4月には、宇宙ベンチャーとして初めて上場した「ispace」の月面着陸を、固唾をのんで見守りましたが、今週は2社目の宇宙ベンチャー「QPS研究所」が上場しました。
そんな今(今年)だからこそ読んで面白かったのが、ジェイムズ・P・ホーガンの
『星を継ぐもの 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫)』です。
1980年に刊行された作品ですが、今年、新版化されました。
表紙のイラストも好きです。
月面で発見された5万年前の死体はどこからやってきたのか?
一つの謎が解けると、また次の謎が現われる。
謎が謎をよぶ展開に、これも続きが気になって一気読みしてしまいました。
SFとミステリー(謎解き)の両方が楽しめる作品です。
これは、前回書いた『オリジン (角川文庫)』より前に読んでいたのですが、
これも進化生物学が絡めてあるところが、面白かったです。
衝撃のラストでした。
奥深いところで『オリジン』の「われわれはどこから来て、どこへ行くのか」のテーマと重なるように思いました。
人類の進化はほんとうに……? 月の起源は? 人類の未来は?
いろいろと想像してしまいます。
来月は、JAXAが日本初の月面着陸を目指します。
こちらも楽しみです。