RAPPORT
これでラポールと読むのだから英語は難しい。
そもそも英語なのかどうかもあれなんですがと。

つい先日まで、Auraをアウラと読んでいた私がこのラポールを読んでみました。
最強の心理術とか表紙の絵から感じる雰囲気と、ここで書かれている内容のギャップがたまりませんでした。
これ、こちら読んでみるとわかりますが、本当に最強なのかもしれません。
別に一番を決める必要もないとは思いますし、もちろん私の物差しでの言いようですが、最強と言っていいと思います。

何と申しましょうか、ほとんどのページが必要なことだらけです。
そして例として出されている方々の考え方、言いよう、シチュエーションがとても親近感というか、なんで私のことを知っているのかというものばかりで、思わず唸りました。


といったべた褒めしても良いこちらの作品なのですが、実は読み初めはそんな良い印象ではなかったことをここに記載させていただきます。
そもそもはじめにが長いし、書き始めのシチュエーションが良くわからない状態。
そんなもんではじめにを飛ばして読み始めるも、ラポールの説明を良く受けてないのにいきなりラポールが使われる。

やはりはじめにを読まないとダメかと戻ってみるも、とくにラポールについての内容は記載されておらず。
おいおい、じゃないですね、やれやれと思いながらも読み進めるうちに、ラポールの言葉自体には何のこだわりを持つことなく、ただただ書かれている内容に惹かれているうちに読み終えておりました。

大丈夫です。
ネズミとライオンがちゃんと出てきます。
ティラノサウルスとサルも出てきますけども。

ティラノサウルスでの事例は圧巻です。
私はとても思い当たることだらけでしたし、非常に反省してしまいました。

ここで今回の話と全く関係ないかもしれませんが、少しモニタリングの話を。
TBSの番組でモニタリングという番組を先日見る機会があり、そこでの企画にテレビに写っている芸能人が突然話しかけてくるという内容だったのですが、それが分かった時の方々の表情の変化というのは本当に見ごたえがあります。

 

あの表情の変化って本当に大事なことで、例えば普段通勤なんかで見かける方々の表情と、ふとしたきっかけで挨拶やら会話をする機会があったあとのその人から感じる表情と印象って本当に違う。
これ挨拶が世界を変えるというのは、この世の心理なんじゃないかと。


挨拶はレベルが高いかもしれないのですが、少なくとも表情は柔らかくするだけで周りに与える印象を変えることができるし、少しでも平和は保たれるのかと。

といった感じを思い浮かばせてくれた、モニタリングに出ていいた田中圭さんと永野芽衣さん、そしてバトンは渡されたは観に行きます。
芽衣ちゃんも田中さんも作品の中の方々にイメージピッタリです。
宮森さんとの会話のシーンは本当に楽しみです。

あと、あの未来が2倍になる話、今から感動してしまいます。

と、何を言っているのかわからなくなってきたので、この辺でラポールに戻りましょう。
そうですティラノサウルスまでいきました。
そして次はネズミです。
まあ何のことか全くわからないと思いますが、続けます。

ネズミの章で語られる15人もの命を救ったエピソードは圧巻、奇跡とはこういうことをいうのだろうなと。
そしてそこで語られる謙虚な姿勢。
もうこの話を世界中の道徳の授業でやるべきでしょう。

エピソードつながりで言うと、なぜあなたの会話は退屈なのかというやり取りがあり、これが本当に秀逸の一言。
私の会話がつまらないのはこういう事だったのかと眼からうろこ。

相手の反応に対して、表面的なレベルでしか関わっていないからだと。
という事。
これ、これだという内容でございました。


そしてライオン、最後にサルとなっていきます。
なんでこの動物たちなのか、そしてそれぞれの特徴とは何なのかを、是非こちらの本でご理解いただけたら幸いです。
最低でも各家庭に1冊、各学校のクラス単位で1冊はあっておかしくない内容。

最後に特に心に響いた内容の、ほんの一部を記載して終わりとさせていただきましょう。


・選択権は、できるだけ本人に戻す
・本人の選択に敬意を払う
・謙虚さには、正直さを磨きあげることと、他者について知る一方で、自分の長所と短所を客観敵に認識することが含まれる
・謙虚さとは、自己を持たずに行動することである。あるいは、自惚れを持たずに行動することである
・自分のエゴを抑え、相手に勝ちを譲ることの影響力を認めなければならない

・子供の欲しがるものを与えるのではなく、子供に必要なものを与えるのだと

 

そして最後はやはり、

 

よく話を聞く

 

 

 

 

 

 

 

以上