木梨憲武さん、いやノリさん。
 
ありがとうございます。
この作品は初めから最後までとても面白く読ませていただきました。
 
まずこの作品を書かれたいきさつがとてもノリさんっぽくてとても良いと感じました。
 
そしてその流れから始まる、「一旦撤収」という内容。
まずここで、あの「みなさんのおかげでした」が終わりを告げて、その辺りから今感じている事をしっかりと語ってくれてます。
 
たしかにとんねるずさんの番組で使われていた「撤収」という言葉。
この言葉に含まれたいたことを知れて良かったです。
 
その後は幼少期から学生時代、コンビ結成から売れっ子になるまで。
そして売れっ子になった後といった感じで、ノリさんの語り口でいろいろ語ってくれます。
 
寡黙な父とのやりとり
お母さまとのコントのようなやりとり
武藤家との心温まるエピソード
サッカーとの出会い
名門帝京高校サッカー部について
野球部の有名人石橋貴明について
 
といった事を得て、いよいよテレビ界に殴り込みをかけるのですが、あの2人をもってしても、売れるまでには当然苦労はあったようです。
 
その辺りの事は「新宿中央公園」と題をうった章でしっかりと語られておりました。
 
75年生まれの私がとんねるずさんをしっかりと認識したのは「夕焼けにゃんにゃん」という番組。
 
既に歌手としてもデビューしており、もういわゆる売れているという状態の2人を見ていたのだなと、いまさらながら認識させていただきました。
 
この辺りが小学生だったので、その後私が中学生だったころのとんねるずさんといえば、とんでもない人気者。
冗談抜きで、「みなさんのおかげです」だとか「ねるとん紅鯨団」だとかの次の日の学校や部活ではその話でもちきりでした。
 
その我々が観ていいたものが「表」側であるとしたら、その時の「裏」側がここにはありました。
ノリさんも貴明さんもすごかったなと。
そして周りも本当に凄かったのだなと。
あの吉野さんの話もしっかりと出てきます。
 
そんな感じで語られるこちらの作品。
最後は、家族とやはりあの人「石橋貴明」。
 
安田成美さんを「なる」さんと呼ぶノリさん。
タカさんを貴明と呼ぶノリさん。
 
すごく良いなと感じました。
読むことが出来て良かったです。
ありがとうございました。
 
 
 
以上です。