新川帆立さん
今一番勢いのある作家さんなのではと勝手に思っております。
もともとは綾瀬はるかさんが出演するドラマの原作だと聞いて「元彼の遺言状」を知り、そのドラマのあともなにやら同じ作家さんの作品が原作のドラマができると聞いてこれを知りって感じなので、そのように思っている次第です。


で、早速「元彼の遺言状」を図書館で予約しようと思ったところなんと1400人待ち状態。
じゃあこちらはと予約したところ30人ぐらいで今このタイミングで読めていると。
しかもそのドラマの放送日が7月11日となるこのタイミングで読み終えていると。
まるで嘘のような話ですが、本当の話でございます。

図書館で予約して順番が回ってきたのがこのタイミングなんです。
しつこくて申し訳ございませんが、こういうタイミングって大好きです。

ただ私は本を読むのに時間は惜しまないのですが、どうもドラマは見続けられない。
特に録画して後で見ればというドラマはどうも見ようと思えない。
ただたまにそんな気持ちが無かったように毎週楽しみしてしまうドラマもあることも事実。

最近ですと、東京MER、テセウスの船、未満警察
全然最近じゃないかもしれませんが、この3作は良かったですね。

鈴木亮平さんがはまった時のドラマは本当にいいですねと、大好きな鈴木さんのことを語らせていただいてからのこちらの作品。
弱小官省との呼び名の高い(もちろん知りませんでしたが)公正取引委員会の方々の物語でした。
なので題名が「競争の番人」なんだなと今さらながらに。

そもそもなんですが、今から30年ぐらい前でしょうか、ニュースでは毎日のように談合、談合、談合といった事が叫ばれていたように思います。
どうでしょうか?最近ではあまり効かなくなったのではないでしょうか。
そもそも昔の談合は官民一体となって、そこに大中小の政治家や反社の方々が絡み合いそりゃあダメだよねという事がまかり通っていた時代がありました。
本当のところは分かりませんが、今は流石に官民一体は最低でもなくなったんじゃないでしょうかね。甘いですかね。

でこちらの内容はどちらかというと、談合というよりは下請けいじめともうしましょうか、ちょっと内容にからんでしまうのであれですが、まあそんな感じです。
登場する主人公をはじめとした公正取引委員会の方々の描かれ方ですとか、今回の捜査の場所となる栃木県ですとかの設定もよく、読んでいて心地よさを感じます。

私は年齢的にもキャップの世代なので、キャップさんの得意技「根回し」、嫌いな言葉「弱小省庁」がとてもハマりました。

読みごごちも良く、とても勉強にもなる作品是非ともこちらかドラマを見ることをお勧めします。



以上です。