76. ゴフリラ― モデル パーフリング(表板) | ヴァイオリン製作家 大久保 治のブログ

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自作弦楽器製作について、楽器、工房での仕事中心に書いています。

 

 表板のシェイプ、エッジの厚み など パーフリングを入れる場所のクリーニングも終わったので 早速 パーフリングカッターで 卦がいていきます。

 

 

 パーフリングの溝も掘り終わりましたので、 パーフリング材を実際埋め込んでみます。 最初はC部の幅いっぱいにぴっちりの長さで はめ込んでみます。 この後合わせ目の角度にのみで先端をカットして この左から来る(アッパーバウツのパーフリング)のが入る隙間を作ります。

 

 

 で、 接着前に 合わせ目がぴったりに合うように もう片方もカットしてどんな具合かチェックします。 良ければC部の下側(ロワーバウツのつの)も同じように合わせ目を合わせます?(笑)

 

 

 はい、 全てのパーフリングが はまりましたので これから ニカワを入れて接着作業に入ります。 まず・・・

 

 

 C部のパーフリング材だけを そっと抜きます。 溝を水で濡らしたら ニカワをスポイトで入れて パーフリングを戻します。

 

 

 プラハンマーで叩いて 接着です。 間髪入れず この左右のパーフリングも抜いてニカワを入れて戻す 作業をします。

 唯一気をつけることは つのの合わせ目がぴったりになる様な位置で接着する事です。

 

 

 抜いて、戻す・・・。

 

 

 ぐるっと1周 入れ終わりました。