やりましたぁ!

上巻から読み始めて合計5冊にまたがりましたが、読了です。

1冊目を読み終える頃に実は3部作だと判明、

しかも第2部、3部はどちらも上下2巻にまたがる大作だと判り、

少々モチベーションが折れたときもありましたがもやもや

何せ読了してよかった。久しぶりに脳細胞を全て投じて読んだです。

 

さて、脳みそだけ取り出されて宇宙の彼方に飛ばされたロケット

雲天明 脳みそ が三体世界で肉体を与えられて(予感的中!)、

飛ばした張本人程心と再会を果たす。

この2人のロマンスの行方もまた…ねラブラブ

三体世界のスパイ〈智子〉の監視が厳しい中、

人類救済の道を伝えてくれるに違いないと期待して、

対談が実現するんだけれど、雲天明が語ったのは

3つの『おとぎ話』。

それらを手掛かりにして人類は程心を軸に

救済計画を企てるのです。いくつかの選択肢の中から

「掩体計画」なるものを採用、新たな脅威に備えるのだけれども…

 

読み終わってみるとエゲツないほどスケールの大きい物語でした。

第1部の読後感で、本書は4世紀先を見据える気の長い話だ、

みたいなこことを書き付けましたが、ごめんなさいショボーン 間違いガーン

本書は2千世紀先を見据える気の長い話です。はい。

 

3次元やら4次元やらで片付く世界線でもありませんでした。

10次元(またそれ以上)を視野に入れた世界観。

しかも3次元世界を2次元世界に呑み込ませる物理現象を武器爆弾

文明を滅ぼす戦争の仕方。何それはてなマーク

そしてネタバレになるだろうか、

最後の数ページはまるで引越しのサカイ

小宇宙から大宇宙に家具やら荷物やらを移動させて、

心機一転、という感じのエンディング。(ネタバレというより混乱?)

でもカンドーしますよ。じわじわと未来への希望が湧いてくる。

そしていくつか不明だった中国 フラグ 日本の回収にも余念がありません。

金魚もね金魚!!

 

どうやら三体ロスから新たにファンによる

『三体X』というスピンオフが同じ出版社から刊行され、

これもまた早川から翻訳がでるとか。

わたしゃもうこの辺りで失礼するけど、

久しぶりに骨のあるSFスペクタルを見せてもらいました。

市立図書館さま、ごめんなさい、掩体ーもといー延滞です。

明日、即行で返却しますね。