北半球一周の旅 ・ アメリカ合衆国 | 北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記

北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記

1年間をかけて、北半球の主要な国、都市、世界遺産などの旅をした体験を赤裸々に綴る回想記。

 俺が子供の頃、外国と言えばアメリカだった。小学生ぐらいの時は海外旅行と言えばハワイのフラダンスなんかのイメージが真っ先に思い浮かんだ。中学生になるとアメリカの洋楽(ロック、ポップス)を聞いたり、ハリウッド映画なんかも見るようになり、アメリカへの憧れは募るばかりだった。
テレビとかのマスメディアから伝えられる海外の情報も、圧倒的にアメリカのものが多かったし、俺の世代は食べ物(ファーストフード)とか文化(ジーンズ、コンビニなど)とかもアメリカの影響を強く受けていたので、当然親近感も感じていた。

 成人してから書物などを通して、世界の歴史や文化なども多少学び、ベトナム戦争や湾岸戦争、その背景にあるものなどを知るにつれて、自分の中で徐々に、反米意識みたいなものが大きくなっていった。

 俺達が、シンガポール航空世界一周航空券を利用しての旅を決めてから1ヶ月も経たない2001年9月11日あの事件は起きた。たまたま家でニュースステーションを見ていて、あの映像をライブで見ていたとき、最初何が何だか分からなかった。
その直後からアメリカ国内の警備体制は厳重になり、アメリカへの観光客は激減した。

 俺とK君に迷いは無かった。シンガポール航空世界一周航空券のサンフランシスコとニューヨークは決まっていて動かせない。最初に決めたルートのまま行くぞ。バックパッカーが避けがちなアメリカ合衆国もとことん見てやるぞ。