20ソアレエクスチューンS80Lインプレ|メバリング・アジング・スーパーライトショアジギング | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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20ソアレエクスチューンS80Lは8フィートの長さとロッドパワーにより、ライトリグやメタルジグの遠投性能に優れたアジング・メバリングロッドです。実際にはライトソルトルアー用のバーサタイルロッドで、そのパワーを生かしてスーパーライトショアジギングなどで小型回遊魚やメッキを釣るライトソルトルアー全般に活用できるバーサタイルロッドと言えます。
今回は20ソアレエクスチューンS80L-Sの特徴と、アジング・メバリング・回遊魚狙いで使用したインプレを紹介します。

20ソアレエクスチューンの特徴

20ソアレエクスチューンは最新のテクノロジーを投入して作られたシマノのアジング・メバリングロッドのハイエンドモデルです。ナノアロイと呼ばれる東レの最新のカーボンを使用しており、スパイラルXコアとハイパワーX、カーボンモノコックグリップも搭載。以前のソアレシリーズを遥かに凌ぐ軽さと感度、ロッドパワーを両立させたハイスペックなライトソルトルアーロッドに仕上がっています。 

80Lの調子は掛け調子でアタリを取ってフッキングさせる釣り向きですが、最高品質のブランクスのおかげでフォール中のアタリもしっかり取れますよ。


 ロッドパワーと感度を両立

20ソアレエクスチューンS80Lはライトソルトルアーロッドとしてはパワーフルでわ最大14gまでのルアーに対応するため、アジングやメバリングロッドではジグ単よりもフロートリグやキャロライナリグ、メタルジグなどのヘビーウエイトルアーを使用した釣り方に適しています。かと言って感度が悪いわけではなく、1.5gくらいのジグヘッドでも繊細なアジのショートバイトも逃さない高感度のロッドに仕上がっています。ワンランク上の軽さと感度はソアレTTの7フィート台かそれ以上でしょう。


メリットとしてスーパーライトショアジギングやシーバスのワーミングにも使用できます。14gメタルジグならPE0.3号で60mくらいは飛びますし、堤防からの回遊魚狙いなら十分使用できます。


 CI4+製リールシート

20ソアレエクスチューンのリールシートはロッドのブランクスを指で触れる形状になっており、繊細なバイトでも振動を感じ取れるようになっています。

少し隙間が空いてますが、シマノの中級モデル以上なら強く締め込めばピッタリ締まりますよ。リールによってはリールシートが厚く隙間が空いたままになる場合もあります。

せっかく高感度なロッドを使用するので、ヴァンキフォードやヴァンキッシュなど軽量なクイックレスポンスシリーズのリールと組み合わせたいですね。


 スパイラルXコア・ハイパワーX

20ソアレエクスチューンは最新のスパイラルXコアとハイパワーXを搭載。スパイラルXコアはネジリ強度10%アップ、潰れ強度15%アップと、スパイラルXより大幅にブランクスの強度が高くなっています。

X構造はカーボンテープを二重にクロスさせるように巻いた螺旋構造で、ブランクスの捩れと潰れを防止し、薄肉軽量のブランクスでも性能を引き出すものです。


 Xガイド

シマノオリジナルの細軸のXガイドを搭載。ロッド重量が軽く持ち重りしにくく、キャスト時のブレもより少なくなっています。


 カーボンモノコックグリップ

20ソアレエクスチューンはカーボンモノコックグリップを搭載。斜めに置けるようにかロッドエンドは斜めに切れたような形状になっています。表面は滑り止めの加工が施されている。


 ハイレスポンスソリッド

80Lのティップはハイレスポンスソリッドと言う掛け調子のソリッドディップになっています。伝達力に優れたティップなアタリを取りやすく、積極的にアワセを入れて掛ける攻撃的なゲーム展開が可能です。

邪道ですがちょい投げ釣りで使っても海底の状況がよく伝わってきますね。


 フックキーパーは曲がりやすい

ソアレエクスチューンはフックキーパーが付いているんですが、あまり強度は高くなく頻繁に使用していたら知らぬ間に歪んでました。風が強い日は稀にラインが引っかかるデメリットもあり、キャロライナリグなどヘビーなライトリグを使う場合は、心配ならマスキングテープでガードした方が安心ですね。


 ソアレエクスチューンとソアレTTの違い

ソアレエクスチューンの下位モデルにソアレTTというロッドあります。コンセプトは同じライトソルトルアー用のバーサタイルロッドです。20ソアレエクスチューンとソアレTTの8フィートモデルで比較してみましょう。


