ソフトコーラルの中では少し気難しい一面もあり、マメスナなど飼育が簡単なソフトコーラルより強い光も必要なので、やや難易度が上がります。
ツツウミヅタは形状的に根元に塵が溜まりやすく、塵が溜まると明らかに状態が悪くなるので注意して下さい。適切な水流が飼育の鍵になります。
●学名: Genus Glaularia
●照明:中
●水流:中
●水質:硝酸塩が15ppm以内
●水温:23〜26°C
●PH: 7.5〜8.5
●KH:8〜14
●濾過方式:特にこだわらない
ツツウミヅタはソフトコーラルの中ではやや飼育の難易度が高く、短期的な飼育は容易ですが、長期飼育では徐々にポリプが減って衰退してしまうことがあり、ソフトコーラルの中では意外と飼育が難しいサンゴかもしれない。
カラーはグリーン、ホワイト、パープル、オレンジが見られる。ポリプ全体がグリーンのタイプが人気だが、中でもオレンジは希少価値が高く高値で取引されている。
ツツウミヅタに給餌は付与で、餌を与えてもあまり反応せず食べないことも多い。残餌がポリプの間に溜まるのも良くないため、餌は全く与えなくて大丈夫だ。
形態はライブロックを被覆する基質からポリプが密集生えており、群体の側面にあるポリプが子株を生やしながら広がっていく。
水質
ツツウミヅタはソフトコーラルなので水質の適応範囲は広く、濾過フィルターも好きなタイプを選べば十分。
ただし、硝酸塩とリン酸塩など栄養塩の蓄積には注意が必要で、硝酸塩が増えて水が古くなると開かなくなり状態を崩しがち。
さらにポリプの間や周りにコケが生えて余計に状態を悪化させてしまう。
水流
ツツウミヅタにはランダムでやや強めの水流が必要。
ツツウミヅタは特にポリプの間の隙間が深くゴミが溜まりやすいサンゴで、水流が状態を左右すると言っても良いくらい重要です。
時々スポイトでポリプの間に水を吹き付けてデトリタスを吹き飛ばしてあげるのも良いですね。
増やし方
割る際は包丁や頑丈なアウトドア用のナイフをあてがい、ゴムハンマーで叩いて割るとよい。
接着はポリプとライブロック片ならジェル状接着剤、ライブロックの塊同士を接着するなら粘土状の水中ボンドを使用するとよい。
食害
ツツウミヅタにはポリプに似た色のウミウシが混入することがあり、
茶色いアメーバ状のヒラムシにも注意し、見かけたらエアチューブで吸い出すか、他の容器に移して洗い落としましょう。
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