読もう読もうと思いながら2年も経ってしまいました。
本当に2年なんてあっという間に過ぎ去ってしまうものなのかと今更に感じております。
2年前の今頃はまさかコロナが世界中に広まり、こんなような生活が今のいままで続くなんて思ってもみませんでした。

ちょうど2年前の今頃は、Twiceのライブでこの世に生まれてきたことへの幸福感を全身で感じておったのですが、たった2年でこんなにも世の中が変わるものかと。
ですので逆にこれからは短期間で様々な事が簡単に変わっていくのだろうなと。

はい、世界の皆様、実は月の裏側にはいわゆる宇宙人という方々が既に住んでおります。
えー、なんてことだ。。。もう我々はおしまいだ。。。。

ーーー1年後ーーー

ちょっと前まではUFOとか宇宙人っているわけないとかっ言ってたけど、あれ何だったのだろうね。


とか、ちょっと考えただけでも怖いですね。
バカバカしい事言っている奴がいるな、と言われている時代が続けばよいと本当に思います。

ふと思いましたが、幕末に外国の方の存在を初めて知った衝撃と、今この時代に宇宙人はいると知った衝撃はどちらの方が強いのでしょうか。
なんて本当にどうでもいいことをすみませんでした。

今まさに「常識を疑え」の時代を迎えておりますが、実際には常に疑ってもいられないわけなんですよ。
だからこその柔軟な考え方ができるような意識は必要だと。
なぜかこんなような事を書き連ねてしまいました。



話をこちらに戻しましょう。
戻すも何もまだ1行もこちらのことを書いておりませんでした。

まずはこちらの題名の意味について

ノースライト

ってそういった意味で使われていたのですねと。
勝手なイメージで、なにやら飛行機に関係する言葉だと勝手に思っておりました。
イメージじゃないですね、勝手にノースウエストと読み違えていただけでした。

 

先日も「流転の中将」という作品を読んでいたのですが、最後の最後まで「流浪の中将」と勘違いしていましたし、バイキングの西村氏も世の男性の8割の方は、アイドルが始球式した時に用いられられる「ノーバン投球」を「ノーパン投球」と読み違えているという説を唱えております。
私もその8割に貢献しているものの一人ですが、今このノーバンとノーパンをキーボードで打ち込んでみて、一発でカタカナへ変換してくれたこのPCのIMEさんは「ノーパン」のほうでした。

 

このままだと「ノー」と入力したときに予測してくれる最上位文字が「ノーパン」になってしまうので、ここで「ノーバン」とノーバンを記載させていただきました。
これで最上位にはノーバンとなるはずです。

それにしても便利な世の中になったものだと思える一方で、勝手に関連付けれてくれるといえば、昨今のニュースサイト。
一度つついた記事に並々ならぬ興味があると判断されてしまい、これでもかと関連するであろう記事を紹介されるのはいいのか悪いのか。

 

つついたのだから一応は興味があるのであろうし、自分のことは自分が一番わかっていないということが本当であるならば、この仕組みは知らない自分を認識できるチャンスとしてとらえたほうが良いという考え方にも何となくですが賛同はできます。

ただしかしながら、同じようなことを過去にさかのぼって紹介してくれる情報サイトですと、下手をすると何年か前の情報がまるで最新情報かのように表示されており、しっかりと読まないととんでもない情報を仕入れていたりするわけなんですね。

 

例えば試合の結果などは今年の結果が知りたいのに、何年か前の同じ対戦相手との結果がすぐそばに、おそらくは親切にも載せてくれているのでそちらを先に見てしまい、おーー勝ったのかーーーなんて喜んでいると、負けましたと連絡をもらったりと。
まあ、しっかりと読めということで。

とまあそんなことは置いておいて、こちらのノースライトという作品について少々語らせていただきましょう。
主人公は一級建築士の資格をもつ設計士さんのようです。
バブルのいい時も悪い時も経験しているバツイチの40代男性のようです。

バブルがはじけたころに高校生だった私が現在46歳なので、物語上では今よりも20年ぐらい前の話になると考えてもいいのではないでしょうか。
携帯電話はあるようですが、スマホは無いようですので、ただN700の新幹線は存在しているようなので、15年ぐらい前なのかなとも。

あと主人公さんで特徴的なのは引っ越しの回数、転校も数多く経験しているという点でしょうか。
私自身は引っ越しの経験はあるものの、転校は経験したことはなく、常に転校生を受け入れる側の立場でしかなかったのですが、あれは大変なことなのだろうなといまさらながらに。
そしてその事を親も大変気遣っているのだろうなと。

