コーチが震え上がったこと | KIKIとウインドサーフィンとハワイ移住のブログ

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ウインドサーファーとして夢見ていたハワイでの長期滞在
KIKIの誕生で思わぬきっかけが舞い降りてきました
米国の教育を受けさせることを心に決め、ハワイ移住
家族、仕事、療育・・乗り越えなくてはならない障壁は
多くその試行錯誤を綴っていきます

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荒れ模様のお天気が続いた年末、そして年始。

その間も、KIKIは毎週2回のパドルクラブでトレーニング。

 

盛大に降り続く雨で、

ホノルルじゅう水浸し。

せっかく舗装しなおした道路にも、ぼこっ。

あっという間に出来上がるのは嬉しいけど、きっと路床の施工がいい加減で、

大雨が降ると穴が開きます。

 

視界が途切れるくらいの降りっぷりだから、

海面にもでられません。

 

 

 

 

 

 

ハワイヨットクラブに係留されるボートもびしゃびしゃ、

クラブハウスの前庭のガーデンファニチャーにも音を立てて、大きな雨粒がはじけます。

 

コーチ、空を見上げて、

雲の切れ間のないことを確認すると、おしゃべりを始めます。

 

ボクは、ボートで暮らしてる

大きなボートのスキッパーだ

こうやってパドリングのコーチもしているし

なんでもかんでも、海のそばで仕事したり、息したり

セイリングが大好きだからね

さあ、じゃKIKI、自分のことおしえて

 

KIKI、ちゃんと答えられません

 

子どもたちがそれぞれ、答えてしまうと、もう一回KIKIの順番。

パパを振り返って、

 

そこにいるのはDad

 

KIKI、そんな答え。

答えにはなっていないけど、コーチ分かったみたい。

 

ボクは海が好きだけど、KIKIはDadが好きなんだね

 

 

 

 

 

 

子どもたちのトレーニング場所は、わずかな空間。

クラブハウスの軒下でウォームアップ。

 

そのうち、いろいろなパドルを並べて、

 

これはカヤックでつかうダブルブレード

こっちはOC用、このクラブのはOC-1で一人乗り

これはカナディアン、こうして片足を立てて漕ぐよ

 

それぞれのパドルのパドリング技術の練習。

チェンジングストロークはリズム良く、みんなで声と手を揃えます。

KIKIもちゃんとフォローします。

地道な時間だけど、みんな真剣。

 

そして、

今週は晴れました。

 

 

 

 

 

 

この日はコーチは、シェリー。

オリンピアンのヘッドコーチです。

KIKIの姿を認めて、嬉しそう。

 

ウォームアップが始まると、

シェリーは、サーキットトレーニングの組み立てを子どもたちに伝えるけど、

一回だけ説明して、

さあスタート。

KIKIは、やっぱりおたおた。

最初のプログラムのバイクマシンに、よじ登れず、

またがったのはいいけど、足が届きません。

ようやく片足で蹴って回りだしたペダルに、逆の足を突き飛ばされて、

悪戦苦闘。

ろくにペダリングもできないうちに、

 

はい こうたーい

 

シェリーが次のプログラムに移るよう指示。

KIKIは転がり落ちるようにバイクマシンを降りると、

プッシュアップ開始。

これは全然できません。

どれもこれもそんな調子。

シェリーはその様子を分かっているけど、KIKI一人で頑張るように促します。

 

 

 

 

 

 

カヤックの出艇も、子どもたち任せ。

KIKIも見よう見まね。

ポンツーンと係留されているボートの狭い水路を、

ボートと接触しないように、パドルするのはちょっと大変。

もちろん海面に出ても、

 

スタート位置に集まれー

 

艇をぶつけちゃダメー

 

KIKIの特別扱いは全くありません。

 

Way to go!

 

子どもたち、いっせいにパドリング。

桟橋の突き当り、

カハナモクラグーン方向に向かって、すーいすーい。

 

 

 

 

 

 

というほど、順調でもなく、

カヤックの舳先は、あっちを向いたり、こっちを向いたり。

悪戦苦闘しているのは、KIKIだけでもありません。

子どもたちのカヤックはくるくる、

まっすぐ進ませるパドリングは難しそう。

 

やがて、そのカヤックのKIKIは遠ざかり、もう豆粒くらい。

時折、風に運ばれたシェリーの声が届くけど、

姿は見えません。

 

ずっとスイミングを続けているKIKI。

お水は怖くないし、

SUPで沖に出てもへいちゃら。

海水でも、SUPから飛び込んで泳ぎだします。

カヤックで遊んで、

きっとその楽しさも分かります。

パドリングを覚え、それにボードの上で立てるようになれば、

いつかSUPで、一緒に遊べるようになるかも。

 

 

 

 

 

 

もう一つ、このクラブで覚えることがあります。

 

殿(しんがり)でポンツーンに向かうKIKI、

ちょっとよたよたしているけど、一人漕ぎ進みます。

ようやく、帰着。

ちゃんとポンツーンに向かって方向転換、

上手に横付けできました。

 

この後、

KIKIは思ってもみない事態に遭遇。

 

お尻から滑り込んでカヤックに乗り込めたKIKI、

今度は艇を降りようとして、困りました。

パドルで艇がポンツーンから離れるのを押さえてから、

中腰になって、素早く片足をポンツーンに乗せる、

と言うのは簡単だけど、

KIKIにはすごく難関。

 

やがて、KIKI意を決して、

突然、ドボンアセアセ

 

少し離れた艇庫の前でその様子を見たシェリー、

顔色が変わりました

 

Dangerous!

 

 

 

 

 

 

Watch outでもなく、

Be carefulでもなく、

そんな言葉を聞いたのは初めて。

 

KIKI、懸命にポンツーンに這い上がります。

隣のポンツーンから駆け寄って引き上げてあげると、

なんとそのすぐ足元を巨大な怪しげな魚影。

 

シェリーは、オコゼか、カサゴか、と大慌て。

見た目は不細工の上に、背中に針がずらり。

ポンツーンにあがって、大きな奇怪な魚を見たKIKI、

息をのみます。

 

針が横に並んでいるところを見ると、

イシガキフグみたい。

それでも不用意に近づいたり、触れたりすれば、

指をかみ切るくらいのすごい歯が危険です。

 

 

 

 

 

 

ヘッドコーチの大声での注意に、

びっくりしたKIKI。

凹みました。

 

カヤックからポンツーンには、ドボンしないで降りられるように練習しようね


シェリーが寄ってきました。

KIKIの予想外の行動で、青ざめたシェリーだけど、

頑張ったパドリングをほめてくれます。

こわばったKIKIの表情も緩みました。

 

危険を排除するのもコーチの役目、

シェリーそれにアシスタントのコーチは、自動膨張ライフベストを装着しています。

万が一の備えだけど、

海の怖い一面も知り尽くしているシェリー、

楽しさと一緒に注意深さも伝えます。

 

あー、びっくりした

 

は、KIKIもパパも一緒。

海には、本当に多種多様な生き物がいっぱい。

人間の闖入に驚き、攻撃する生き物も一緒に暮らします。

それにうねりや潮流や干満や風や、

ボっー、として気象に注意を払わないと命にかかわります。

KIKI、また一つ勉強になりました。

 

 

 

 

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