芥川龍之介と言えば皆さんは何を思い出すでしょうか。私は蜘蛛の糸です。あれは学校に通っている時代に習った物だと記憶しています。あれを読んで人は自分
の事しか大切に思っていなくて我が強かったらろくな事にはならないと思い知らされた物です。それくらい子供でしたが私の中ではもの凄いインパクトのある物
として残っています。
今回は面白そうだと思って彼の小説の中から河童を選んでみました。分かっているようで知っている事と言ったら頭の上 に皿が乗っていてきっと手には水かきがあるだろうという事くらいです。もちろん想像上の生き物である事は知っていますがもしかしたら池や川に行ったら見れ るかもしれないと子供心に思った物でした。
この小説はある精神病院から始まります。この辺りからして芥川ワールド的であると思いました。
そ して唐突に出てくる河童との出会い。それは想像していた通りで頭には皿が乗っています。しかしその身体の色がカメレオンばりに変幻自在に周りの色にあわせ られるという不思議。そうかだから人の目には見えにくいのかもしれないと妙に納得しているのでした。その方が読んでいてもファンタジーがあっていいではな いですか。
そして河童の世界では人が喜ぶ事を真剣に考えて人が真剣になる事が大笑いに繋がる事も分かりました。子供を授かって産むシーン もあります。何やら生殖器に向かってお父さんがお前はこの世に生まれたいのかという所があります。すると中の息子は生まれたくないと返事を返します。そし て何やらガラス状の物を生殖器に入れると子供が生まれるという仕組みになっている様でした。生殖器と言われてもその通りに思ってしまっていいのかどうか疑 問がわいてきました。もしかしたら河童独特の物かも分かりません。
もちろんお腹の中で返事をするくらいですから河童の子供が成長するのは異常に早いのです。それは分かる気がしました。
そこでどうして芥川はこの小説を書いたのかと思ったのですが人間社会への風刺である事は分かります。
以 前何かの本でこの世の物は自分が認識していると思っているだけで全てまやかしであると読んだ事があります。自分がそうだと信じているだけで本当にそうなの だろうかと思った事もあります。それはもしかしたら心を映す鏡のような物なのではないか。つまり解釈は人それぞれで違うという事にも繋がります。
辛いと思った事でも捉え方によってはこれは自分を高める為の物だと思える事もあります。それに囚われてしまったら落ち込む自分しか見えません。
だから芥川はもしかしたらこの小説で全く逆の発想を河童に託したのではないかと思ったのでした。これはあくまで私の勝手な気持ちなのですが。
恋 愛感情も同じです。普通雄が雌を追いかけますが雌が嫌という程雄を求めるのです。それは本人は愚か家族に迄及ぶというとんでもない物でした。人間界でも女 性が欲しいと思ったらそれなりに家族にもおべっかを使いますがそれとは違う表現で真に迫っていました。そのあげくには雄は寝込んでしまうという始末です。
時には雄が雌を追いかけ回している時もありますがそれはあくまで雌が挑発をしている様です。立ち止まっては後ろを振り返ってみたり時には四つん這いになってみせたりもします。
こ れを読んで思った事は河童も人と同じような生活をしているがそれがどこか違っているという事だった。つまり河童は河童の視点で物事を捉えているがそれは人 間界の事を踏まえて言っている事でした。私はもしかしたら河童は人間界の事を知らないのではないかと勝手に思っていたがそれはこの小説では大きな間違いと して描かれています。
本の事も出て来ますが本を作る機械があまりに進化するので数万の河童が失業して食料になるという話だった。ちょっとしたブラックユーモアです。つまり河童は何でも食べるという事なのである。
ちょっと長い小説ではありましたがかなりインパクトがあった事は事実である。
彼は人間界に戻って来ても河童の国の事を懐かしく思っています。故郷の感じです。
そこに河童がやってきますがそれは意外と簡単な方法である事が分かりました。
まさかこれを読んでいて河童の存在を信じたくなった訳ではありませんがこれだけ河童は人間の世界に簡単に行き来出来るのであればもしかしたらいてもおかしくないのではないかと言う気持ちにも少しはなってしまいました。その方が夢があるじゃないですか。