といったことを書いていたら思い出したことがあります。
こちらの作品のようにダムの工事によって転勤を繰り返すものではなく、家族で旅芸者を行っている方々の移動を追いかけたドキュメンタリー映画のようなものを見た記憶を思い出しました。

 

そういえばあれは何だったのでしょうか、映画館といったところではなく、福祉会館(当時住んでいたの近所に福祉会館という市の施設のがあった)といったちょっと大き目な公共施設で小学校の単位で観に行った記憶のある不思議な思い出。
その記憶はそれだけではなく、対馬丸といった戦時中に起こったあってはならない事故であったりとした、とてもまじめで骨太なドキュメンタリーを見せていただいた気がします。

その中で確か旅芸者の集団に、当時の私と同じような子供たちが、その行く先々の学校に通うといったストーリーだったような。
そしてそこから感じられたもの悲しさ(実際には違ったのかもしれませんが)は今も記憶の片隅に残っておりました。
あの子たちは今ごろどうしているのでしょうか。


いい加減にノースライトに話を戻しましょう。
そんな特徴をもった主人公が設計して建てた「ノースライト」な家を完成させて、家主に引き渡したはずなのにどうやら誰も住んでいる形跡がない。
ということを知ってしまった主人公が様々な行動をとるわけなのですが、そこはもちろん読んでのお楽しみ。

個人的には、出てくる地名が埼玉、埼玉、長野、北区、高崎、といった感じで埼玉中心といってもいいような作品でぐっと前のめりに。
私の出身地、愛すべき上尾市まで登場します。
そして国道17号を走って高崎に向かうとか、上尾市民の好感度は相当に跳ね上がるでしょう。

ちなみにこの17号線で北に北上していくと、面白いぐらい枝分かれしていきますこの17号線。
まずは鴻巣あたりでまるで高速道路かという熊谷バイバスが現れます。
そこをおいおい高速道路かというスピードの流れに乗っていると、熊谷あたり(もしくはニューヨークあたり?)で深谷バイバスと上武道路に分かれます。
ここもICかってぐらいな雰囲気はあります。
そしてここを深谷を選択せずに上武道路を選択するともうそこは群馬の入口、Welcome群馬みたいな風景があったように感じます。
と書きましたがもう10年ぐらいこのルートを使って北に向かっていないので、変わってしまったかもしれません。

今から20~30年前まではスキーやスノボがとても盛り上がっており、私もそれにしっかりとのっかり毎週末下道で水上や湯沢方面にスキーに行っておりました。
上尾からいつもこのルートを通って。
この17号がたしか伊勢崎あたりの50号にぶつかってそれを左折して前橋方面へでした。
その突き当りにはBMWの大きなディーラーがあったように思います。

前橋までは何通りかの行き方があったかと思いますが、そこを越えると一本道で時間帯によってはスキー積んだ車が延々と続く、そんな時代でしたね。
忍者そばや青木選手のご家族がやられていたとか噂のあったウルトラマンショップ、そんな懐かしいスポットをすぎると群馬で顔を聞かせていたセーブオンがでてきてからの川沿いの道って感じだったのではないでしょうか。

で今思い出しましたが、前橋の街中は記憶にありますが、高崎はこのルートだと通ってないなと。
高崎はおそらく、深谷バイバスで行かないと通り過ぎた群馬になってしまったような。

と、どうでもいいことをここまで語ってしまいました。

 

 

タウトさんは知らないけど、コルビュジェさんならしっているなとか、

建築士の世界ってこんななのかとか、

接待ってこんなことまでここまでもんだいになるのかとか、

こういう感じで記事になっていくのかとか、

シトロエンってあの後輪にカバーのでざいんのやつだよねとか、

どうも主人公の性格になじめないなとか、、、


いろいろと感じることは多い作品でした。

ただあることをきっかけとして始まる終盤にかけての怒涛の展開は、本当に素晴らしい。

色々な種類の涙と感動をいただいた気がします。

本当に読み終えた後のこの気持ちは今年読んだ本の中では一番です。

 

埼玉、長野、群馬にゆかりがある人がまだこちらの作品を手にしていないとしたら、それは本当にもったいないことだということを伝えさせていただき終わりとさせていただきましょう。


以上です。

 

 

 

 

 

 

以上