22イグジストの特徴を解説 リール界最高の性能に! オーナー制度も新設 | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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  22イグジストの特徴・性能


22イグジストが4種類の新機構「エアドライブデザイン」を採用し、究極の最軽量リールとしてデザインも一新し、フルモデルチェンジします。ダイワが求めるリールの軽量化を突き詰めた完成形とも言える究極のスピニングリールと言える出来栄えのリールですよ。
更に22イグジストからオーナー制度を導入し、22イグジスト専任の担当者との電話・メール対応によるアフターケアも充実。グリスアップとオイルアップのメンテナンスは無料となり、まさにスピニングリールの最高峰に相応しいリールになりました。
その代わり、なんと希望小売価格は10万円を超え、実売価格も9万円台と挑戦的な価格設定になり多くの釣り人達を驚かせました。

下記では22イグジストの性能・特徴を紹介します。

オーナー制度を導入

22イグジストでは初めてオーナー制度が設けられ、ダイワアプリ内のイグジスト特設ページで1年後・2年後、数年後まで特別なサービスを提供してくれるそうです。


イグジスト専属のオペレーターを配置

また、22イグジストには専用窓口があり、電話対応はイグジスト専属のオペレーターが対応してくれるため、よりスピーディーかつ知識のある担当者から満足のいく対応が期待できます。


イグジスト専属のアフターケア

22イグジストからメンテナンス作業は、イグジストのメンテナンスを行う為に選りすぐられた熟練者(マイスター/ベテラン作業員)のみがメンテナンスを行う為、より品質の高い仕上がりが期待できます。


22イグジストからマイスターと直接電話対応も可能になっており、カウンセリングと合わせることにより、微妙なゴロ感やグリス量の指示も可能となり、僅かな違和感もメンテナンスでしっかりと解消する事ができるでしょう。 


オイルアップ・グリスアップは無料

なんと22イグジストのメンテナンスでオイルアップとグリスアップは無料となっており、部品交換の必要が無ければ、最低限のメンテナンスを無料で受けられることになります。


これらのアフターサービスも含んだ販売価格と考えた、10万円と言う値段も納得できるかも知れませんね。


エアドライブデザイン

22イグジストから新たに追加された機能の「エアドライブデザイン」は「エアドライブローター/エアドライブベール/エアドライブスプール/エアドライブシャフト」4つの技術から構成された構造ですが、基本的にはローターやスプールを含むフロントユニット(リール上部)を大幅に軽量化する事で、巻心地を圧倒的に軽くする最新設計です。

エアドラグシャフトは22ステラの「インフィニティドライブ」と同じく、ピニオンギアとスプールシャフトを非接触化した構造です。

これらの新機能により22イグジストは巻心地の軽さでは他のリールを凌駕する破格の性能を手に入れました。

巻く・止めると言うルアーフィッシングには必要不可欠な動作を、より軽い力で、釣り人の思うがままに操れるのが22イグジストの特徴であり、ダイワが求めるリールの頂点に相応しい性能となっています。


最軽量の新型ザイオンローターを搭載



エアドライブデザインの採用によりザイオン製の低慣性ローターも「エアドライブローター」として大幅に改良されました。22イグジストのローターは18イグジストのエアローターより16%の軽量化を実現(2500番の場合)し、「軽くて強度も高い」史上最軽量のローターに新型しました。デザインを見る限りでは可能な限り肉抜きして軽量化を図っているのが見て取れますし、ビス穴も無くなり空気抵抗まで意識した舐めからかなフォルムになりました。
サイズ的には旧ローターの楕円型から、より丸いデザインになっているので、上から見るとエアドライブローターの方が大きく見えます。


軽くて強度も高い


強度の面は使って見ないと分かりませんが、ダイワが軽さと強さを兼ね備えた設計と解説しているので、軽量化と強度を両立したと言う点では究極のローターに仕上がっているのは間違いないでしょう。

軽くなることにより動かす・止めると言う動作のレスポンスが上がり、18イグジスト以上に快適に釣りができるのは間違いありません。


このローターがセルテートなど下位モデルにも搭載されていくのかは気になりますが、たぶん23セルテートには搭載されると思います。


ザイオンローターには塗装が施された?

これまでのザイオンローターは光にかざすとカーボンの繊維が埃のように透けていましたが、22イグジストのローターは光沢のある塗装が施されているようです。もしくはカーボンが透けない製法で作られているのかも?


エアドライブベール


エアドライブベールは中空パイプ構造で、直径が18イグジストのベールよりかなり細くなっています。細い代わりに直径が小さくなっているので、強度を変えることなく、なんと33%もの軽量化を実現しました。

また、形状もより変わりベールの傾斜(ラインスライダー)の角度を見直しており、よりラインをラインローラーに送りやすい形状に変わりました。


エアドライブスプール

22イグジストはスプールの内部とスカートを大幅に薄肉化し軽量化した「エアドライブスプール」を採用。表面のデザインはライン落ちを防止するねずみ返しを覗きに、滑らかな曲線のみで構成されています。鏡のようなスプールに映るローターの残像は見ていて飽きない美しさがありますね。

12イグジストではスカスカの肉抜きスプールでしたが、薄いスプールで全体的を覆う方が防水性能も高いので、近年のイグジストではこの薄肉スプールが主流です。


ドラグ音にも拘り機構を変更


22イグジストからドラグ音にもこだわって新型のドラグクリック機構を搭載しており、LTモデルのリールで小さかたドラグ音を大きく良い響きの物に変えています。スプールが薄くなった分音が良く響くみたいですね。ドラグクリック作動時に、スプールにブレーキが掛かりにくい構造になっているのもポイントです。


