フリルちゃん:「俳優の堂山くんからDMで食事に誘われたとか軽率に話したい」
みなみちゃん:「自慢やろ」
フリルちゃん:「バレた!?」
ルビーちゃん:「フリルちゃんの話は次元が違う…」
みなみちゃん:「行くん!?」
フリルちゃん:「分かんない。そこかしこで遊んでるって聞くし。」

みなみちゃん:「ああ…そういや朝ドラ出とったナナミも堂山くんからDM来たって言うとった」

フリルちゃん:「やってんな。アイツ。」

ルビーちゃん:「ミヤえもーん!私も同業者に愚痴言えるくらい仕事ちょうだい!」

ミヤコさん:「何を言ってるのか分からないんだけど…!」

MEMちょさん:「じゃ、ピエよんさんにコラボお願いしてみる!?」
ルビーちゃん:「コラボ動画も良いけど!またライブとかしたいよ!」

ミヤコさん:「有馬さんの舞台が終わるまで無理よ。」「だいぶ時間かかりそうだし」

舞台を見に行ったアクアくん あかねちゃん
 アクアくん:【風…】【4DX!?】【いや、違う…】【マジか!?】

あかねちゃん:「どうだった!?」
アクアくん:「想像の50倍くらい面白かった…!」
あかねちゃん:「でしょ!?」

アクアくん:「まず幕がモニターなのに驚いた」

アクアくん:「何より驚いたのが客席が360度回転したことだ」「これなら場面転換をシームレスに行える」「良かったのは施設だけじゃない 舞台そのものも凄く良かった」「ストーリーもかなりの出来だし 正直良かった あかねが体験型コンテンツと表現していたのが分かった」

アクアくんに演劇を楽しんでもらえて上機嫌なあかねちゃん

雷田さん:「やあやあ、ご両人!」
アクアくん:「雷田さん」
あかねちゃん:「どうしてここに!?」
雷田さん:「どうしてって、この舞台はボクが担当してるからね」

舞台を見終わった際の観客は感想が表情に出る。
満足な場合は笑顔
イマイチだった場合はすまし顔

雷田さん:「アクアくんの顔は良かったなぁ」
あかねちゃん:「私にも見せてよ!」
アクアくん:「嫌だ」

アビ子さんの脚本を担当した場合

高校の体育館の舞台でやることを想定した脚本を仕上げてくる

と予見したアクアくん

雷田さん:「ま、フォローするけどね」「気付いてる!?今日の舞台の脚本もGOAくんが書いてるんだよ」「優秀なんだよ、彼は。」

雷田さん:「本当に降ろしたくなんてなかった」
あかねちゃん:「どうにかならないんですか!?」
雷田さん:「厳しいよぉ!」
アクアくん:「でも、どうにかできるのは雷田さんだけですよ」

