釣りで釣った魚は針を外したり、クーラーボックスに入れる際には、魚掴みなどで掴んで移動させる必要があります。素手で魚を掴むと魚の歯やヒレのトゲで手を怪我する可能性がありますし、ルアーフィッシングではフックが手に刺さる危険性があります。
魚も素手で触られると人間の体温でダメージを受ける種類もいます。
今回は釣り上げた魚の移動に使える釣り具の種類と、特徴を紹介します。
魚挟み
魚挟みは魚を挟んで掴める道具で、海釣りの小物釣り全般やタチウオ釣りでの使用率が高い魚掴みです。魚ハサミも大小のサイズがラインナップされていますが、魚掴みのデメリットとして小型の魚や、体の厚みが薄い平らな魚しか上手く掴めません。
魚挟みはあくまで小型魚用の魚掴みになるので、30〜40cm以上あるシーバスやサバやイナダなどの青物はフィッシュグリップを使うのがおすすめ。
フィッシュグリップ
力の強い大型魚を釣るなら必須のアイテムで、シーバスや青物、マグロ、カツオ、根魚釣り全般に使用されています。歯があるサワラやヒラメ釣りでは必須アイテムですね。
タチウオやカマス、アジのようにフィッシュグリップで掴めない・掴みにくい魚もいます。
手で掴む
魚自体が掴めるサイズなら手で掴み上げる方法もありますが、魚はヒレの先が鋭く尖っている種類も多いので注意しないといけません。
歯がない魚であれば、指が口に入るなら下顎を掴んで持ち上げることもできます。ヒラメやサワラのように歯が鋭い魚の口を手で掴むと怪我をするので注意しましょう。シーバスやヒラメ、大型青物はザラザラした歯があり、手で掴んだ状態で暴れると指に擦り傷ができるので、出来るだけフィッシュグリップを使用して掴むのがおすすめです。
とは言え、海釣り・堤防釣りだて魚挟みが無いと、ゴンズイやオコゼのような「毒魚」が釣れた際に素手で掴むわけにはいかず、取り扱いに困るので、魚挟みを用意しておきましょう。
手に臭いが付くのが嫌な人には無理
魚を素手で掴むのは手っ取り早い方法ですが、手に生臭い魚の臭いと滑り、鱗が付くので、気にする方は素手で掴むのはおすすめしません。
タオル越しに手で掴む
タオル越しに手で掴む方法もあり、一種の手袋代わりに使用します。投げ釣りや堤防釣りでタオル越しに魚を掴んでいる方をたまに見かけます。
タモ網・ランディングネットで持ち上げる
管理釣り場やトラウト釣りでは魚を傷つけないように、ランディングネットの中でフックの取り外しや撮影を行いリリースします。ネットから出さないなら魚を掴む道具は必要ありませんが、ヒレが引っ掛かるなどした場合は魚を掴んで解く必要がある場合もあります。
ギャフで引っ掛ける
持ち手がついたギャフ単体と、タモの柄・ランディングシャフトに取り付けられるギャフもあります。
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