ティールコーチの小河節生です。

 

不本意な体験から、その体験者の生存適合OSを経て潜在意識の奥底にある避けて触れたくない”痛み”を紐解き、”痛み”の裏側にあるライフワークを探っていくセッションが紹介されているのが「ザ・メンタルモデル」という本です。

 

その「ザ・メンタルモデル」のAmazonの書評が★ひとつばっかりと著者のみーちゃんが半ばやけっぱちのコメントをFaceBookに書き込んでました。

 
 
 

メンタルモデルというと認知心理学で別な意味で使っている人からの反発もあるようです。

 

こう書くとみーちゃんが機嫌を悪くすると思いますが、確かに本だけ読んだ人には”紐解き”セッションの凄さは分からないでしょう。

 

すごく決めつけの激しい荒っぽいセラピーかコーチングのような印象をもたれてしまうのではないかと。そんな誤解を与えるのではないかと思い、みーちゃんご本人に動画セッションを見せて欲しいと頼みました。

 

結構YouTubeにあります。具体的にある方が斬られている動画もあるので直接の参照はやめておきますが、キーワード”メンタルモデル 由佐”でYouTube内を検索してみてください。

 

文字に起こしてしまうと、みーちゃんの優しさ、愛、思いやりが全部消し飛んでいることがわかります。

 

その後、みーちゃんのセッションを私も受けて自分の気がついていない”痛み”や生存適合OSを紐解いてもらい、やっぱすごいと実感、体験しております。

 

○○○の限界、コトバの限界がしっかりわかります。

 

ここで話が断絶します。「ザ・メンタルモデル」の共著者である天外伺朗さんのお話になります。

 

”人の意識の問題を言語で記述できるか?”

言い換えると

”人の心の問題を言語で記述できるか?”

という問いで始まる話でした。

 

結論から行ってしまうと、”出来ない”になります。

 

1980年代にも人工知能ブームがあって、ミンスキーの機能処理型AIとかいうのが流行った。私も創元とかいうPCソフトで飛行機の診断モデルを作ろうなんてした記憶がありますが、ロジックツリーに毛の生えたもので使い物になりませんでした。

 

天外さん曰く、

”記号処理ではなんともならないとわかった。

例えば犬と猫を定義できなかった。

 

犬と猫さえわからないのに意識についてわかるわけががないでしょう。

 

Deep Learningでは膨大なデータ学習で判定できるようには最近なったが。

 

信号グラウディング問題。ボールに付随した知識、経験があるが記号にすると抜け落ちてします。

言葉では表しきれないということ。”

 

ルネ・マグリットのリンゴの絵の作品「これはリンゴではない」に通じる感覚かとイメージできます。

 

”絵の中のリンゴがいかにも本物らしくて食べたくなるほどだったとしても、それは絵具に過ぎない。そして「リンゴ」という言葉もまた、リンゴの絵と同様、誰かが好き勝手に決めた観念にすぎない。”

 

天外さんは、言葉でなんでも表し切るということは間違っているという。御意。

 

皮肉にも天外さんの共著本がその例になってしまっています。

 

さらに

”語りうるタオはタオそのものではない。

言語は分離のツール。統合は言語で記述できない。”

 

言葉や数式、絵画やイラスト、動画やVR/ARであっても、それは実在するものや概念の一面を表した近似モデルでしかないと認識しておかないといけないということです。

 

また、みーちゃんの言葉に戻ると、”感じてください”。

語ってしまうと別物になってしまうということのようです。

 

他人の感じていることを感じる。できる人はいるのか?

 

Star TrekのMr.SpockのようにMind Melt(精神融合)を身につけないといけないようです。

 

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ティールコーチ

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