こんにちは

ソルトコーディネーターの青山志穂です

 

昨年、念願叶ってやっと訪問させていただいた

製塩所の訪問記をまだ書いていなかったので、

年は明けてしまいましたが、ご紹介したいと思います

(今回めちゃ長いです)

 

株式会社白松 浜御塩工房

こちらの製塩所で生産されている「浜御塩」は

私が塩の道に入って勉強を重ねる中で

一番最初に「おにぎりにめちゃくちゃ合う…!!」

と感動したお塩なので、そういう意味でも

とても思い出深いお塩ですおにぎり

 

「長野博の極めしモノ」に出演した際にもご紹介させていただきましたニコニコ

 

今回、対馬を訪問できることになったので、

急遽見学をお願いしてお伺いさせていただきました!

 

工場長の権藤さんご夫妻にご案内いただきましたラブ

 

 

今回作っていたのはこちらのお塩。

「浜御塩 藻塩」

 

 

ホンダワラをはじめいくつかの国産海藻を

海水で煮出してエキスを抽出しながら製塩していきます

 

 

うまみもしっかりしていておいしいんですよね~ラブ

 

でね、なにに一番驚いたかというと。

「濾過」の回数!!

 

製塩方法って実に色々ありまして、

伝統文化を守っていくという側面と同時に、

食品なので当然安全衛生面も求められるわけです。

マイクロプラスティック対策とかもそう。

文化と衛生、どちらも大事なものですが、

両立させにくい時があるのもたしか。

 

それをしっかり両立させているのが、

浜御塩工房さんでした。

 

こちらの工房では、これでもか!というくらい

何層もの目の細かいフィルターを通して

不純物を濾過していました

こんなに何回も通すの見たことない…!!

 

まずは取水点で3層のフィルターを通します。

 

 

さらに、製塩直前にも7つもフィルターが…!!

(さらに、もう一箇所フィルターを通すところがあるそうです)

 

 

よく「フィルター」「濾過」という言葉に

「ミネラルがなくなっちゃう!!」「精製されちゃう!!」と

間違えた反応をする方がいるので、念のため書きますが、

もちろん取り除かれるのは不純物だけで、

ナトリウム以外のミネラルのバランスがこれで変わるわけではありません。

 

さらにさらに、海水を炊くための燃料には

バイオチップを業界で一早く採用しています。

対馬は森林率が90%くらいあるので、

山の整備にも繋がる=豊かな海の保全にもなるわけです。

 

 

現場にお伺いしないとわからないことって、

やっぱりたくさんありますね。

 

今年もたくさんの製塩所にお伺いできたらと思いますニコニコ

 

 

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2022年度は3月が最終講座となります。

2023年4月からはあらたな形式にリニューアルする予定で、

私が直接講師をするのは3月で最後の予定です。

直接いろいろ質問しながら勉強してみたいわ、という方は、お急ぎ下さいませニコニコ