🔸東村山女性市議 転落死事件のあらまし
今から27年前の1995年9月1日、東村山市議会議員であった朝木明代さんが、東村山駅近くのビルの高層階から転落し、死亡するという事件が発生しました。
警察は、自殺とするには数々の不可解な点があるにもかかわらず、早々に自殺と断定し、幕引きを図りました。
自殺の動機は万引きを苦にした自殺として処理されました。
実はこの事件の少し前、朝木明代さんは、万引き未遂事件で書類送検されているのです。
市内の洋品店で万引きをして逃走した犯人が、朝木さんと似ているという被害を受けた店主の目撃証言だけで、朝木さんを書類送検したのです。
これこそ、目撃証言だけで意に沿わない人物を犯罪者にしてしまえるという権力の暴走、まさに、司法が乗っ取られているという恐ろしさを感じざるを得ません。
なお、万引き被害を訴えでた洋品店は、聖教新聞を取っていたことがわかっています。
聖教新聞は、言わずと知れた創価学会の新聞です。
しかし、普通に考えて現職の市議が万引きなどするものでしょうか。
朝木さんとこの万引き事件をつなぐものは、店主の目撃証言だけなのです。そのほかの物的証拠は何一つありません。
朝木さんは議員利権を追及する正義感の強い人として、朝木さんを知る人は朝木さんが万引きなどするわけがないと一様に否定しています。
しかも、万引きを現行犯ではなく、未遂で書類送検とはどう考えても不可解です。
ちなみに、書類送検後に、犯人は黒っぽいスーツを着ていたという、店主の目撃証言を覆す証言者があらわれています。
なお、のちの裁判で、朝木さんを万引き犯と断定することはできないという判決が出ています。
この万引き未遂事件ですらも、創価学会関係者によるでっち上げ事件の可能性があります。
当時の背景として、朝木さんは市議の活動の中で公明党=創価学会と敵対していました。
朝木さんは当時、公明党議員による口利きや贈収賄罪の可能性を追及したり、創価学会を脱会した元信者のお世話をしたりしていたのです。
東村山市の創価学会=公明党勢力にとっては、目の上のたんこぶのような存在が朝木さんでした。
この東村山市は、当時、公称約3,000世帯が創価学会信者、創価学会党である公明党市議を6人も抱えた、いわば創価学会の巣窟ともいえる市なのです。
敵対していた朝木さんを陥れるために、街ぐるみ、組織ぐるみで万引き冤罪事件がでっち上げられた可能性があるのです。
東村山署は、まともに調書も作成しないまま、騙し討ちのような形で2回事情聴取を行なっただけで、朝木さんの書類送検を行ってしまいました。
書類送検は、逮捕していない容疑者を検察庁へ刑事起訴のため調査資料を送ることです。
逮捕していないので容疑者本人ではなく書類だけを送ります。そのため書類送検といいます。
なんと万引きで朝木さんの書類送検を行なった検事が、創価学会幹部であったことが後に判明しています。
そして書類送検が行われる直前、公明市議と警察署長と副署長が署長室でなにやら密談をしていたことがわかっています。
犯罪すらでっちあげ、司法を捻じ曲げていた可能性がある公明党=創価学会。
この流れの中で、他殺の可能性のある事件も、検察内部に紛れ込んでいる創価学会信者の検察幹部の意向により、早々と自殺と断定されてしまった可能性があります。
宗教信者が政治権力にはびこってしまえば、公正な裁判や判決などは望めなくなるという典型例ではないでしょうか。
だからこそ政教分離の法が憲法に定められており、宗教団体はいかなる政治権力をも行使してはいけないとされているのです。
早々に自殺として処理されてしまったこの事件は、多くの状況証拠が自殺ではなく殺害された可能性を示唆しており、いまだ真相が解明されていない事件なのです。 |