Samahaku-Tea-Room -14ページ目

Samahaku-Tea-Room

ごく普通の日常の記録です。
ほっこりもピンチも、バンザイも涙ぽろりも、あるがままに綴ります。

玄関から入れずにベランダの窓から母の住まいに入った伯母の息子は程なく、「お母さん(伯母)!速く!叔母ちゃん、いかんわ!」と叫んだという。

 

 

とは言え、流石に伯母もベランダから入室する訳にはいかず、

息子を促して玄関を開けて貰い部屋に駆け込んだ。

 

 

母は、ベッドの上で、目を見開いたまま力尽きていた。

ベッドに倒れ込んだという体ではなく、普通に就寝しているような形で横たわっていたという。

 

 

そしてその姿は、医療知識等を持たぬ伯母とその息子の目にも、

もうどうにもならないと分かる様子であったらしい。

 

 

病院でなく自宅で、しかもかかりつけの往診医に看取られながらと言うような形ではなく、全くの孤独死での他界とあれば警察の検視を受けなくてはいけない。

 

 

伯母の息子が警察に電話してくれ、間もなく警察も到着した。

伯母とその息子の願いを聞き届けてくれベランダを貸して下さった、隣人の方も立ち会って下さった中、母は静かに警察の手で運ばれていった。

 

 

これから検視を受け、その死を確定させるために。