先ず言いたいのは、これは誰にでもお勧めすることができる内容でした。

ということです。

といいますのもこちらの作品の題名が「数値化の鬼」。

ここでも一番初めに教えてくれてますが、「数値化」という言葉イメージにあまり良い印象を持っていない方が多い(私もそうです)とのことで、
そんな方々がわざわざこの手のネーミングの書籍を手にしないだろうなと思ったのと、この後に続く「鬼」っていう言葉がなんだかそれを増長させてくれているように見えますしと。

と、ここまで書いてこの「鬼」ってよく目にするし、自分でも何気に使っているけど、正しい使い方しているのかと。

そいうことでこれを機会にちょっとこの「鬼」調べました。
日本国語大辞典によると、(比喩的に用いて) 鬼のような性質をもっている人。また、鬼の姿と類似点のある人。
として、物事に精魂を傾ける人。
例:「仕事の鬼」と書かれておりました。

なので今回は「数値化に精魂を傾ける人」という作品なんだなと。

だからどうしたといったところで、こちらの本の感想を少しだけ。


5つのステップに分けて語られるこちの作品、そのステップごとにメモしたところを残しておきたいと思います。

1.「行動量」を増やす
 ・PDCAの中でもD、行動量を増やしてどんどんこのサイクルを回して行こう。
  →計画だけ立ててやったきになっていないかと。
 ・行動することを分解して、何が「P」で何が「D」かをしっかりと伝えていこう。
  →自分では分解できていたのに、それを伝えられる人が少なすぎると。
 ・評価項目は5つ以内に絞っていこう。「売上」「回数」「タスクのポイント化」などの数値化できるものだけに。
  →多すぎて何が評価項目は把握していないことが多すぎすよと。
  
2.「確率」のワナに気を付ける
 ・勝率に惑わされるな、10分の8よりも、100分の60を目指せと。
  →この言わんとしている事はとてもわかります。
 ・確率の事ばかり考えるなと、それを長年続けた結果「評論家のようなプレーヤーになるぞと」
  →これもとても身に沁みます。
  
3.「変数」を見つける
 ・「考えるべき事」と「考えても無駄な事」をしっかりと意識、認識する。
  →これが変数の考え方だと。
 ・「変えられないこと」を変えようとする人、「変えられること」を変えられないと思いこんでいる人、これらの行動で悩む人が多いと。
  →これに陥らないように仕事の「中身」を細かく砕くと
  →これに陥らないように「やった気になること」を排除する
  
4.「真の変数」に絞る
 ・行動するうちに「変数」は増えると、そしてその増えてきた「変数」を絞るんだと。
  →目標につながら変数を1つ信じ切るのだと。
  
5.「長い期間」から逆算する
 ・人間の脳は短期的な利益をあまりに優先してしまうものと認識をもつ。
  →なので、まずは「短期的にみる」、そして行動量をふやし、次に「長期的にみる」最後に必ず長期的な視点から「逆算」して考えるんだ、考えろ、考えるんだと。
  
最後に著者は「順番」を間違えるなと念を押して教えてくれています。
とても良い考えだと私は思いましたのでここで転記させていただきこちらを終わられていただきます。

・「数字の成果」→「自分らしさ」
・「数字の根拠」→「言葉の熱量」
・「まずやってみる」→「理由になっとくする」
・「チームの利益」→「個人の利益」
・「行動量を増やす」→「確率をあげる」
・「長期的に考える」→「逆算して短期的に考える」


以上です。