慌ただしかったホノルル滞在
友人たちから
KIKIの誕生日祝いに来たんでしょ
日程が予定から短くなったけど
そんな感じです
KIKIは９歳になりました
プリキンダーからハワイ中心の生活
キンダーガーテンからは 年に1～２回の帰省だけ
KIKIの人生
半分がハワイ暮らし
東京にずっと暮らし続けていたら
今のKIKI
違っていたかな？
きっと
あまり変わらなかったかも
KIKIの天性
ママのキャラクター
それに パパの考え方 も ちょっと
がらがらして
ぽん と できあがったのが 今のKIKI
KIKIが生まれた
２００９年１０月２８日
山王病院の一室
夜遅くなって訪れました
生まれる時に立ち会うパパも少なくないけど
出張でした
家庭のこと
家族のこと
まだ思いが至らず 仕事優先
国内、海外の出張が目白押し
あろうことか
ママ出産の当日も出張
受信した写メ
まだ しわしわのKIKI
ピンときていました
ママのベッドの傍ら
腰かけたパパに
ママが 涙とともに吐き出した
産まれてきたKIKIが抱えてきた症候群の名前
遺伝子異常の可能性が高いってことは
ダウン症候群だね
部屋の空気が すっかり淀み
昨日まで描いていた
何もかもが はげ落ち始めました
人生は一旦終わったのかな
そうではなく
この日を境に
どんな生活が始まるのか
まるで
分からなくなりました
なんとなくの予感
その通りに
忙しくなりました
KIKIのこと
家族のこと
情報を求めて 駆けずり回り
ネットワークを探し 人から人へ
ダウン症のある子ども
ちゃんと生きられるの？
歩けるの？
話せるの？
コミュニケーションできるの？
笑ってしまうくらい何も知りません
ある日
こんなブログに出会いました
「いつも前向きの（ダウン症のある）娘
何となくうつむいている人を見ると
大丈夫？元気出してね！
励まし役です」
胸のどこかの つかえ
コトリ
と落ちました
素晴らしいことに
この子たち
暖かい心根と思いやり
それが特質
それに
KIKIの可愛らしさと言ったら
遅ればせながら
KIKIの成長
その逐一を書き留めよう
そんな気持ちになったのは
KIKI もう２歳半
このブログが始まりました
今のKIKI
グレード３
日本の小学校３年生もしくは４年生？
ハワイの小学校
グレード５で卒業
カピオラニ公園まで クルマで送ってもらうKIKI
贅沢なようだけど
アメリカでは
子供の送り迎え義務は法律です
重いバックパックを背負い
ウォーターボトルをたすきがけ
メガネかけたね
トコトコ
スクール手前の横断歩道
いつも見守り役のスクールのスタッフとご挨拶
グッモーニン ミスター・ジョン！
挨拶は続きます
ハイ マックス！
脳性小児まひのマックス
心待ちにしているのはKIKIのチア
挨拶なんてできて当たり前
こんなことさえ
９年前には大疑問
クラスルームにたどり着くまでに交わす挨拶
機関砲のような連射
ハーイ キミー！
いたるところから飛んでくる呼びかけ
一体
なんでこんなにお友だちが多いんだろう・・
クラスルームに入れば
ルーティン
ます チェックイン
ネームカードをひっくり返します
ホームランチと時は うさぎさんカードでマーク
ホームランチ
木のスタンドに引っ掛けます
次は力仕事
デスクの上に乗せた椅子を抱え下ろし
バックパックから出したフォルダーはボックスへ
提出する書類はバスケット
ウォーターボトルはホワイトボード脇
難関は モーニングクエッション
先生が書いたお題が模造紙の真ん中
その答え
KIKI うんうん
トホホな答えもあるけど
自分で書き上げます
席に着いたら
しずかに読書
これが朝のプロトコル
KIKI
全て独力
ママに劣らず大好きなダンス
振り付けを覚え
曲名も知ってるよ
鼻歌なら 歌えます
画の才能は遺伝かな
ガシガシ画法は卒業
繊細にクレヨンや筆を操るようになりました
プールも大好き
クロールの格好はなかなか
息継ぎ特訓中
レースには燃えます
モンキーバー
鉄棒
ボルダリング
それなりの筋力系種目
このところ 目に見えて進歩
苦戦中は
センテンス
明瞭な発語は大きな課題
言いたいことを分かってしまう ママとパパ
ところが
お友だちや先生には聞き取れません
英語も 短いセンテンス止まり
２～３語文で 何とか切り抜けてるけど
周囲との差は大きく
KIKIもストレスを感じます
ともあれ
KIKI９歳
豊かな表情
キラキラした瞳
そして
優しい気持ち
できること
できないこと
ありのままのKIKI
こんな感じです
ダウン症のある赤ちゃんを授かったママとパパ
どのように育っていくのか
思いめぐらせていると思います
みんな それぞれ個性的
育ち方は違います
でも
大丈夫
とある、ダウン症のある女の子
こんな風に育ちました
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