今までに
自分でヨガクラスをするようになって7年?
頭打ちにあうことは何度かあって
自信があるわけでもなんでもないけれど
今回は本当に生徒さんが
定着しないというということで
自信がなくなった
こちらからいろいろにお伺いをたてていての
この状況…
自分がほとほと嫌になった
自分だけが盛り上がっていても(笑)
全く意味がない
 
といって
自分のスタンスは全く変える必要もないし
私には私を通してしか
ヨーガをお伝えすることができない
そうした意味において
それ以上もそれ以下もないので
「それ」ではないところの
自分ではすみません
謝るしかないところ及びつかない
自らの力量不足、及びなさを本当に思う
 
なんといってもそれを残念に思うのは
誰かに対してではなく
自分に対してなのだ
 
個人で開催するヨガクラスだ
ヨガ教室なんて本当にたくさんある
誰かに雇われているわけでもない
好きでやっているのだから
誰かに評価されるわけでもない
(大きなヨガスタジオではとくに生徒さん集めは大変みたいだ)
何といっても
残念で頭打ちするのは
自分のヨガクラスに
熱意と愛情をもてなくなることだ
これくらい悲しいことはない
 
とはいえ
今朝は朝ヨーガで
ご参加の方とお話していて
ヨーガの効果を感じていらっしゃる方
その方のお話を聞くと
あ〜〜やっぱりヨガのクラスをいていてよかったなぁと思う
 
クラスをすること自体はどちらかというと
本当に好きだと思う
いつもその時にしかないクラスをしている
そこには自信をもてる
 
頭打ちしているからといって
クラス参加者が少ないからといって
しょうもないクラスをしているかといえば
NO!!だ
そうだ!!笑
丁寧にその時
その場所、来てくれた人に
誠心誠意、自分ができることをする
そこでその方々の自身への感度をあげてもらう
 
自分が目的で
自分が手段のヨーガです
 
自分自身に集中すること
それがヨーガです
 
つい最近、NHK
マツコが有働アナウンサーとでていた
AIが提唱する働き方改革 
みたいな題名だったと思うのですが
見ていた方はいらっしゃいますか?
結構面白いなぁと思って編み物しながらみていました
そのときに
 
そんなに収入がなくても仕事に対する「没頭度」が
いかにその人の「幸せ」度をあげるか(だいたいそんな内容でした)
「没頭度」と「幸せ感」満足感が比例するかみたいなくだりが
とても興味深かったです
 
これって「集中」と言ってもいいと思うのですが
それを「没頭」という言葉で表現していることが興味深かったです
アメリカだったかに「没頭」に関するそういった
論文があるのだったか?
すいません、曖昧な記憶で‥
 
ヨーガもまさに自分自身に集中することを目的としています
まさに自分自身に没頭することを目的としていると言って間違いないわけです
自分に没頭するツールとして
一個人を包括して全体に
ヨーガほどに適した経験はないと思う


 
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それで最近ちょうど
この本をもう一度読み直そうと
本棚からだしてきていた
 
 
『ラージャ・ヨーガ』
スワミ・ヴィヴェーカーナンダの本です
 
この日本ヴェーダーンタ協会からの出版の
『カルマ・ヨーガ』『バクティー・ヨーガ』『ギャーナ・ヨーガ』とならんで
4つのヨーガのあり方について提唱した
20世紀を代表するインドの精神的指導者
スワミ・ヴィヴェーカーナンダの書籍となります
スワミは師であるラーマクリシュナを称えて
ラーマクリシュナミッションという教会を立ち上げた方です
(日本の支部が日本ヴェーダーンタ協会です)
 
