図書館のカウンタそばの新着コーナー棚(?)の最上段に飾られていて、
読んでみたら、と呼んでたので『アイヴァンホー上・下』を借用する
ついでに借りてしまいましたww
地元(隣県ですが)のことも知っておこう的なモチベーションです。
鯖江といえば、数年前米津玄師さんのコンサート会場で、
下の娘を連れて行ったことがあるだけ。
ただ福井県といえば眼鏡、日本郵便発行の『ふるさと切手』シリーズ、
福井県の図柄に眼鏡をモチーフにしたのがあるくらい有名ですからね。
高校1年の時分、視力は右左ともに2.0だったのですが、
一年後、0.1に落ちました。
勉強のし過ぎ(本人談)、テレビの見過ぎ(親談)。
それで親父が眼鏡屋に連れて行ってくれたのですが、
そのとき作ってもらった眼鏡が思いの外高価だった。
視力に関わる品物をケチってはいけない、という考えみたい。
2、3万の代物ではありませんでした。
流石に鯖江の品物にまでは手が出ませんが、
眼鏡の職人技術には関心がありましたから、
この1冊は面白かったです。
もう職人こだわりオタク感満載です。
やつがれの眼鏡フレームも素材は「チタン」。これが売りでした。
軽くて頑丈。今では0.1以下ですからレンズが重い。
したがってフレームは極力軽量であることが必須。
本書のキーワードもチタン。それにしてもいろんな種類があるんですね。
何と言っても鯖江の職人さんの気質には迫力があります。
「こういうものをつくってくれと言われたら断ったらあかん。そう思います。」
この一文に尽きます(47頁)。
カーネル・サンダース立像の眼鏡も
鯖江産だそうで
そう言われてみれば特色のある黒縁眼鏡ですわな。
ま、読書とまでは言えないかもしれませんが
是非手にとって見て頂きたい一冊ではあります。
きれいなカラー写真、鯖江周辺の風景、職人技を見せつけるスナップ、
などなどもたくさん収められています。
引退して、人生最後の眼鏡フレームは鯖江のものにしようかなぁ。