東京を後にする当日、そんな時に限って予定がどんどん入ります。
朝一番、久しぶりに来宅してくれたのは、ハウスメーカーの営業担当エルちゃん。
あれ、もしかして
５カ月目の赤ちゃんが宿っているお腹がちょっと大きくなっていました。
来年、産休はハワイに行くつもりなんです
それにしても３年会わなかったらキミちゃんこんなに大きくなっちゃったんですね
時間の重さを感じます
なんて話題でおしゃべりは続き、
次の予定でKIKIパパは中座、この日はバタバタです。
税務署の門が開くと同時に源泉税の納付書を受け付けてもらい、
帰ったらエルちゃんの訪問、
そしてオフィスに向かいます。
外苑前のオフィスから、六本木ヒルズに入るグランドハイアットに移動してパワーランチ、
びっくりしたのは、バフェだったこと。
マスクして消毒して手袋して、というルール。
でも、うきうきしている若いカップルが、おいしそうなお料理を前に
大はしゃぎの会話を止める術はたぶんありません。
電車に飛び乗ったのは、予定よりちょっと滑ってしまい午後４時前、
午後９時出発と言うのに、慌てます。
オウチから、羽田空港第３ターミナルまで、かかっても５０分くらい。
ちょっとした企みのための早出、
結局、お仕事で押しました。
念願のリアルな電車に乗れたKIKI、
嬉しさも半分くらい。
そもそも乗り降りがチャレンジ、
もたもたできないし、重荷を抱えています。
スーツケース４つと一緒の移動。
タイヘン。
KIKIの手は、猫の手よりはマシかな、
期待したけど、期待外れ。
押すだけと言っても、段差や傾斜では大きなスーツケースを制御できません。
大きなスーツケースを２つはママ、
残り２つをパパ、
乗り換えが２回、その度に大騒ぎだし、構内を移動するのも障害物だらけ、
ママ、京急線にやっと乗った頃には、
燃え尽き・・
合計７つになったスーツケースとダンボール箱、
３つは空港までの宅配で先送り、
残りをわさわさ３人で運ぶはずが、２人であっぷあっぷ。
おまけに、KIKIもほぼお荷物。
気を付けていないと、もれなく迷子になります。
空港に着く頃にはへとへと。
ともあれ、
先送りした荷物も合わせて無事チェックインができました。
チェックインでは、米国政府への宣誓書を提出、
ＰＣＲ検査の陰性証明書の提示も求められます。
この手順は、”アメリカ”入国に必要。
チェックインが終われば、
”ハワイ州”への渡航に必要なルーティン、プリクリアランス手続きです。
必要な書類は、
ＰＣＲ検査陰性証明書、
パスポート、
搭乗券、
航空会社が書類を確認して、”Ｓａｆｅ Ｔｒａｖｅｌｓ Ｈａｗａｉｉ"に登録、
この時点で、個人で入力していた”Ｓａｆｅ Ｔｒａｖｅｌｓ Ｈａｗａｉｉ”の今回のＴＲＩＰ情報が、
事前審査済み、として更新されます。
その場で”Ｓａｆｅ Ｔｒａｖｅｌｓ Ｈａｗａｉｉ”で結果を確認、
必要なのは、このスクリーンショット。
搭乗券にも、スタンプがぺたり、
これでハワイ側の検疫手続きはほぼ免除、です。
さあ、いくよ
ヒコーキのポーズ、
たとえエアーシックというハードルが待ち受けても、
これからのハワイ行きにわくわくしているKIKI、
自主隔離も経験して、日本がちょっと窮屈だったのかな。
ハワイいくね
何度もつぶやきます。
その手前にはちょっとお楽しみ。
KIKI、1年半ぶりの羽田空港のラウンジ、すごく気になります。
パパの行き来のたびに、
ラウンジにいったの？ラウンジでなにをたべたの？
が、KIKIの関心事。
ホノルルのラウンジは、がっかりだったから、余計に期待が膨らみます。
一方、パパの思惑は撃沈。
やっぱり免税店は午後５時きっかりに閉店、
チェックイン、プリクリアランスに思った以上に時間がかかり、
出国手続きが終わってコンコースに出たのは午後５時１５分、
シャッターがぎーっ、と下りきったところでした。
うまくいきません。
免税店に振られたのに、こんなに早く空港にきちゃってどうしたものやら。
KIKIにとっては大事な時間です。
エアーシックで苦しむKIKI、
ヒコーキの中では原則飲まず食わず。
それに搭乗前の飲食も最小限、１時間以上前に絶食が始まります。
でもKIKI、ラウンジでのお食事が大好き、
