筆者は現在、自分で孵化させた2羽のヒメウズラを飼育しています。
これからヒメウズラの飼育を始める方の為に、ヒメウズラの飼い方を紹介しようと思います。
ヒメウズラってどんな鳥?
ジャンプ力が強く普通に空も飛べるので万が一、ケージから逃げ出してお外に出たら大変です。まず捕獲は不可能でしょう...
ヒメウズラは懐くの?
人に慣らすことは可能ですが、ニワトリみたいに懐くことは少ないようです。
接する頻度によりますし、雌雄の差や、個体の性格にも左右されるでしょう。
孵化直後から飼育していれば最初は寄ってきますが、成長するとあまり寄り付かなくなります。
筆者は仕事のため、朝夕のお世話しか出来ませんが、こんな風に普通に飼育していてもまず慣れません。
筆者はニワトリと烏骨鶏も飼育していますが、ニワトリは犬みたいに慣れるし多少人の言うことも分かるけど、家のヒメウズラは全く人に慣れません。。
メンテナンスの度にビビッてパニックになり飛び上がります。
勿論、慣れ具合はウズラと接する頻度にもよるでしょうけどね。
筆者のウズラちゃんは、人があまり通らない玄関に居るので、余計に慣れていないのかもしれませんね。
ヒメウズラの入手
ペットショップで購入するか、ヒメウズラの卵をヤフオクなどで購入して孵化させます。
孵化(孵卵)は知識や手間と時間が掛かるので、よく調べて行わないと難しいです。ひよこの飼育も色々と気を使います。
自身で卵の孵化したい人はコチラ↓で詳しく解説しています。
ヒメウズラの飼育に必要な設備
飼育容器
ヒメウズラを1〜2羽飼育するなら45cmくらいの容器をお勧めします。
高さがあると飛び上がり羽ばたいてしまうので20cm未満がベスト。
飼育容器にはプラケース、水槽、収納ボックスなどが利用できます。
蓋
100円均一で売っている焼肉網は通気性もよいのでお勧め。
ウズラに限らず鳥類のフンは水分が多いので機密性の高い蓋をすると、直ぐに湿度が高くなってしまいます。
ウズラはジャンプ力が強いので、四角いペットボトルに水を入れて重石にしましょう。
蓋がしっかりと固定可能なプラケースなら付属の蓋で大丈夫です。
水入れ
小鳥用の床置きタイプの水入れを使用します。ヒメウズラは1番小さいサイズで大丈夫です。
床材が入らない様にウズラの大きさに合わせて底上げして下さい。
成鳥のヒメウズラなら5cm底上げしても大丈夫です。
餌入れ
ヒメウズラは地面を掘り返して餌を探す習性があるので、餌入れが広いと中に入って餌をブチまけます。(゚ω゚;A)
餌入れは重みのある陶器製の物がお勧め。
ペットボトルの横をウズラの頭が入る大きさに切って使うとウズラが中に入れないので餌をブチまける心配がありませんよ。
倒れない様にペットボトルの口のくびれに針金を巻いて飼育容器に引っ掛けます。
餌・エサ
エサはウズラ用の物か養鶏用の細かい粒の飼料を与えましょう。
メスのウズラに養鶏用のエサを使うなら、採卵用の飼料を選ぶようにします。
ヒヨコから与えられる定番の餌
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採卵用のブレンドなのでヒメウズラに与えても特に問題なく産卵しています。
匂いも少ないのが良いですね。
床材
床材には水分をしっかり吸収してくれる材質の物が適しています。
ペットシーツを敷いて毎日交換するのが衛生的ですね。
掃除する頻度を減らしたいなら、まず最初に飼育容器に新聞紙を敷いて、その上にハムスター用のウッドチップやカブトムシ用のおが屑、腐葉土を敷きましょう。
床材は1〜2週間に1回交換します。
ちなみに、ウッドチップや腐葉土は適度に水分を含みバクテリアが活動し始めると、糞を自動的に分解してくれ、徐々に腐葉土の匂いしかしなくなるんですけど、長期間置いておくと粉ダニが発生し易いので早めに交換しましょう。
《ひよこの場合》
ひよこの場合は新聞の上にキッチンペーパーを2〜3枚敷いて使います。ペットシーツを床の大きさに切って敷いても大丈夫。
冬場は加温してあげよう
ヒメウズラは体が小さいので冬場は室内でも加温してあげた方が良いでしょう。
特に関東より北の地域なら室内でも加温は必須です。
筆者は関東在住ですが、室内でもやはり冬場は寒いらしく、複数羽で身を寄せ合い温め合っています。
関東以南の室内ならエサの食べ具合や産卵具合など様子を見て加温を判断しても良いと思います。
日常のおせわ
毎日エサの補充と水の確認をして下さい。
水は残量があるなら2日一回の交換と容器の洗浄をすれば大丈夫。
1〜2週間に1回は床材を取り替え飼育容器を丸洗いします。
匂いは必ず出ます
糞の匂いは必ず出るので、匂いを気にするなら1〜2日に1回掃除するしかありません。その場合、床材はペットシーツが良いと思います。
新聞紙はインクが良くないと言われているのでお勧めしません。
ウズラの掴み方
ウズラの掴み方は容器の角に追い詰め、背後から首の後ろから羽にかけてを優しく掴みます。
羽が動くと怪我をするリスクが高くなるので羽はちゃんと抑えて下さいね。
掃除中は段ボールなど外が見えない容器に入れておきます。
容器に通気性には要注意。必ず空気穴を開けて下さいね。
産卵
メスのヒメウズラは1〜2日に1度は卵を産みます。
卵を産み初めて1年以内なのに卵を産むペースが落ちたら、エサ不足やカルシウム不足を疑って下さい。
カルシウム不足で産んだ卵は空が薄く光を浴び通し易いです。稀にブヨブヨ柔らかい殻の無い様な卵を産むこともあります。
ちなみにヒメウズラは卵を産みそうになると、身体を膨らませて「ピュゥピュゥピュゥピュゥ」と少し太い低い声で連続して鳴くので直ぐに解ります。
ピヨピヨ綺麗な鳴き声が可愛いらしいヒメウズラの飼育に挑戦してみて下さい!
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