「空気読んでんじゃねえ」という悪口を言うタイミングと空気を読む日々
先日ニュースで「良いこと言ったら即退場!性格悪い人限定飲み会」なるものがあると知った。
ルールは簡単で、常に悪態をつき、文句や悪口を言えば得点が入り、
逆に良い話や優しさを見せたらイエローカード、またはレッドカードが出され退場させられてしまう。
この企画を見たときに悪口にも「TPO」があるのではないか、と考えた。
しかし、
いや、むしろ、
性格の悪い人とは、TPOをわきまえずに正論をぶちかまし、自己満足に浸る人のことを指すのでは?
悪口や愚痴をこぼすべきタイミングをしっかりと見極める能力は生きる上で必要な能力なのではないだろうか。
職場の上司のささいな愚痴をこぼす彼女に対して、自分の職場がいかに恵まれておりいかにストレスが無いかを雄弁に語る男に未来はない。
その場で刺されても情状酌量の余地は無いに等しい。
逆に言えば、たとえ彼女の主張が間違っていたとしてもしっかりと彼女の愚痴に耳を傾け相槌を打ち、共感していれば、
その後の未来は明るいはず。
なぜならば女性の愚痴はストレスの発散だけでなく、自分の理解者探しを兼ねているからである。
冒頭で挙げた「良いこと言ったら即退場!性格悪い人限定飲み会」の優勝者は男性だったが、
彼はよっぽど底意地の悪い人間か、または悪口を巧みに使いこなせるエンターテイナーなのだろう。
本音の不平不満、
場を盛り上げるための悪態、
理解者を見極めるための愚痴、
そんな言葉遊びに興じる彼ら彼女らを「性格が悪い」とくくってしまうのはもったいない。
今の世間のブームは「深イイ話」ではなく「悪態」なのかも。
おわり