ヒコーキに乗っている間の禁欲時間の憂さを晴らせます。
それに羽田空港には”鮨 鶴亭”、お寿司食べられるよ、
そんな話に、瞳の中にはきらきら星マーク。
じゃ、早めにラウンジに入って、お食事頂こう
というのが、もう一つの目的。
パスタプレートを頼んで、
和御膳も頼んで、
そして待望の一皿。
そう言えば昨日のお寿司だったような。
毎日でもおいしいお寿司なら食べられます。
KIKIがずーっと夢みていた、ラウンジでの豊かな時間、
ちゃんと実現できました。
搭乗時間、ずいぶん前までに好きなだけ頂いたKIKI、
思い残すことなくエアーシックと戦えます。
いざヒコーキに搭乗しようとして、びっくり。
暗くなっていた免税店の広々とした空間、
なぜか煌々とした照明。
それに人の気配も動きます。
不思議、
すでに午後５時でシャッターは閉まり、スタッフは退出しています。
営業しているのですか？
なんと、この日トライアルで午後７時から２時間だけ臨時営業、
初めての試み、という説明。
幸運でした。
これでお目当てのお買い物も完了。
いつもロクでもないトラブルばかりの旅路、
女子たちと一緒で、天も手加減してくれているのかな。
残る試練は、KIKIのエアーシック。
ホノルルからの往路ではひどい目にあった道中だったけど、
この帰路は、
順調な滑り出し、定刻に機体はブリッジを離れました。
エコノミークラスは７～８割の搭乗率、
前後左右、空席はほとんどありません。
KIKIの様子を見ながら、お仕事。
やがて、KIKIは ｚｚｚ
もちろん飲まず食わず。
そのKIKIが目覚めたのは、ホノルルまであと２時間ほどの上空。
お気に入りの”ＦＲＯＺＥＮ”を見て、歌ったり、セリフを真似したり、といった様子。
順調すぎる夜間飛行、
ジュースでも飲んでみる？
異変はその直後、
咳がでました。
これが予兆。
ママはすかさず、手製のエチケット袋を用意して、KIKI自身にも持たせます。
そして、間髪を容れず、
KIKIが咽って、
きらきら
ママはKIKIを立ち直らせるために、香り作戦。
調合したエッセンスオイルで、KIKIのむかむかを鎮めます。
KIKIも気をしっかり保って、落ち着きました。
いつも1時間以上苦しむKIKI、
この日は１０分ほどで回復、成長を見せました。
ダニエル・Ｋ・イノウエ空港での入国手続き、
また少し変わりました。
ずらりと並んでいたキオスク、
すべて撤去されています。
その代わり、税関申告に関わる質問は入国管理の係官が逐一質問、
質問項目はかなり増えています。
いつもグローバルエントリーで入国手続きしていたKIKIパパ、
久しぶりの通常の入国審査だったので、キオスクの撤去は少し旧聞かもしれません。
バゲッジクレームへの移動、
荷物のピックアップした後のポリスたちのスクリーニング光景は今まで通り。
KIKIファミリー、荷物を山と積んでの税関通過、
当たり前だけど、呼び止められます。
これも想定以内。
用意したスーツケースごとの内容リスト。
この効果は絶大、
もごもごしていれば、はいこっち、と検査台にご招待、が待っています。
検疫も、プリクリアランスを終えていれば、
手順は免除。
搭乗券に押されたスタンプを見せるだけ。
らくちんです。
ターミナル前でピックアップしてくれたルークさん、
ぴかぴかのクライスラーのミニバスに手際よく積み込むます。
こんな大荷物でも余裕のスペース、
らくちん過ぎて申し訳ないくらい。
ルークさん、本当にありがとう！
再び、ホノルル暮らしに戻ります。
窓からの光景は、
変わらず素晴らしい海と空。
夕景になってますます街は輝きます。
今日は大荷物の開梱で明け暮れ、
気が付けば、IBMビルはレインボウ色に染まりました。
ああ、そうか
プライドウィークなんだ
すっかりツーリズムが息を吹き返したハワイ、
７月８日からは、いよいよ渡航前ＰＣＲ検査の免除も始まります。
１年半を経て、本格的な正常化に突入です。
明日からは、
またまた予定がいっぱいのKIKIファミリー、
これから、お伝えするハワイの空気、お楽しみに。
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