北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記 -3ページ目

北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記

1年間をかけて、北半球の主要な国、都市、世界遺産などの旅をした体験を赤裸々に綴る回想記。

 ニューオーリンズからアトランタまで乗ってきたアムトラックのクレセント号は1日1便なので、アトランタで降りたのと同じ時間(午後8時前)に再び乗り込む。
チェックアウト後も宿(ユースホステル)の談話室にずっといれたので、宿でインスタントラーメンとかを作って早めの夕食を済ませてあった。

 もう日が暮れているので車窓から景色を眺めても味気ない。
ニューオーリンズで購入したアーリータイムズがまだ残っているので俺とK君はスナックバーで氷をもらってロックで飲む。
アムトラックの社内で飲むウィスキーは格別だ。
飛行機の機内で飲むのも悪くは無いが、ゆったりとしたスペースや適度な揺れが心地よく酔わせてくれる。ウィスキーを飲むのに最も適した移動手段(乗り物)だと思う。
 正直アトランタに関してはそれまでに行きたいと思った事は無かったので、アメリカ南部を代表する都市とはいえ特に何も期待していなかった。アムトラックのU.S.A.レイルパスが使えるので、とりあえず行っときましょうかぐらいの感じだった。
それでも宿(ユースホステル)では思いがけず久々に大勢の日本人と会話する事ができたし、憧れだったアメリカの球場でのメジャーリーグの試合観戦もできたので、それなりに楽しむことができた。

 ヒューストンで行った絶叫マシンのテーマパークシックス・フラッグス(six flags)がアトランタにもあるので、最終日に行く予定を立てていたのだが、あいにく朝から雨が降っていたので中止にして、ユースホステルの中で日本人旅行者とずっと話をして時間を潰した。

 皮肉にもアメリカの公民権運動の最大の指導者、キング牧師の故郷アトランタで、アメリカの人種問題の根深さを肌で感じてしまった気がした。
 ヴァーシティ(Varsity)はアトランタ近辺にチェーン店を構えるファストフード店。
俺とK君が2度足を運んだのは宿の近くにあるThe Varsity downntown
この店は1928年から続いており世界最大のドライブインを誇る。
メインにはチリドッグやスロードッグ(コールスロー)などのホットドッグ。サイドにはフレンチフライ(ポテト)のほかにオニオンリングス(玉ネギのフライ)やフライドピーチパイなどもある。値段も手頃でどれを食べても結構イケる。
アメリカのファストフード店でこれだけ満足感を得られる店は、そうそうないのではないだろうか。