20ソアレエクスチューンS80L-S

全長(m):2.44

継数(本):2

仕舞寸法(cm):124.8

自重(g):77

先径(mm):0.8

適合ルアーウェイト(g):1.5〜14

適合ラインPE(号)/ナイロン・フロロ(lb):0.2〜0.8/2〜6

リールシート位置(mm):261

カーボン含有率(%):98.6


ソアレTT80L-T

全長(m):2.44

継数(本):2仕舞寸法(cm):124.7

自重(g):74

先径(mm):1.2

適合ルアーウェイト(g):0.8〜10

適合ラインPE(号)/ナイロン・フロロ(lb):0.2〜0.8/2〜6

リールシート位置(mm):335

カーボン含有率(%):94.8


カタログスペース状はソアレTTの方が3g軽くなっていますが、エクスチューンはソアレTTより更に4g重いルアーまで対応しています。この他、ソアレTTはブランクスもナノアロイではなく、X構造も旧式のスパイラルXのみで、カーボン含有率も僅かに異なります。ソアレTTの方が対応ルアーウエイトの関係で僅かに柔らかめです。

とは言え、ソアレTTは実売価格も15000円以内とコスパに優れているので入門ロッドにおすすめですよ。ソアレエクスチューンは感度とパワー・遠投性能が優れているのは間違いありませんが、実用面でソアレTTの3倍以上の価値があるかと言われたら微妙かも。ライトソルトルアーロッドに約5万円は高すぎるとは思いますが、ほとんど欠点の無いロッドなので、可能な限りロッドの感度を求める人にはおすすめします。


20ソアレエクスチューンS80L-Sインプレ

 メバリングに使用

ライトリグを使用してメバリングで使用しました。とにかく遠投性能が高く、PE0.3号で50m沖のブレイクラインまで飛ばせるほどです。ULモデルだと6gまでしかキャストできないため、6g以上のルアーで飛距離を求めるなら80L一択ですね。

9gのフロートリグも使用しましたが、飛距離が無いと釣れないフィールドでは必須のアイテムだと思います。ソアレTT80Lの10gだと対応ルアーウエイトが微妙に足らないんですよね。


メバリングのプラッキングゲームでも使用しましたが、1g台のプラグだとロッドが曲がりきらず飛距離も30mくらいですね。シーバスミノーのような9〜12gあるプラグなら普通に50mは飛ぶんですが、やはりあまり軽いルアーは飛距離が出ません。飛ばそうとすると思いっきり振り抜いて投げないといけないので、ULのロッドでお願い使うよりも逆に疲れます。

フロートリグにしてしまえば解決しつつ飛距離も伸ばせますけどね。ジグ単や極小プラグは一応使えるくらいに考えた方が良いでしょう。


0.3号のエステルラインのような極細ラインも使えるものの、アジング・メバリングロッドとしては基本的に硬めなので、細いラインで尺サイズを狙うには硬いので不向きです。やや太いラインを使用してライトリグの使用やパワーフィネス的な釣り方をする場合に選ぶロッドですね。


 アジングに使用

エステルライン0.3号を巻き、1〜1.5gのジグヘッドを使用してジグ単のアジングに使ってみました。使用感としてはLパワーに1g台は軽すぎるのかボトムコンタクトはわかりにくい。とくに2m以上風があると全くわかりません。フォール中のアタリは伝わってくるので問題ないんですが、ある程度水深を把握したポイントじゃないと使いにくいですね。ジグ単なら安いロッドでもULを使った方が絶対に釣りやすいです。


 カマス釣りで使用

メタルジグも扱いやすくPEラインも0.6号まで対応しているので、30cm程度のサバやカマスのような小型回遊魚なら楽にやり取りできます。トリプルヒットでも浮かせつつゴリ巻きでやりとり可能。

うっかり大型のボラがスレが仮りしても柔軟性があるので、0.3号のPEラインを使用している時はバラシやラインブレイクしたことはありません。ジギングサビキで2匹ヒットしても、適度にドラグを使いロッドを立てておけば簡単に浮いてきますよ。


【まとめ】

20ソアレエクスチューンはアジング・メバリングだけでなく、スーパーライトショアジギングやシーバスなど色々なライトソルトゲームに色々使える1本を探している方におすすめです。同じL(ライト)パワーでも実質的にはソアレTTよりワンランクパワーがありますよ。エクスチューンを買わないと釣れないなんて魚は居ませんが、お財布に余裕のある方は20ソアレエクスチューンS80L-Sを是非使ってみてください。







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