ウチウラタコアシサンゴは大きなポリプを持つ単体性の陰日性サンゴで、イソギンチャクに似ていますが硬い骨格を持つLPS・ハードコーラルです。
大きなポリプを持つサンゴなので給餌も簡単ですが、ウチウラタコアシサンゴの飼育には22〜23℃の低い水温が必要。
陰日性サンゴ専用の水槽で飼育するのが理想的なサンゴですね。
ウチウラタコアシサンゴの飼育方法
●照明:不要
●水流:弱〜中
●水質:硝酸塩が20ppm以内
●水温:23〜26°C
●PH: 7.5〜8.5
●KH:8〜14
●濾過方式:特にこだわらない
ウチウラタコアシサンゴは大きなポリプを持つ陰日性のLPS・ハードコーラルで、水質の低下にも強く単体生で給餌も簡単なため、陰日性サンゴの中では飼育が簡単なサンゴと言えます。
形態は楕円形をした石灰質の硬い骨格からイソギンチャクによく似た触手が伸びていて、触手には全体に粒々とした小さな班がはいり先端が黄色くなっています。
ポリプのカラーはオレンジ、イエロー、ホワイト、クリアが大半ですが、稀にピンク系の個体も見られます。
ウチウラタコアシサンゴの飼育に必要な条件として、週1回以上の給餌と22〜23℃低い水温を維持する必要があります。
餌は小さく千切ったクリルやエビの剥き身を与えます。この時事前に餌の汁を垂らしてポリプから触手がしっかり伸びた状態にするのがポイント。
ウチウラタコアシサンゴは光水温に非常に弱く、夏場は高水温の対策として必ず水温用のクーラーを使用し、23℃以下の低水温を維持するようにしましょう。
23℃を超える期間が長いと調子を崩してしまいポリプが開かなくなってしまいます。
照明は不用で室内光だけで問題ありません。好日性サンゴと一緒に飼育するなら、照明があまり当たらない少し影になっている場所に配置しましょう。
あまり光が強くあたると日焼けで色飛びしたり開かなくなりますよ。
毒性
ウチウラタコアシサンゴの毒性は非常に強く、大抵のサンゴは触れると直ぐにダメージを負ってしまいます。ウチウラタコアシサンゴの近くには他のサンゴを置かない方がよいですね。