こんにちは~[:楽しい:]

沖縄はすっかり春でーす[:植物:]

今週はお天気は悪いですが、気温はすっかり温かくなっております[:水泳:]





さて、みなさん[:!:]

お漬物を作る時って、お塩はなにを使っていますか?



今日は、漬物に関するちょっとした実験を結果をご報告したいと思います。





漬物には本当に「あらじお」がいいの?





一般的に漬物には「あらじお」が良いと言われていますが、「はたして本当なのだろうか?」という疑問が私の中にずっとありました[:しょんぼり:]



なぜなら、正直言って、粒の細かい塩のほうが、食材にすっと浸透しやすいからです。粒が粗いということは、当然溶けるのも遅いですからね。



ちょうど漬物に良さそうな無農薬の島らっきょうが手に入ったので、

伊江島産の海水塩「荒波」の、粒が粗いタイプと、それを粉砕した細かいタイプとで漬け比べてみました。



同じ量の島らっきょうを、同じ容器で、同じ量の塩ので漬け、揉みこむ回数も、漬けこむ時間もすべて統一しました。





こちらは粗塩で漬けたもの





こちらは粉砕した細かい塩で漬けたもの





見た目に関しては、

粒が粗いほうは、塩が溶け残っています。

細かいほうは、きちんと溶けていました。



味に関しては、

粗い塩のほうはあんまり漬かっていない印象を受けますし、溶け残った粒の味を直接感じてしまうので、漬物としては完成度が低いです。

やっぱり細かいもののほうが浸透が良いようで、しっかりと漬かっており、島らっきょうに適度なコクを与えつつ、らっきょう本来の甘味と良い雑味を引き出してくれています。





ということで、「やっぱり細かい塩のほうがいいじゃない!」と思う次第なのです[:嬉しい:]

※年単位など長期間漬けこむ場合は、結局全部溶けるので、粒の大きさの大小

 はあまり関係ないと思われます。





「じゃあなんであらじおが良いとされているか?」というと、

専売制度導入の前に一般的に全国各地で作られていた自然塩は、専売制度導入後に作られているさらさらで粒の細かい精製塩に比べると、水分(にがり)も含んでいましたし粒が粗めだったので、



「粗い塩」=「あらじお」=「自然塩」=「ミネラルが多くて良さそう」



というイメージがあるからなのではないかと推測されます。



しかし!

今は製塩技術の発達により、水分(にがり)を含みながらも粒が細かく食材に浸透しやすい自然塩がたくさんありますし、

逆に精製塩の結晶形を粗く変えているものもあるので、一概に「漬物にはあらじお!」というのは、今となっては、やっぱりちょっと違うのかなあと思いました。



なんだかちょっと小難しい話になっちゃいましたね。

ごめんなさい[:冷や汗:]

もしどなたか「絶対にあらじおじゃないとダメ!」という理由をご存じの方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください[:ハート:]



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次回の塩講座は、

4月22日(日)10:00~12:00です。

利き塩(塩のテイスティング)と食材との合わせ方を中心に勉強したあとは、

お気に入りの塩をチョイスして、塩麹づくりも楽しんでいただこうと思っています。

ご自身オリジナルの塩麹ができあがります♪



参加費は3500円/人になります。

塩にご興味のある方、はたまた塩麹を作ってみたい!という方、是非ご参加ください★



現在、残席4名です。

入門編を受けていなくても楽しんでいただけるようになっているので、ご安心を!



お申し込みはこちらまで[:ハート:]

 電話 090-1211-3645

 メール info@saltlabo.com



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