雷田さん:「それは、そうなんだけどね…」

吉祥寺先生宅へ向かったアクアくん達。

いきなり飲み始める吉祥寺先生
アクアくん:【さては飲んべえだな】
あかねちゃん:「なんで吉祥寺先生の家に遊びに来ることになったの」

アクアくん:「鮫島アビ子を説得できるのは、この人しか居ない。」
あかねちゃん:「なるほど」

人と馴染むのが苦手だったアビ子先生

彼女のマンガを読んだ際に「この子は誰かと分かり合いたいが、それができずに苦しんでる」と感じた吉祥寺先生

吉祥寺先生:「ちょっと私から絡むようになったら懐いてくれて かわいい子なのよ!」

その後週刊誌での連載が決まり
トントン拍子で売れっ子漫画家になったアビ子先生

挫折を経験していないから自分の意見が絶対だと思ってる

編集の仕事:【漫画を売ること】【漫画を完結させないこと】

身に覚えが有りすぎる かなちゃん メルトくん

アビ子先生に思うことは死ぬほど有る吉祥寺先生

「現場を信じた結果が最終回以外がクソだった今日甘だ」とアビ子先生に言われ言い返せなかった吉祥寺先生

アビ子先生:「この世の9割のクリエイターは三流。信じられるのは、自分の才覚だけ。先生は他人を信頼しすぎなんです」

アビ子先生:「次はもっと強く出ても良いんじゃないですか」

吉祥寺先生:【それを言えるのは…あなたが天才だからよ】

私が味方をしてあげないとアビ子先生は孤立無援になってしまうと思った吉祥寺先生

アクアくん:「分かりました。これだけアビ子先生に渡してもらえませんか。」

アシスタントをクビにしたアビ子先生

吉祥寺先生:「いつ!?」
アビ子先生:「先月」「いや、163話の時だから2ヶ月くらい前です。」

吉祥寺先生:「寝てるの!?」
アビ子先生:「一応毎日2時間」「今日は寝てないですけど…」
吉祥寺先生:「それ、死ぬわよ!?」

吉祥寺先生:「もっとリアルに言うと うつ病リタイアコース」
アビ子先生:「いや、もう死にたいですね」

吉祥寺先生:「舞台の脚本は!?」「手伝うから」「早くアシスタント雇いなさい」

アビ子先生:「あの担当使えないんで」
吉祥寺先生:「選り好みしすぎなんじゃないの!?」

吉祥寺先生:「アシスタントは育てるものでしょ!?」
アビ子先生:「そんな余裕無いです!」

吉祥寺先生:「多少妥協しても人間らしい生活をしなさい」

アビ子先生:「私の作品は妥協が許されないんです。一瞬で読者が離れます」
吉祥寺先生:「そんなこと無いでしょ。やり方が悪いだけ」

アビ子先生:「先生に何が分かるんですか」
吉祥寺先生:「少なくともこれは間違ってる。作品のクオリティを人質にして 真っ当なコミュニケーションから逃げてるようにしか見えない」

アビ子先生:「そういうの、五千万部売れてから言ってもらえます!?」

アビ子先生:「期待の中、毎週必死にやってるんですよ!?」「月刊でのほほんと描いてる人に言われたくありません!」

吉祥寺先生:「言うようになったわね。それを言われて言い返せる人間はこの業界にほとんど居ない。」「確かに私はあんたほど売れてない」

吉祥寺先生:「でも、悪いけど 私の方が面白いマンガ描いてっから!」「あんたのセンスに頼りきったマンガは、確かに読者には新鮮でしょうね!」「でも、それだけ!」「本質的には、エンタメではない!」

アビ子先生:「はぁ!?」「出た!出た!読者に媚びた展開をエンタメと勘違いしてる」「自称プロフェッショナル!」「ありふれた展開を王道だと思い込んでる無礼やり口!」

吉祥寺先生:「最近の東ブレは正にそれでしょうが!読者に媚び始めた12巻以降、正直微妙だから!」

吉祥寺先生:「刀鬼とツルギのカップリングは何だ!」「読者人気に気圧され中途半端に捩じ込んでるだろ!」「半端な漫画描いてんじゃねぇ!」
アビ子先生:「酷い…私なりに読者の期待に応えようと頑張って…」
吉祥寺先生:「図星ですかぁ!?売れっ子様が読者の意見でブレちゃいましたか」

吉祥寺先生:「あんたにエンタメ叩き込んだの誰だか忘れたか!こっちは全部お見通しなんだからな!?」

アビ子先生:「先輩こそ牙抜けちゃったんじゃないですか!?見ましたよ、今日甘のドラマ!まあ、酷すぎました!」
吉祥寺先生:「そういうのよそから言われるの一番腹立つ!」

吉祥寺先生:「皆 必死に仕事してんだ!そりゃ全部が大成功なのが理想だけどね!」「天才だの奇才だの言われて調子に乗ってるんだろうけどね」「あなたも私も三本あげれば2本はつまらない作品になるじゃない!」「自分は打率3割程度なのに他人には常に名作を求めるなんて 虫のいい話!!」

アビ子先生:「でも、先生のドラマは任せすぎ!」
吉祥寺先生:「う…!まあ、それはそう!私だって上手くできないこと有るわよ!根は陰キャなんだから!」

アビ子先生:「先生が陰キャなら私はどうなるんですか!?マンガが無ければ社会に不適合な引きこもりですよ!?」

アビ子先生:「聞きましたよ、キャストを呼んでご飯会したんでしょ。ズルい!この陽キャ!」

吉祥寺先生:「そのくらいあなたにだってできるでしょ!?」「あー、メソメソと!ペン入れ進めなさい!」

アビ子先生:「先生こそ背景いつぶりに描くんですか!?」「雑だったらボツ出しますからね!」
吉祥寺先生:「舐めんじゃないわよ!」「何年プロやってると思ってるの!?」

原稿なんとか間に合った
吉祥寺先生:「腐っても私達は漫画家なのよ…」

寝不足によるストレスでだいぶ酷いこと言った件を吉祥寺先生に詫びたアビ子先生

吉祥寺先生:「良いわよ、私も大概言ったから。でも、よそでそんな口叩いたら縁切られるから気を付けなさい」

アビ子先生:「どうしたら人と上手くできますか!?」

吉祥寺先生:「歩み寄りなさい。メディアミックスは他人との共同制作 自分だけではできないことの集合体なんだから」「仕上がりがどうであれ私の作品がつまんなくなったわけじゃないもの」

今日甘の原作は神作品。
ドラマがめちゃくちゃだった事が悔しくて悔しくて堪らないアビ子先生

アビ子先生:「先生の作品はもっと凄いのに!」「好きな作品汚されるのは、私が一番よく分かってるんです…!」

吉祥寺先生:「思ったことをすぐに口にするのが良くないのよ…まったく…不器用な子…!」「あのドラマ、私はやって良かったって思ってる」

舞台の脚本の参考として先日見た舞台のチケットをアビ子先生に吉祥寺先生伝てで渡したアクアくん。