「天才読書」という作品内で紹介されていて是非とも読みたいと思った作品。

 

ジャンルはSF、私なんぞにこの作品をSFと紹介されるような存在ではないぐらい有名な作品なんだそうです。

(今読んでいる「イーロン・マスク」には「スペースXを作った背景には、「ファウンデーションシ」リーズと第0条があります」と書かれておりました。)


なんだそうですと言っても私は知らなかったですので、とても新鮮な気持ちで読ませていただきました。
そんな作品の感想を書いてみたいと思います。

そもそも「ファウンデーション」ってそういうことだったのか、とわかるまでにそんなには時間はかからなかったのですが、その「ファウンデーション」を設立に至るまでの経緯がしっかりと理解できないまま作品の世界ではどんどんと時が経ってしまい、読み直し読み直しの連続で久しぶりに読み進めるの苦労しました。

そんな感じで読み始めた作品、ざっくりとこの巻で感じたことを書き残しておこうと思いますがとても難しいので、章ごとに思ったことを書き入れる形で書いてみようと思います。

第1部・心理歴史学者:
この物語の始まりの章。
そしてここでなぜこの作品が「ファウンデーション」なのかがわかりました。
ただ、なんと表現したらいいのでしょうか「ファウンデーション」が必要な理由はわかりましたが、なぜ必要な状況になるのか?という前提条件がうまく理解できませんでした。

たとえるならば地球があと数年で滅びます、なので全生物が搭乗可能な宇宙船が必要です。
といった感じで必要な理由はわかるのですが、なぜ地球があと数年で滅びるのか?かがわからず、さらにいうとそのことを皆が共通の認識としてもっていることもよく分からず。


第2部・百科辞典編纂者:
これを書いていいのか悪いのか、第1部からは数年後の世界です。
ここで語られる第2部の状態へ第1部から持っていくのにこんな年数で可能なのかと私は思いましたが、「ファウンデーション」はうまく軌道にのっているようです。
そこにとある外圧が。。。という展開。

第1部で想像した「ファウンデーション」とここで存在している「ファウンデーション」がなんだか全然ちがったのかな?
と思った第2章であり、ガール。。。と思った章。


第3部・市長:
さらに時は進みます。
帝国や皇帝といった世界ではありますが、ここでは選挙で選ばれた「市長」がでてくる物語。
良いですね、どんなに時が進もうとも選挙制度がしっかりと成り立つ世界であることを私は望みます。

 

といったことよりももっと他に書くことあるだろという展開を見せてくれますし、このあたりから科学と宗教が複雑に絡みだします。
複雑ではないのかもしれませんが、これ翻訳はあっているのか?と思いたくなるぐらい理解しづらい箇所がありました。

そしてここで出てくる市長の「暴力は無能力者の最後の避難所である」
これ、とてもしびれましたといった章でした。


第4部・貿易商人:
今まで読んでいた世界はどこに行ってしまったのかと新しい章が始まるたびに思うのですが、この章はその思いがとても強かったです。
突然迷子になった気がしましたが、「ファウンデーション」という言葉を信じて読み進めました。

科学は衰退しているのか成長しているのか?みたいなことを考え出すともう一度第1部の最初から読み直したくなる章でした。


第5部・豪商:
これは4部とつながってそうなんですが、ここも最初から何が起こっているのかなかなかつかめない。
勝手にハン・ソロをイメージして読み進めましたが、あっているのかどうかも分からない。

鼻水をすすりながら話す主席(コムドーと読むらしい)が、ここには見栄は存在しないと言って登場したときには、見栄とかそういうことではなく鼻水はすすらないでほしいと思いました。
みたいなくだらないことから、ハン・ソロだと思っていた人がどんどんと。

この章は単純にSFというかヒューマンドラマとしてグッと身を入れて読むことが出来た章でした。

そしてっていう感じで終わってしまいましたが、まああとは続きを読んで色々と分かってくるのかなと。
なんだか最後まで今一つかめてない感はぬぐえませんが、このまま続きを読んでみたいと思います。


また作品を通じて人名や場所を表す言葉でとても耳残りの良い言葉が多々ありましたので、それら一部を書き残しておきましょう。

トランター:帝国の中心地(だと思っています。)
ターミナス:ファウンデーションがある惑星。
セルダン:心理歴史学者、本名はハリ・セルダン。すべてはこの人から始まった。
心理歴史学:Wikiにもしっかりと登録されているこの作品内限定の学問。
ハーディン:なんだかとんでもないことをやり遂げた市長さん。本名サルヴァー・ハーディン。
アナクレオン、レオポルド:地名と人名です、ただ私には滋養強壮剤の名前にしか見えない。

マロウ:豪商の最初の1人であり、セルダン、ハーディンに次ぐ地位を得た重要人物。


以上です。