エアドライブシャフト


エアドライブシャフトはスプールを上下に動かすスプールシャフトと、ローターを回転させるピニオンギアを非接触化した機能で、これにより摩擦抵抗をゼロにし、巻き上げ抵抗を極限までゼロにする事ができるそうです。

ちなみに、ライバルメーカーであるシマノのステラSWや22ステラも良く似た構造の「インフィニティドライブ」を採用していますが、エアドライブシャフトはカラーと呼ばれる部品を使用して非接触化しているので、シマノのインフィニティドライブとは構造が違います。

は特許の関係は不明ですが、シマノ独自の構造をイグジストに盛り込んで来るとは驚きですね。


カラーの耐摩耗性がどの程度かで巻心地の持続期間やガタつきの発生時期に影響がでそうなのが心配ですけどね。


ボディ、ハンドルも軽量化

22イグジストは強度を落とす事なくモノコックボディとハンドル、スプールを薄肉化して軽量化し、全て最新設計の構造・デザインになりました。ローターの形状変更と合わせると、18イグジストから外観は完全に一新されたことになりますね。丸みをおびた形状は先鋭的すぎる未来のリールとも呼べるようなデザインになっています。


エアドライブシステムにより性能が向上したポイント
①リールバランスの向上

ローターユニットが18イグジストに比べて約16%軽量化(2500番比較)。 バランスがよくなり、保持時に前下がりになりにくい、テクニカルなキャスト時もフロントの重さに振り回されず思い通りにスイングできる、といったメリットが生まれる。


②回転レスポンスの向上

リトリーブ中のわずかな水流変化やアタリに対する感度がさらにアップ。 また、軽量化がもたらした回転慣性の低減により、巻き出しはスッと軽く、回転もピタッと止められるように。 よりタイムラグがなく、正確なリーリングコントロールを可能とする。


③ライントラブルの減少

エアドライブベールや、ビスなどのない流麗なローターデザインの効果によりライントラブルが減少。


ATD TYPE-L

22イグジストのドラグはATDタイプLと言うATD仕様のドラグをバージョンアップした物に変更されました。ATDタイプLは滑らかな初動から効き続けるドラグで、特にフッキング時からドラグが作動する初動までの性能が向上したそうです。

極細のエステルラインなどを使用するアジング、メバリングではドラグの初動がスムーズなのは恩恵が大きいですし、エリアトラウトでも役立つでしょう。

瞬発的に魚が走っても素早くラインを放出できるので、ATDよりもラインブレイクを減らすことができます。


22イグジストと22ステラはどちらが高性能なのか?

ダイワのイグジストと、シマノのステラは両メーカーのフラッグシップモデルだけあって度々性能を比べられてきましたが、両者とも求めているリールのコンセプトが全く違うので簡単には比較できません。

22イグジストは究極の軽さ・レスポンス・野心的な設計、22ステラは18ステラに少し手を加えて引き続きシルキーな巻心地と高い耐久性、トラブルレスな設計を目指していますが、大きなポイントは22ステラが密巻きを採用したのくらいでしょう。22ステラは18ステラ との違いが少ないですが、18ステラの時点でステラとしての完成形に近いため、あまり変える必要無いだけとも言えるのでしょう。


やはりイグジストの方が高性能?

釣り物によるタックルバランスなどの適正を排除して考えるなら、イグジストの方が遥かに高性能かつ進化したリールになっているのは間違いありません。軽さの追求と巻心地、トルクの向上や、フルモデルチェンジとも言える部品の刷新はかなりのインパクトがあります。

あとはダイワ派かシマノ派、巻心地の好みや、釣り物との適正によって使い分ける感じでしょう。


釣り物・用途の適正で選ぶのもあり

22ステラか22イグジストのどちらかを購入しようかと迷っているなら、リールに適した適正で選ぶのが良いでしょう。

22イグジストは3000番以下のリールを使用する釣り物なら独壇場といっても良いくらいで、アジングやメバリング、管理釣り場、トラウト、渓流、バス釣りなら22イグジストの方が適しているでしょう。


3000番代になるとロッドの長さや使用するルアーによってどちらが良いか迷いますが、エギングやライトなシーバスタックルなら22イグジスト、9.3フィート以上のロッドなら22ステラがタックルバランス的には良いですね。


22ステラだと3000番以上ならサーフフィッシング全般やヒラスズキ釣り、ライトショアジギングなど長いロッド・重めのロッドを使用するルアーフィッシングや、耐久性を求める使い方に向いています。自分で分解メンテナンスしやすいメリットもあります。

4000番以上になると対象魚もヒラメや青物、ヒラスズキとなり、わざわざ軽さ重視のイグジストを選ぶ必要があるか微妙ですし、長いロッドとの相性も悪く先重りを感じやすくなります。


【まとめ】

やはりダイワらしい革新的な技術やユーザー制度などの充実したアフターサービスなど、話題性の高さでは22イグジストは非常にポイントが高いですね。その点、22ステラは18ステラの評判が良かったせいか?、いまいち代わり映えせず期待した割には性能に違いが少ない印象です。

ライトゲームを楽しむアングラーなら22イグジストは至高のリールとなるでしょうから、是非使ってみてほしいですね。実売9万円の価値があるリールなのは間違いないでしょう。

自分はライトショアジギングで使うので22ステラのC5000XGを購入しますが、イグジストの方が所有しているだけで優越感は凄そうですね。きっと釣り場では一目置かれる存在になるでしょう(´∀`)


22ステラの特徴はこちらで紹介










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