出発前夜の晩餐
もともとすかすかの冷蔵庫、
ミルクと、ヨーグルトと、ワインと、チョコレートと、バナナとグレープ、
それに納豆くらいしかありません。
出発前日ともなると、さらに寂しくなって、
あまっているヨーグルトに、バナナに、くらい。
おでかけの朝食を食べてしまうと、
空っぽ。
ゴミを残しておけば、ミイラになっちゃうか、キノコが生えちゃうか、
なので、食材はちょうど使い切れるようにそろりそろり微調整。
前夜の夕食も、
もうオウチで作りません。
外食の口実はあるから、
美味しいお店選びが楽しみ。
うなぎも食べていないし、焼肉もたべていないし、ラーメンも食べてない。
なににしようかなあ、
とひとり恍惚の世界。
一番近いお店、で決定。
焼き鳥の名店”鳥繁”です。
前回はKIKIとママと、も一緒。
数カ月ぶりのお店ののれんをくぐると、この雰囲気。
もくもく煙幕の向うで塩振りをするご主人、シンちゃん、
画になります。
むかしのお値段の記憶からすればずいぶんどんどん値段は上がってきていて、
コースは3600円くらい。
つきだしに、サラダに、焼鳥10本に、スープに、のお値段です。
ちょっとお酒も頂いたので、この日のお勘定は5000円。
贅沢な夕ご飯だけど、
33ドルくらい、と思えば、
なんともすごいコスパです。
忘れ物するとタイヘン
出がけにKIKIとおしゃべり。
明日会えるね
モニターのむこうのKIKI、こぼれんばかりのにこにこ。
「おともだちとセレブレーションのレイ、300ほんつくったの」
すごーい。
ちゃんとセンテンスで言えるようになったし。
それに、
「こんやはエクリプスだよ ほら」
KIKI窓からタブレットを空に向けて、パパに見せてくれます。
曇りがちだったらしいホノルルの夜空、
この時だけ、欠けたお月さまが浮かび上がります。
しばらく東京を離れる度のおきまりで、
エアコンを消して、灯りを落とし、戸締りしてしまうと、薄暗いお部屋はひっそり。
時々ころっと忘れ物、
今回も帰ってきたら、お魚ロースターの中になにやらからっからの物体。
よく見ると、おネギ?
焼きネギをつくって忘れちゃったのかも。
炊飯器にのこったゴハンがミイラになっていたこともありました。
いつまでたっても失敗のなくならないKIKIファミリー、
今回は大丈夫かなあ。
なぜ、これがひっかかる?
重たいスーツケースには、もちろん”HEAVY”のタグがぺたり。
お米も入れたら32kGを超えそうだったので、
急遽、機内持ち込みのキャリーバッグに入れ替え。
もともとどっさり書類満載のキャリーバッグは、とんでもない重さになり、
小さいのに20Kg!
機内のストアビンに持ち上げられない
重たいからといって、セキュリティでひっかかることはないから、
まあいいか。
と思っていたら、
ひっかかかった
なかなかレーンに流れてこないと思ったら、
スキャナーの出口から、さようなら~
脇道レーンに移されてしまいます。
「これ 誰のお荷物ですかあ」
どっきん
お米は良いとしても、何気なくイケナイものを入れちゃっていた??
アタマの中は、あーじゃないこーじゃない、とぐるぐる記憶が駆け回ります。
スタッフのお兄さん、
「開けて見せて頂いていいですか」
とんでもないものが出てきませんように・・
「これは?」
どう見てもお米。
「なにかまずいですか」
何を言い渡されるのかばくばく。
ところが、
どうやらスキャナーがお米のパウチを液体物と認識したらしい、
というオチ。
巡り会えた待望のネタ
悪いことはしていなくても、
税関だの、入国審査だの、でひっかかちゃうと
心臓に悪いんですけど。
でもお咎めなしで、ほっと一息。
実は出がけギリギリに、なんだか気の重い連絡が重なって、
ちょっと凹んでいたから、
泣きっ面にハチか、とどんよりしたけど、
踏みとどまりました。
その贖いなのか、
ラウンジのお寿司バーのネタが、”本鮪の中トロ”
それに”さより”
大好きだけど、いままでは外ればっかりで、
やっと巡り会えてハッピー。
そこそこ嬉しい旅の始まりです。
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