「三体」という小説を読んでその世界観に圧倒されましたので、なんだかこんな感じのものは他にあるかなと探してこちらに出会いました。
と言いつつもまだ「三体Ⅲ」の下巻を読み終えていないのですけれどもと。

あの「三体Ⅲ」の下巻の始まりで語られる「物語のない世界」の話。
あれは一体全体何なんでしょうか?
まだあの辺りまでしか読んでいないのであれなんですが、あれがあの「三体」の世界観にどのようにはまっていくのか本当に楽しみです。
あの遠近法がない人物って何なんでしょうか。


といった事は置いておいてこちらの話をしましょう。
短編集でしたので、目次だけコピーをさせていただいて、何をどのように覚えているかを記載していきたいと思います。


宇宙の春:
覚えておりますが、全くもって意味不明。
語り手は地球なのかなと、何がどうして何をしているのかと。


マクスウェルの悪魔:
戦時中のアメリカと日本の物語、そして幽霊。
幽霊だったと思います。
読んでいて気持ちの良いものではありませんでした。



ブックセイヴァ:
電子書籍の近未来図。
そのままの形で連材して欲しい作者側と、読み手が読みやすい形で生成された表現に勝手に変換してくれるツールをめぐってのやり取り。
思わずうなるこの発想力。
本当に何年か先にこういう事が起こりそうです。



思いと祈り:
これは人としてのとても嫌な部分をつついてきているなと感じました。
たとえそうであってもここには触れてはいけない感情なんじゃないでしょうか。



切り取り:
全くもって意味不明。
あまりにも短いので2回読みましたが、全然あたまに入ってこない。
異次元の文章なのではないかと思ってます。
低次元の住人である私には理解できなかったのかと。



充実した時間:
物語の設定がよく分からないままタンタンと読んでしまいました。
エミリーがお姉さんだということは分かりましたし、
何かとんでもない新製品を開発して販売していることは分かりました。
デイジー式全自動ナニー という作品を思い出してしまいました。
(前もこんなような話の作品を読んだな、と過去をあさっていたら「息吹」という作品にあったもの)



灰色の兎、深紅の牝馬、漆黒の豹:
これも最初は何のことやらさっぱりでしたが、何とかわかるようになってきました。
基本は人間で、何か特殊なワインを飲むと動物になれる特殊能力を身につけると。
能力者ワンピースようなものでしょうか、
ただその人たちがどのような世界で暮らしているのか、何をしたいのかがつかみきれなかったです。
最後はなんとなく三国志っぽかったかなと思いますが、全体的な絶望感雰囲気は絶望感そのものなのではと。
 

 


メッセージ:
なんとなくハンソロ、インディージョーンズ、ハリソン・フォードをイメージしてしまいました。
そしてアミダラ姫を。
パドメ・アミダラあなたの美しさは衝撃でした。
もちろん今も綺麗です。
ディオールのCMでお見かけするのが楽しみです。
といったところで何と悲しき結末、これは2万年後の地球のことでしょうか。



古生代で老後を過ごしましょう:
素晴らしい結末。
私も全く同意見です。
あの世界観で生きていける気がしません。

でもですよ、考え方によっては我々もその比率で大きくなる可能性はあるのではないかと。
金魚も酸素を多く供給すると大きくなるとか聞きますし。



歴史を終わらせた男――ドキュメンタリー:
なんだかすごい題名だなと思っていたら、女性博士のインタビューではじまるこちらの作品。
歴史を振り返る場面でミズーリ号であったり、秀吉さんであったりが出てくるあたりに、「歴史」という問題がいまだシビアな問題なのかなと考えてしまいます。

なんて悠長なことを言ってられたのも最初の方だけでした。

これについてはコメントを差し控えさせていただきましょう。
 

 

 

 

 

 

 

以上