北半球一周の旅 ・ 最後のお勤め | 北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記

北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記

1年間をかけて、北半球の主要な国、都市、世界遺産などの旅をした体験を赤裸々に綴る回想記。

 2002年1月某日。日本出発まであと4日。
正月明けからこの日まで、猛烈に忙しい日々だった。
平日は朝9時から夜9時まで、仕事に追われた。
休日は旅の打ち合わせ、その他バックパックの購入とか各種チケットの購入、旅行保険、ユースホステル会員の加入などがあり、夜には友人との飲み会もあった。
この日は仕事の最終日で、最後の引継ぎも無事終了し、定時の18時に上がれる。

 最初50人ぐらいいた営業の派遣社員も、どんどん人員削減(クビ)になって、すでに20人を切っていた。自分の意思で辞めるのは、俺が最初だったためか、社員も含め40人以上の前で挨拶をさせられた。予期してなかったので焦った。
みんなの前でまた、父親が病気で倒れたので実家に帰るという、俺の作り話を披露しなくてはならなかったので、とても心苦しかった。

 このあと、懇意にしていた派遣社員2名(一人は還暦前後のおばさん、一人は30代の男性)と、もう一人、すでに辞めている30代男性から、送別会に招かれた。中華料理屋でご馳走になった。おばさんが帰られた後に、耐え切れなくなって、K君と世界旅行に行くことを告白した。(二人ともK君とは面識があり、K君がすでに会社を辞めて海外旅行に行くことは知っていた)
肩の荷が下りた。どうしても会社の上司には、ばれたくなかったので、職場の友人にも隠していたことに、物凄い罪悪感を感じていたのだろう。