【心を燃やせ】
深傷を負った煉獄さん。
猗窩座:「死ぬな。杏寿郎」
炭治郎くん:「煉獄さん…煉獄さん…煉獄さん!」
猗窩座:「全て無駄なんだよ、杏寿郎。お前が俺に喰らわせた素晴らしい斬擊も既に完治してしまった。だが、お前はどうだ!?」「潰れた左目 砕けたあばら骨 傷ついた内臓」
猗窩座:「もう取り返しがつかない。鬼であれば瞬きすれば治る。そんなもの鬼ならばかすり傷だ。どう足掻いても人間では鬼に勝てない。」
動けない炭治郎くん。
煉獄さん:「俺は…俺の責務を全うする!ここに居る者は、誰も死なせない!!」
煉獄さん:「炎ノ呼吸 奥義!」
猗窩座:「それほどの傷を負いながらその精神力!一部の隙もない構え!やはりお前は鬼になれ!杏寿郎!」
煉獄さん:【心を燃やせ 限界を超えろ!】「俺は炎柱 煉獄杏寿郎!9の型 煉獄!!」
猗窩座:「破壊殺!」「滅式!!」
炭治郎くん:「煉獄さん!!」
猗窩座の拳が煉獄さんの身体を貫通…
煉獄さん:「グハ…【吐血】」
猗窩座:「死んでしまうぞ、杏寿郎!鬼になれ!!鬼になると言え!お前は、選ばれし強き者なのだ!!」
【なぜ強く産まれたのか】
「なぜ強く産まれたのか。それは弱き者を助けるため。決して忘れることなきよう」と母上から言われたことを思い返す煉獄さん。
煉獄さん:【母上、俺の方こそあなたのような人に産んでもらえて光栄だった!!】
猗窩座:【煉獄さんへ拳を向ける】
煉獄さん:【受け止める】
猗窩座:【止めた!?信じられん…!】【鳩尾に俺の腕が貫通してるんだぞ!?】
夜明けが近い
鬼にとって最大の天敵は日光。
焦る猗窩座。
猗窩座:【腕が…抜けん!?】
煉獄さん:【逃がさない!】
猗窩座の首を斬ろうとする炭治郎くん。
煉獄さん:【絶対にはなさん!お前の首を斬り落とすまでは!】
猗窩座:「退けぇぇぇ!!」
炭治郎くん:「伊之助動けぇぇぇ!!煉獄さんのために動けぇぇぇ!!」
【逃げるな卑怯者】
腕をちぎり逃げた猗窩座。
刀を投げた炭治郎くん:「逃げるなぁぁ!」「逃げるな卑怯者!!逃げるなぁぁ!!」
猗窩座:【何を言ってるんだあのガキは!?脳ミソに頭が詰まってないのか!?】
猗窩座:【俺はお前らから逃げてるんじゃない!太陽から逃げているんだ!!それに勝負の決着はついただろうが!アイツは間も無く力尽きて死ぬ!】
炭治郎くん:「いつだって鬼殺隊は、お前らが有利な夜の闇の中で闘ってるんだ!生身の人間がだ!!」
炭治郎くん:「逃げるなバカヤロー!!お前なんかよりずっと煉獄さんの方が凄いんだ!強いんだ!!」「煉獄さんは負けてない!誰も死なせなかった!闘い抜いた!守り抜いた!お前の敗けだ!煉獄さんの勝ちだぁぁ」「あぁぁ!!【むせび泣く】」
煉獄さん:「もうそんなに叫ぶんじゃない」「腹の傷が開く。竈門少年が死んでしまったら俺の敗けになってしまう。」「こっちにおいで。最期に少し話をしよう…」
煉獄さん:「思い出したことがあるんだ。煉獄家に行ってみると良い。歴代の炎柱が遺した手記があるはずだ。父はよくそれを読んでいたが、俺は読まなかったから内容が分からない。君が言っていたヒノカミ神楽に関して何か…記されているかもしれない…」
炭治郎くん:「煉獄さん…もう良いですから!呼吸で止血してください!傷を塞ぐ方法は無いですか!?」
煉獄さん:「ない」「俺はもう…すぐに死ぬ…」「喋れる内に喋ってしまうから 聞いてくれ…弟の千寿郎には正しいと思う道を進むようにと伝えてほしい。」
煉獄さん:「父には…身体を大切にしてほしいと…それから竈門少年…」「俺は君の妹を信じる…!鬼殺隊の一員として認める!汽車の中で血を流しながら人間を守るのを見た。命を懸けて鬼と闘い人を守る者は、誰が何と言おうと鬼殺隊の一員だ!」「胸を張って生きろ!!」
煉獄さん:「己の弱さや不甲斐なさに、どれだけ打ちのめされようと…!心を燃やせ!歯をくいしばって前を向け。君が足を止めて踞っても時間の流れは止まってくれない。共に寄り添って悲しんではくれない。俺がここで死ぬことは気にするな」「柱ならば後輩の盾となるのは当然だ!」
煉獄さん:「柱ならば誰であっても同じことをする。若い芽は摘ませない。竈門少年 猪頭少年 黄色い少年 もっともっと成長しろ!」「そして、今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ!」
煉獄さん:【俺は信じる!君たちを信じる!】【!!】【母上…】【俺はちゃんとやれただろうか!?やるべきこと果たすべきことを全うできましたか!?】
母上:【立派にできましたよ…!】
煉獄さん:【笑顔で力尽きる】
上弦の鬼相手に何もできなくて涙を流し悔しがる炭治郎くん達。
伊之助くん:「弱気なこと言ってんじゃねぇ!」「信じると言われたらそれに応えるしかねぇ!」「悔しくても泣くんじゃねぇ!」
善逸くん:「お前も泣いてんじゃん…被り物から溢れるくらい涙出てるし…」
カラスを通じて煉獄さんの死を知った柱達。
お館様:「200人の乗客は無事だったんだね。杏寿郎は頑張ったんだね」「凄い子だ。寂しくはないよ。私もそんなに長くは生きられない。近い内に杏寿郎や皆の居る黄泉の国へ行くだろうから」
総括として一番涙を流した演出は「逃げるなバカヤロー!!お前なんかよりずっと煉獄さんの方が凄いんだ!強いんだ!!」「煉獄さんは負けてない!誰も死なせなかった!闘い抜いた!守り抜いた!お前の敗けだ!煉獄さんの勝ちだぁぁ」「あぁぁ!!【むせび泣く】」って炭治郎くんの台詞。
煉獄さんの勇姿、しかと目に焼き付けました。
前日談を新規エピソードとして追加したり無限列車編をこうしてテレビアニメとして再度編集し放送してくれた制作の方々、本当にありがとうございます。
次回からテレビアニメ二期が本格的に始動しますので引き続き視聴します。