかったのです

そういうマントラだということがいえます

聞いていたとしてもなかなか唱えることができない

 

それが唱えることができるようになったきっかけがあったのです

ヴェーダーンタ協会の夏のリトリートが伊勢であったとき

もうずいぶんと前のこととなりますが

そのときは台風がきていて

到着する方が遅れる事態もあり

会場の外もすごい雨風になってきていたのです

ボランティア数人とともにで設営の準備をしておりました

そのときにマハーラージが静かに

何気なく歌をうたわれるように

気軽に「ガーヤトリー・マントラ」をお唱えになっていて

あ〜〜

このシチュエーションとこんなに軽やかでよかったのだという印象

今でもあの時の雰囲気をすごく覚えています

それでマハーラージの後について唱えるようになって

(作業しながら)

やっと音として自分の喉から発声できるようになったという経験があります

 

ここでしつこく重ねますが

私にマハーラージがマントラを唱えるように促したわけではないのです

 

それでもマハーラージから

ラーマクリシュナミッションのイニシエーションを授かった私です

そりゃそうだわね

今更思いますね

 

この説明でこのマントラがどれだけ

霊的なものであるのかということがお分かりになるかもしれません

マントラとはそもそも単なる「言語」ではなく

霊的な音であり、人間が作ったものではない神なる音、バイブレーションです

言霊

日本人はこの言葉で直感されるところで間違いないかと思います

 

ユーチューブでもガーヤトリー・マントラはもちろん出てきます

そしてなんといっても

サマナはずっと、何も知らずに

クリシュナマチャリア師の「ガーヤトリー・マントラ」を聞いていた

それでも自らで声に出すことはできなかった

そういうものなんだと思うのです

 

それが何回も言いますけれど

マハーラージの作業しながらのマントラ詠唱に

ついていったら唱えることができるようになった

チャンチャン

きっとマハーラージが息(プシュケー)を

吹きかけてくれたのでしょう

もう十分に素地、種は撒かれていたののか

ようやっと唱える準備がこちらサマナにできたのかということです

 

 

それでシータラーマさんのブログにもどりますが

 

「この研究では、ガーヤトリー・マントラの詠唱が詩の詠唱よりもなぜ効果的なのか、その具体的な理由には深入りしていません。しかし、マントラのリズミカルで反復的な特性、その古代からの重要性、正確に詠唱するために必要な集中力が、注意力や認知機能への顕著な影響に貢献している可能性が指摘されています。」

 

 

とあります

デジタル社会の教育の現場にあって集中力、注意力をつけるのに

マントラ詠唱をとりいれることの可能性

現実的にもコストがかからない!笑

日本ではまあ無理ですが‥

ヨガシーンでもマントラを唱えることをする指導者もそれなりには

いらっしゃるのでしょうがほぼないことの方が多いのかと思います

身体の効果効能だけでもヨーガの現代的な意義はもちろんあるのでしょうが

本来はヨーガとは身体よりも心、

より微細なエネルギーに働きかけるものです

 

クリシュナマチャリア師のヨーガでは

アーサナとマントラの組み合わせは必須です

この効果はただアーサナするだけとは違うってことなんですね

そういう研究もあったらいいのでは?とか

気まま勝手なことを思ったりしました

 

それで研究ということでは

ヨーガ療法を学んでいたとき

ヨーガによる効果効能の論文、データというのは結構たくさんでてきていました

脳科学や遺伝子に関わってもでています

なんと、瞑想したら遺伝子まで変化するというデータがあった記憶もあります!!

それで現代人はこういう現代的で物質的なエビデンスや

研究(ある権威による)結果がないと

見えない世界のことをなかなか信じようとしません

 

しかし

本来は研究される対象そのものが

私たち現代人を研究しているような

そんな反転が実は起こっているのではないかと

サマナはこの記事から自分のブログを書いていて思ったりしました

見えない世界の方が私たちが見えている世界よりも大きく深遠だということ

こちらからあちらをみるのではなくて

あちらからこちらを見る視点というのがでてきました