ヨーガの流派でいえば
アシュタンガヨガとかアイアンガーヨガとかシヴァナンダヨガ
日本だと何々先生がたちあげたいくつかのヨガの流派があります
(というかよく知りません😅)
でこれらは流派であって
ヨーガの種類ではないわけです
ヨーガの種類を四つに分けて伝えたのが
この方ヴィヴェーカーナンダ大師であります
近代ヨーガの父とは
先に書きましたアシュタンガヨガの
創始者パタヴィージョイスの師
またはアイアンガー師の師が
クリシュナマチャリア師なのですが
このことは海外ではめさめさ有名であるらしく
去年だったかにも「聖なる呼吸」で
映画が日本で上映されました
現代のヨーガの流れを作ったという意味では
クリシュナマチャリア師の教えは
底流となっているということは
私もクリシュナマチャリア師の教えの伝道者
日本人の指導者の幸代先生から教えていただきました
それで、
ですね
クリシュナマチャリア師と並んで
日本のヨーガで
意外と全く?くらいに知られていないのが
スワミ・ヴィヴェーカーナンダ師でもあると思います
 
日本に入ってきた現代のヨーガの流れ
(というか流行り)の多くは
西欧からの影響というのが大きいです
(日本独自という意味では実業家である中村天風、
佐保田先生は仏教的ヨーガの流れももちろんありますが)
 
そうして西欧の精神世界において
多大な影響を残したのは
スワミ・ヴィヴェーカーナンダであり

『チャクラ』を書いたリード・ヴィーターなどの
インドの精神世界の土壌で成り立つ
神智学の影響なくしては西欧のヨーガはない
現代のヨーガはない
(チャクラや見えないエネルギーを扱うという点では神智学の影響やユングの関わりも大きいかと)
この本のなかでも
当時の「スピリチュアリズム」についてふれています
(アメリカで講演したことが土台になっている)
 
で、私個人にとっても
ヴィヴェーカーナンダ大師の影響というか
まさに師によって
(もちろん会ったことはございません)
ヨーガに出会い
師によって導かれたヨーガの道があるのです
(このことは何度かブログでも書いてきたことですが)
 
というのも私ははじめて
インドに南インドに行きましたのは
ヨーガを学び出して1年、2008年の5月
今もたいしてのかわりはないのですが
本当にヨーガのことを何も知らずの
アシュラム
(トリヴァンドラムのシヴァナンダヨガ)滞在
その中でアシュラムのおやすみは金曜日
その日の朝早くとてもお安い金額で
オンボロバスでツアーに出る
というので乗り込んだのです
いろんなヒンドューの寺院に参り(今からだとどこに行ったのかわかりません!)
その日の昼遅くに
ある岬に連れて行かれます
ここどこ〜〜?の連続だったのですが
難民船のような船にいつのまにかもみくちゃに
インド人に囲まれて質問攻めにあいながら
ついたのが
あとで知ったのですが(笑)
こちら、ヴィヴェーカーナンダ岩といいまして
ベンガル湾とインド洋とアラビア湾の三つの海がまじわる
岩場で大師が悟りを開いた場所そこに立派な銅像と
オームの音が流れる暗い部屋とブックショップや
セレモニー的な建物が立っているところ
(空海にとっての高野山的な?)
 
そこで私無知ゆえに恐れ多くも
この人誰?
みんなすごく御参りにきてるけど
偉い人?誰?そう
この方ヴィヴェーカーナンダだったのです
そのブックショップで出会った
ヴィヴェーカーナンダのヨーガ大学に
通うインド男性と
またちょうどお話ししていて教えてもらい
教材を一冊購入し
東京からきていた方で日本人のWさんに
(ラーマクリシュナミッションのヨーガを研究するところヴィヴェーカーナンダヨーガ研究財団)
ヨーガ・セラピーなら
日本でもニケタンというところで
勉強できるよと教えてもらい
そこからなんですね
帰ってきて西宮にあるニケタンに通い出し
そのインストラクターコースの教材が
こちらのヨーガシリーズ本だったのです
やっとたどり着きました!!
どうしようかと思いました
(なんでこの話しになったのか?わからなくなっていて)
 