想像上の生き物をここ迄これまた想像を働かせて書いた芥川龍之介という人物もやはりすごい人なのである。
これは是非一読して欲しい話だと思う。
今回は面白そうだと思って彼の小説の中から河童を選んでみました。分かっているようで知っている事と言ったら頭の上 に皿が乗っていてきっと手には水かきがあるだろうという事くらいです。もちろん想像上の生き物である事は知っていますがもしかしたら池や川に行ったら見れ るかもしれないと子供心に思った物でした。
この小説はある精神病院から始まります。この辺りからして芥川ワールド的であると思いました。
そ して唐突に出てくる河童との出会い。それは想像していた通りで頭には皿が乗っています。しかしその身体の色がカメレオンばりに変幻自在に周りの色にあわせ られるという不思議。そうかだから人の目には見えにくいのかもしれないと妙に納得しているのでした。その方が読んでいてもファンタジーがあっていいではな いですか。
そして河童の世界では人が喜ぶ事を真剣に考えて人が真剣になる事が大笑いに繋がる事も分かりました。子供を授かって産むシーン もあります。何やら生殖器に向かってお父さんがお前はこの世に生まれたいのかという所があります。すると中の息子は生まれたくないと返事を返します。そし て何やらガラス状の物を生殖器に入れると子供が生まれるという仕組みになっている様でした。生殖器と言われてもその通りに思ってしまっていいのかどうか疑 問がわいてきました。もしかしたら河童独特の物かも分かりません。
もちろんお腹の中で返事をするくらいですから河童の子供が成長するのは異常に早いのです。それは分かる気がしました。
そこでどうして芥川はこの小説を書いたのかと思ったのですが人間社会への風刺である事は分かります。
以 前何かの本でこの世の物は自分が認識していると思っているだけで全てまやかしであると読んだ事があります。自分がそうだと信じているだけで本当にそうなの だろうかと思った事もあります。それはもしかしたら心を映す鏡のような物なのではないか。つまり解釈は人それぞれで違うという事にも繋がります。
辛いと思った事でも捉え方によってはこれは自分を高める為の物だと思える事もあります。それに囚われてしまったら落ち込む自分しか見えません。
だから芥川はもしかしたらこの小説で全く逆の発想を河童に託したのではないかと思ったのでした。これはあくまで私の勝手な気持ちなのですが。
恋 愛感情も同じです。普通雄が雌を追いかけますが雌が嫌という程雄を求めるのです。それは本人は愚か家族に迄及ぶというとんでもない物でした。人間界でも女 性が欲しいと思ったらそれなりに家族にもおべっかを使いますがそれとは違う表現で真に迫っていました。そのあげくには雄は寝込んでしまうという始末です。
時には雄が雌を追いかけ回している時もありますがそれはあくまで雌が挑発をしている様です。立ち止まっては後ろを振り返ってみたり時には四つん這いになってみせたりもします。
こ れを読んで思った事は河童も人と同じような生活をしているがそれがどこか違っているという事だった。つまり河童は河童の視点で物事を捉えているがそれは人 間界の事を踏まえて言っている事でした。私はもしかしたら河童は人間界の事を知らないのではないかと勝手に思っていたがそれはこの小説では大きな間違いと して描かれています。
本の事も出て来ますが本を作る機械があまりに進化するので数万の河童が失業して食料になるという話だった。ちょっとしたブラックユーモアです。つまり河童は何でも食べるという事なのである。
ちょっと長い小説ではありましたがかなりインパクトがあった事は事実である。
彼は人間界に戻って来ても河童の国の事を懐かしく思っています。故郷の感じです。
そこに河童がやってきますがそれは意外と簡単な方法である事が分かりました。
まさかこれを読んでいて河童の存在を信じたくなった訳ではありませんがこれだけ河童は人間の世界に簡単に行き来出来るのであればもしかしたらいてもおかしくないのではないかと言う気持ちにも少しはなってしまいました。その方が夢があるじゃないですか。
想像上の生き物をここ迄これまた想像を働かせて書いた芥川龍之介という人物もやはりすごい人なのである。
これは是非一読して欲しい話だと思う。