北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記

北半球一周の旅 2002年 1年間 回想記

1年間をかけて、北半球の主要な国、都市、世界遺産などの旅をした体験を赤裸々に綴る回想記。

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 スミソニアン協会博物館群の観光の二日目は国立アメリカ歴史博物館(National Museum of American History)と国立自然史博物館(National Museum of Natural History)に足を運んだ。

 アメリカ歴史博物館にはアメリカ合衆国の歴史や文化に関する作品や展示品などがある。

 自然史博物館は俺がスミソニアンの中で最も楽しみにしていた博物館だ。スミソニアンで最も古い博物館で収蔵されるコレクションの数もスミソニアン全体の中でも圧倒的に多く、世界最大の博物館だ。
見逃してはならないのは化石のコーナーで、世界最古の化石や、植物の化石、哺乳類の化石などもあるが、やはりなんと言ってもステゴザウルスやトリケラトプスなどの恐竜の化石が圧巻だ。
また1階には哺乳類ファミリー・ホールがあり、動物園とは別の視点で剥製の動物をマ
間近で見ることができる。
45,5カラットのブルー・ダイヤモンド、ホープダイヤモンド(Hope Diamond)も必見だ。「呪いの宝石」として有名で9世紀頃にインドで農夫に発見されてから多くの伝説を残してきたダイヤモンドだ。
その他にも世界最大のルビーやサファイア・ダイヤモンドなども展示されている。
自然科学好きにとっては何時間いても飽きることの無い博物館だ。
 スミソニアン協会博物館群の観光の初日は国立航空宇宙博物館(Natinal Air and Space Museum)とフリーアギャラリー(Freer Gallery of Art)の2つの博物館を訪れる事にした。
2010年1月現在スミソニアン協会には19の博物館&美術館と動物園が属している。全部見ようと思ったら最低でも一週間はなくては見切れないので、限られた滞在の場合は事前に訪問する所を決めておく必要がある。

 国立航空宇宙博物館には航空機と宇宙船に関連した収集物が展示されている。
是非見ておきたいのがライト兄弟が世界で初めての有人動力飛行に成功したライトフライヤー号(Wright Flyer)。
また触ることもできる月の石の標本や、人類が初めて月面に着陸した際のアポロ11号の指令船も展示されている。

 フリーアギャラリーにはアメリカの美術品だけでなく、日本を含む中国やインドなどの東洋美術の作品も数多く展示されている。
 インド料理屋で胃袋を充分に満たしたので、キャピトルヒル界隈を観光。
テレビや映画でも目にした事のある国会議事堂(連邦議会議事堂)はワシントンDCを代表する建造物だ。平日毎朝配布している整理券をもらえば建物内を見学できるらしいが時間の関係で外観を眺めるだけにした。隣接する最高裁判所、議会図書館の内部に入って見学する。
ワシントンDCでの観光は、基本入場料がかからないのが嬉しい。

 翌日からのスミソニアン協会博物館群での観光に備え、早めに宿に戻ってガイドブックのコピーを見ながら、訪問する場所や順番などを予習する。