夏の雲取山へ涼というより寒かった | saltykonbu's Triathlon Diary

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雲取山山頂から富士山

気温三十度以上の下界にウンザリして、夏山に登り涼を堪能する事にしました。
四月に凍結して目の前の山荘になかなか到着できずに苦労した東京最高峰の雲取山でキャンプで登山にしてみました(前回は山小屋宿泊なのです)
自宅から電車で行くとどうしても時間がかかってしまうため、車で首都高が混む前の四時台に通過して現地の小袖乗換に六時半に到着無事到着出来ました。車のエアコンが不要なぐらい涼しく、作戦はとりあえず成功です。
今回のトライはライト&ファーストの予定で40literザックにテントを入れてシュラフはなし、シュラフカバーで乗り切れるか試すことにしました。ちょっと奥多摩が涼しすぎたので車にあったひざ掛けをザックに詰め込みましたけどw
ですが、自炊道具とワインと水とおでんが重くw 総重量は15キロと前回の甲斐駒ヶ岳の時とかわりませんでした。なので結果的にはヘビー&スローになってしまいました。自分の体重と合計して、総重量87キロははっきり言って重かった。シューズはガレ場がないのでトレランシューズにしてみました。

登山道から緩やかな登りをゆっくりペースで登りますが、ザックの重さが肩に食い込みかなり痛くなり、堂所で一旦ザック降ろして10分休憩しました。
次のポイントの七ッ石小屋を目指す。近道の急登を登ったのを後悔しながら、小屋で飲む無料の水が最高に冷たくて美味しかった。ただ、雲が厚く展望はゼロでした。15キロのザックは重いので一時間に一度は休まないと背中が苦しくなってしまいます。
ここまで来れば後は、斜度が緩いのでブナ板目指してのんびりと歩いていく、風が涼しく汗がひいていきます。

10時、奥多摩小屋に到着しましたが、スルーしてそのまま雲取山山頂目指して最後の急登を登ります。
11時には雲取山山頂到着しましたがここも視界はゼロ、気温は20℃程度でとても過ごしやすいです。
登ってくる人はトレランが多く涼しさを堪能しておりました。夏でも標高が1500m以上は涼しいので次回はトレランでも良いかなと思ってます。
その後、雲取山山荘目指して少し下りますが、4月の時点で北側下りは全面凍結してアイゼンのない自分は下るのに非常に苦労した場所です。今回は雷に打たれて倒木した巨大な木以外は特に問題なく山荘に行くことが出来ました。

昼には山荘に到着し、とりあえずは500円のビールで乾杯です。
ちょっとお腹が空いてきたので、食事タイム今回はレトルトご飯とレトルトキーマカレーですが、とても美味しくいただけました。
山荘でキャンプ代金300円を支払い、奥の尾根横にテント設営してみました。ちょっと傾斜してますがそれなりの広さがあるため問題なしです。その後もテントが増えて全部で10張程度のテントが設営されました。となりにおじさんが喫煙者でイビキがうるさいとは言えませんでしたけど。
テントを設営後、既に本日やることが無くなってしまいましたので、取りあえずはワインでも飲みながら昼寝タイムです(笑)
テント内では曇っていると良いのですが、直射日光下では暑すぎて寝ていられません。
それと夏山は虫(アブ、ハエ、蜂など)が多くて本当に落ち着かないです。モスキートネットを被っている人もいました。
テント場でのんびりと自然を堪能しながら、おでんを食べたりワイン飲んだりと楽しめたので、重かった荷物を運んで良かったです。

夕方近くになると、本日は雲取山荘で音楽祭という事で、埼玉県秩父市アンデス地方からいらしたグルーポ・マニャーナ。インディアンハープ(アルパ)はヘリで運んできたそうです。気温はどんどん下がり、皆さん長袖シャツ着て楽しく音楽鑑賞が出来ました。自分も寒くて、BBQ用のストーブの横で暖をとらせてもらいました。
20時ぐらいには演奏も終了し、これからBBQのようですが自分は山荘泊まりではないので、晩御飯の棒ラーメンを食べて就寝です。
夜の気温13℃ぐらいしかないみたいで、薄手のシュラフカバーと車にあった膝掛け毛布ではまったく寒さ対策になっていないため、寝れませんでした。サーマレストZライトはまったく問題ないのですが、やはりシュラフなしではやはり厳しいなあ。
そこで思いついたのは、レスキューシートにもなる銀シート(厚はない)を体にかけたら冷えも無くなる何とか就寝することが出来ました。多少ムレましたが、やはり薄いシェラフカバーでは気温20℃以上ないと厳しいようです。

朝5時日の出と共に起床!朝日を撮影してからコーヒーを飲んでテントの撤収です。昨日食べ過ぎたので、朝ごはんは途中で食べる事にしました。
5時40分ぐらいに出発しますが、すでに山小屋から大量の人が列をなして渋滞してます。これではいかんと登り始め山ガールに道を譲っていただき、雲取山山頂を目指します。
本日は快晴なり、富士山や遠く八ヶ岳、先日登った南アルプスの山々も非常にくっきりすっきり見えました。昨日と違い足取りの軽さはやはりリュックの重量が数キロ軽いからでしょう。
帰り道、七ッ石小屋にて朝ごはん休憩です。ここにテント泊された方がまったりすごしておりました。
少しはなしをしたところ、雲取山荘まで行こうとしたが力尽きてキャンプしたらしいです。
さすがにザックは超重量級なのでかなり重かったのではないでしょうか。山小屋にカレーをオーダーして食しておりました。
自分は、ボロネーゼのレトルトとスパゲティーをコッヘルで茹でながら、遠くの景色を眺めて美味しく食しました。それにしても炎天下はマジに暑いので日陰に隠れます。20分ほど食事休憩してから、下山開始です。
ここからの下りは非常に歩きやすいので、途中走れそうな区間は走って下ることにしました。
背中のザックが10kg程度まで軽くなったので軽快です。
9:30ぐらいに無事小袖乗換に到着しましたが、車体がかなり熱く、気温も高いです。
車で30分ほど走った丹波山温泉「のめこい湯」にてゆっくりと体の汚れを落として、丹波山の野菜を購入して岐路に着きました。
自宅の暑さと言ったらもう言葉になりませんです。
次回はトレランも良いなあと思ってます。

今回の出来高
走行距離 登り 12km 下り 12km
標高差 1200m
車で往復 240km!!

今回の食事
・レトルト100gご飯、キーマカレー
・棒ラーメン
・スパゲッティ、ボロネーゼ
・おでん
・ソーセージ
・ワイン(750)
・コーヒー(3杯)
・ハイドレーション(2000cc)
・手持ちボトル(750cc)

軽量化するなら
・ストーブの軽量化 -200g
・チタンコッヘル -100g
・テント軽量化 -1000g
・シュラフ軽量化 -500g
・無駄な水は持たなくてもOK -1000g

これだけでも 2800kg も軽くなります。

今回わかったこといろいろ
・40Lザックに総てを入れられる範囲に絞る事は軽量化の第一歩
・シュラフは絶対に持って行こう(カバーも)
・エマージェンシーシートは絶対必要
・ガレ場が無ければトレランシューズで十分
・雨の可能性が少なければテェルト+グランドシートも軽量化のためには有りだな
・懸案だった左膝が最後まで問題なかったのは嬉しい
・今回は荷物が少なかったので枕の代わりがないので、軽量な物があったらベストかな
・標高2000m程度では、本当に虫が多いっす