そうニケタン出身の先生のヨーガに
学んでいたわけではなく
インドの
もしくはヴィヴェーカーナンダ岩のお膝元というか
足元に触れて
あの海を見てあの風を感じて冷たい大理石の建物を裸足で踏んで
インド経由で
日本帰ってきてからのヨーガの学びがあったのです
 

 

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読み返せば

自分の原点に立ち戻ります

たかだか自分のヨーガクラスの生徒さんの人数が

伸び悩むことで煩わされていた

自分がふっとびました

ほんま

力をもらいました

やっぱり間違いはないし

ここだと

私の師はヴィヴェーカーナンダ大師です!

(なんどもいいますがもうこちらの世界にはいらっしゃらないです)

 

先ほどつらつらとこの本までの経緯を書きましたが

そうです

なんども導きしてくださっていたのに

私はあほか!!

 

ヨーガと平行するように

学びという点ではハンズオンヒーリングが

どうヨーガと繋がるのかなぁと

その疑問さえ

すでにこの本に書いてありました

 

「プラーナ」のページに

 

めっちゃ書いてあるやん

ばかばか

わたしのばか

いやアホやないわ、賢い!

どっちや(笑)

正解は

とてもアホでもあり等価にひどく賢くもある!(爆笑)

 

ほんまにね〜〜

師はすでに私の道を指し示していたのですよ

同じなのですよ

プラーナを扱うという点では

ヨーガもハンズオンヒーリングも!!

このことは自分にとって

分かれていたと思っていた道が一つにもなり

どうしてこの二つを同時平行で学んでいるのか

よく理解できました

でも昔にはまだ理解できなかったかもしれません

経験です

それは、言葉は経験によって理解されるものですね

 

師の言葉はやはり素晴らしいです

少し難解なくらいにクレバーですが

理解するとこんなにすきっとするかと思うほどに

知力の高い方です

素晴らしい知性と霊性と現実感覚をめさめさ

客観的におもちの方です

ラーマクリシュナが彼にひどく惚れ込んだこと

そうなんです

はじめはスワミジは

ラーマクリシュナに帰依するつもりは全くなかったといいます

でもタクールは彼の絶大な偉大さをすでに

見抜いていたのですね

 

 

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当時は全くの無名の僧侶であった
ヴィヴェーカーナンダは
シカゴで開催された世界宗教会議に出席するために
1893年ボンベイから出発しました
シカゴにむかうまでの船旅で香港から
日本の地にヴィヴェーカーナンダは足をおろしています!!
その後、岡倉天心との出会いもあり
そうしてなんと明治天皇も!
日本へ招待したといいますが
2度目の訪日は
師が他界されたことで実現はしませんでした
 
この本「ラージャ・ヨーガ」は
ご堪能であった英語でご自身が書かれ
生前に出版されているそうです
そうして章立てになっていますが
アメリカで1893年当時
お話しされたことがベースになっています
 
そうして今年で日本にヴィヴェーカーナンダ師が
足をおろされて125年
当時、日本にいたく感銘を受けた師の言葉を
『スワーミー・ヴィヴェーカーナンダと日本』
現、日本ヴェーダーンタ協会のスワーミー・メダサーナンダが
師がこのように後日語ったと記されています
 
「日本では、知識が見事に消化されていて、インドのような消化不良を起こしていないのに気づくだろう。すべてをヨーロッパから取り入れながら、同じ日本人であり続けている。西欧化していない。しかるに我が国では、まるでペストのようにひどい西洋かぶれに陥っている。」
 
「日本人はインドのすべてが偉大だと考え、インドが聖なる土地だと信じている。日本の仏教はセイロンに見られる仏教とまったく異なっていて、ヴェーダーンタと同じだ。肯定的で有神論的仏教であり、セイロンの否定的無神論的仏教ではない。」
 
 
 
 加筆訂正しています