図書館のカウンタそばの新着コーナー棚(?)の最上段に飾られていて、

読んでみたら、と呼んでたので『アイヴァンホー上・下』を借用する

ついでに借りてしまいましたww

地元(隣県ですが)のことも知っておこう的なモチベーションです。

鯖江といえば、数年前米津玄師さんのコンサート会場で、

下の娘を連れて行ったことがあるだけ。

ただ福井県といえば眼鏡、日本郵便発行の『ふるさと切手』シリーズ、

福井県の図柄に眼鏡をモチーフにしたのがあるくらい有名ですからね。

👈 これです。1991年発行ですから、シリーズ最初期。

 

高校1年の時分、視力は右左ともに2.0だったのですが、

一年後、0.1に落ちました。

勉強のし過ぎ(本人談)、テレビの見過ぎ(親談)。

それで親父が眼鏡屋に連れて行ってくれたのですが、

そのとき作ってもらった眼鏡が思いの外高価だった。

視力に関わる品物をケチってはいけない、という考えみたい。

2、3万の代物ではありませんでした。

流石に鯖江の品物にまでは手が出ませんが、

眼鏡の職人技術には関心がありましたから、

この1冊は面白かったです。

もう職人こだわりオタク感満載です。

やつがれの眼鏡フレームも素材は「チタン」。これが売りでした。

軽くて頑丈。今では0.1以下ですからレンズが重い。

したがってフレームは極力軽量であることが必須。

本書のキーワードもチタン。それにしてもいろんな種類があるんですね。

 

何と言っても鯖江の職人さんの気質には迫力があります。

「こういうものをつくってくれと言われたら断ったらあかん。そう思います。」

この一文に尽きます(47頁)。

あと笑ってしまったのは、KFC

カーネル・サンダース立像の眼鏡も

鯖江産だそうで爆  笑爆  笑

そう言われてみれば特色のある黒縁眼鏡ですわな。

 

ま、読書とまでは言えないかもしれませんが

是非手にとって見て頂きたい一冊ではあります。

きれいなカラー写真、鯖江周辺の風景、職人技を見せつけるスナップ、

などなどもたくさん収められています。

引退して、人生最後の眼鏡フレームは鯖江のものにしようかなぁ。グラサン