スペシャルオリンピックス・ハワイ州大会 やらかしました | KIKIとウインドサーフィンとハワイ移住のブログ

KIKIとウインドサーフィンとハワイ移住のブログ

ウインドサーファーとして夢見ていたハワイでの長期滞在
KIKIの誕生で思わぬきっかけが舞い降りてきました
米国の教育を受けさせることを心に決め、ハワイ移住
家族、仕事、療育・・乗り越えなくてはならない障壁は
多くその試行錯誤を綴っていきます

イベントバナー

 

 

 

 

スペシャルオリンピックス・ハワイのサマーゲーム、

ハワイ州大会、当日になりました。

開会式は10時から、

と、だけ分かっていても、どこに集合するのかさっぱりで、まごまご。

各チームごとに入場行進らしい、

あやふや情報しかありません。

 

アリーファミリーを見つけて一安心。

チームに合流成功。

始まる前から大汗です。

 

 

 

 

 

 

州大会参加はKIKIは2回目。

初回は、日本出張中でKIKIの活躍ぶりを遠くから見ました。

やっとチームKIKI、勢ぞろい。

同じ州大会でも、

前回は、パンデミック前の開催、それにKIKIはどれも初心者のディビジョンのレース、

がらりと変わっています。

 

入院する重篤な症状の患者は減ったと言ってもハワイはまだまだパンデミックの真っ最中、

開催種目、ネイバーアイランドからの参加者が大きく減りました。

それでも、

ハワイ島や、カウアイ島や、もちろんオアフ島は各地区から、

この日に向けていっぱい練習した選手たち、

晴れ晴れしくハワイ大学マノア校のチンフィールドを闊歩します。

 

 

 

 

 

 

チャントが響き、

国歌斉唱、そして州歌斉唱、

厳かに始まった開会式。

賑やかなノイズで、みんなびっくり。

聞こえてきたフィールドの向こう側にみんなの視線が向くと、

そこにはポリスのバイクがずらり。

 

やがて、見えてきたトーチランの炎。

スペシャルオリンピックス・ハワイの聖火リレーは、

ホノルル警察のオフィサーたちが連綿とつなぎます。

日頃からファンドレイジングなどでも警察官が寄り添ってくれていたけど、

行進してきたトーチランの参加者の多さにびっくり。

 

人手不足と言われるホノルル警察、

きっとこの日は、警察署ががらがらかも。

 

 

 

 

 

 

トーチの灯は、

聖火台のたもとからするすると上り、てっぺんに赤々とした炎が立ち上り、

2日間、様々な競技を照らします。

 

スペシャルオリンピックスを支えてくれる多くの企業や団体、

それに審判団やボランティア、

そしてホノルル警察、

会場を提供してくれているハワイ大学、

本当に多くの厚意と奉仕に支えられて、州大会が実現しています。

 

開会式だけでもすでに胸いっぱい。

これから、いっぱいばくばくするのに、

心臓大丈夫かな。

 

 

 

 

 

 

水泳競技会場は、オアフ島大会と同じ、

デュークカハナモク・アクアティックスコンプレックス。

2日間にわたり競われるレースは33種目、

ヒート数にすると、大変な過密大会です。

 

ちょっと悔しかった地区大会から、KIKIは連日スイミング。

KIKIの背中は水着跡がくっきり。

それに気のせいか肩幅も広くなりました。

後姿は逞しく見え、

ばくばくは、ママとパパだけかな。

 

 

 

 

 

 

のんきな予想を打ち砕く、出だしからの大問題。

多くのレースはこの25m×25m、最深5mのダイビングプールです。

ウォームアップのラップスイミングをみんなが一斉に泳ぎ始め、

KIKIもドボン。

ところが、

途端に怯えて逃げ出そうとします。

 

どうしたの

 

ううん、やんない

 

やんない? スイミングしないの

 

あまりの深さにすっかり縮み上がりました。

こうなると頑ななKIKI、

何を言ってもシャットダウン。

お顔は蒼白です。

打つ手なし、こんな事態が待っているとは・・

 

途方にくれたKIKIを救ってくれたのは、チームメイトのアリー。

何回も何回も、

 

だいじょうぶ 一緒におよごう

 

根気強く促してくれ、KIKIやっと気持ちが落ち着きました。

 

 

 

 

 

 

KIKIの気持ちがさらに暖かくなったのは、

駆けつけてくれた応援団のおかげ。

 

エレメンタリースクールの担任、ミズ・Rそれにセラピストのミズ・ケイハウ、

大きな手作りサインを携えて大声援。

アレックスと、アレックスママも応援に来ました。

そして、

通い続けている公園プールのライフガード、

ケイコ先生とリエ先生も水泳部のお嬢ちゃんを引き連れて、足を運んでくれ、

それは賑やかになりました。

 

声援に押されたKIKI、

まずは、50ヤードフリースタイルの予選。

強張ってしまい、すっかりタイムを落としているフリースタイル、

のびのび泳げるかな。

 

 

 

 

 

 

スタート!

