元NHKアナウンサーで現在民放で看板番組を持つ、大物アナウンサーの息子さんが殺人事件を起こしたことから始まるこちらの物語。

物語そっちのけで元HNKということでちょっとだけ語らせていただくと、私が知っている元NHKの方は、草野さん、大塚さん、池上さんあたり。

 

やはりどれも名前で勝負ができるといいますか、
草野さんだから今も続く「世界ふしぎ発見」という番組があるのでしょうし、
大塚さんだからあのフジテレビで「めざましテレビ」という、こちらも今も続く番組があるのでしょうし、
池上さんのご活躍に至っては、もうここでは書ききれないぐらいのご活躍の様子。
何かあると池上彰のという番組を見たくなってしまう方が多いのではないでしょうか。

やはり何といっても耳障り、聞き心地が良く、聞いている我々がしっかりと理解できる、認識できるように伝えてくれる能力はさすがの一言。

 

授業でも講義でもセミナーでも感じる、あの眠くなるものと眠くならないもののあの差。
もちろん大半は自分のその時のコンディションによるものが大きいのでしょうか、それを除いても感じるあの歴然とした差。
そのような何かをこちらの方々からは感じてしまう稀有な才能の持ち主かと。

大塚さん現在も闘病中かと思いますが、もう本当にお疲れ様です。
なんとお言葉をおかけしたらよいかわかりませんが、ご病気に打ち勝てるよう心より願っております。

と、いった感じになってしまいましたが、こちらの物語ではそのアナウンサーさんのお子様がなんと殺人事件を起こして自首をしたと。

 

芸能界で著名人のお子様が色々と事件を起こして、その親である方々が色々と謝罪をしたり、その後の仕事に影響が出たりしたことは今までも数多くあったかと思いますが、さすがに殺人はないように感じます。

 

これ現実に発生したらどうなんでしょうか?
殺人はやはり今の世の中にとってもちょっとレベルが違う犯罪という認識でおるのですが、どんなもんなんでしょうか。

薬物、暴行、交通事故など色々とあったかと思いますが、ここに殺人、あと放火は本当に起こって欲しくないですね。
2時間ドラマのように、その時間が終わればなかったことになる世界ではないですからね現実の社会では。

100歩ぐらい譲って交通事故を起こして、相手方を亡くしてしまったといったケースでも、やはりそのままの社会生活を続けるというのは難しいのではないかというのが現実ではないでしょうか。
その事件事故の当事者ではなく、そのご家族の話をしているつもりです。

コロナでも同じような問題が今もなお発生しているようです。
初期の頃に感染したことが分かった方々などは、もうそこに住めなくなるようなひどい扱いも受けたとかを耳にします。

といったような、とても深い内容の話題をこちらの作品では取り扱っておりました。

若干主人公の方の癖だとか、堂場さんの他の作品とのリンクだとかが強すぎる感じをうけましたが、まあそれは人それぞれでしょう。

色々なことを考えるきっかけを与えてくれたこちらの作品、この時期に読むことができて良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

以上