のんびりしていたストローク、

この日はあきらかにピッチが上がり、

そして課題だった手のこわばりも、緩んでキャッチが遠くに伸びます。

 

予選1位通過。

その滑り出しにホッっとします。

 

 

 

 

 

 

2種目目はいきなりの決勝種目。

チームの期待を背負って、平泳ぎ100ヤードに抜擢。

悩みが多くなってしまった平泳ぎだけど、

もともとは得意種目、

体力がついてきて、挑める種目です。

 

ばくばくしながら見守っていたレース、

KIKI見事泳ぎ切り、男子についでの2位。

実力は出し切りました。

そう喜んでいたら、

なんと失格・・

ターンでのタッチが片手だけと判定され、

無念の結果に終わりました。

 

 

 

 

 

 

やらかしてしまったKIKI、

次の種目は、

メドレーリレーの第二泳者として同じく平泳ぎ。

失敗すれば、4人のチームメンバーが落胆します。

実は、この種目、

前回のオアフ島大会では、KIKIたちチームダックが圧倒的差で快進撃、

ところが、あろうことか泳者の順番間違えという痛恨のミス。

涙を呑んだ種目。

今回、それぞれが持ち場を全うすることが最大の目標。

結果にもつながります。

 

アリーのバックストロークを引き継いだKIKI、

もちろんフライングなし、

そしてタッチも両手を揃えました。

あとはバタフライのカイリー、

そしてフリースタイルのキアナ、

実力あるメンバーに任せます。

 

 

 

 

 

 

力を出し切った4人、

それぞれの想いは、ようやくゴールドメダルで報われました。

失格してまだ参加賞しか手にしていなかったKIKIは、

もう有頂天。

なにより、チームメイトと一緒に喜べます。

 

自分の力を出せれば実力相応の順位が与えられます。

分かっているけど、なかなか全力を出し切るのは難しいのがスポーツ。

みんなは、雪辱してほっと、

そんな表情です。

 

第一日は、50ヤード平泳ぎの予選も泳いだKIKI、

長い一日になりました。

 

 

 

 

 

 

今日、2日目、

初日に怯えて震えたKIKIとは別人。

決勝2種目を戦うココロ構えは大丈夫みたい。

 

 

 

 

 

 

朝のウォームアップラップスイミング、

同じレーンで、4人がぐるぐる。

以前なら正面衝突しかねなかったKIKIも、

チームメイトと水面をシェアして悠然と泳げます。

 

一旦、プールから上がったKIKI、

すっかり場慣れしてきて、ちょっと安心。

のはずが、

声をかけても下を向いて返事しません。

 

胸騒ぎし始めます。

KIKIのお顔をのぞき込むと、

ぽろ、と大粒のなみだ。

それからしばらく、パパのTシャツに顔をうずめて泣きました。

 

か細いKIKIの魂、

不安がいっぱいで耐えていました。

いっぱいぽろぽろして、Tシャツでおはなを拭いたKIKI、

少し気が晴れました。

 

楽しんで泳いでおいで

 

 

 

 

 

 

最初の決勝は、

50ヤードフリースタイル、

昨日の予選のタイム順で、3ヒート。

上位に入ったKIKIたちが3ヒート目。

 

KIKIスイッチが入りました。

前半は、ストロークごとに差を開き、順調にターン。

後半疲れてピッチが落ちたけど、

そのKIKIに届いたのが、

ママのモーレツな声援。

ミズ・Rたちが残してくれたサインも目に入りました。

約束通り、残り5ヤードのコースブイを見たKIKI、

ピッチを再び上げて、

トップでフィニッシュ。

 

 

 

 

 

 

怯えて逃げ出しそうになっていたKIKIを支えてくれたアリーが銀メダル。

KIKIは恩返しにもなる2つ目の金メダル。

アリーというチームメイトあってのこの大会。

二人そろっての表彰台は嬉しいね。

 

波に乗るKIKI、

残すは50ヤード平泳ぎの決勝だけ。

逞しさもちらりと見せて、

ずいぶん安定感がでてきました。

 

泣いても笑ってももう最後のヒート。

有終の美を飾って、にこにこできますように。

 

 

 

 

 

 

チームダックでは中級グループのKIKI、

決勝は、上級グループのシドニーたちとの戦い。

胸を借ります。

 

スタートのドルフィンキック、

そして一かきしてのストリームライン、

練習してきた一つ一つを確かめるようなKIKIの泳ぎ。

先頭に食い下がります。

 

ピッチがなかなか上がらないのが気がかり、

後半頑張れるかな、

とおもった瞬間。

 

えっ!

 

平泳ぎのターンで前日は失格。

反省会では、KIKIが何度も悔しいといったミス。

それなのに、まさにそのターン、

両手でサイドパネル触った??

 

 

 

 

 

 

いつもいつもKIKIに親身な指導を続けてくれていたチームダック、

ヘッドコーチのデニス、そしてコーチのマシューズ。

KIKI、もう一つ、メダルを加えて、

金メダル2つ、銀メダル1つ、

をコーチに報告して、この大会を終えました。

 

50ヤード平泳ぎの審判の判断はクオリファイド。

頑張ってきたKIKIに、おまけかな。

オアフ島大会では明らかにトップ先着だったのに50ヤードフリースタイルでは、2位。

いろいろあります。

 

またもやいろいろ勃発したけど、

KIKI間違いなく全力を尽くしました。

その結果もちゃんとついてきました。

それよりも、

チームメイトと力を合わせ、助け合い、そして競ったこの大会。

感謝いっぱいです。

順位以上の素晴らしい機会となりました。

 

 

 

 

Youtube”KIKI Movie”も登録してね

 

 

 

 

イベントバナー

 

 

 

 
 
 
 

KIKIとウインドサーフィンとハワイのブログ ← これも ポチっとしてね

 

 

↓ 一日一回 ポチッ と押していただけると嬉しいです

にほんブログ村 子育てブログ ダウン症児育児へ にほんブログ村 海外生活ブログ ハワイ情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村

 

 

読者登録していただけると励みになります音譜

どうぞよろしくお願いします

 

読者登録してね

 

 

みんなありがとう 読者が2500名を超えました クラッカー