未知なる生き物
七夕の名古屋は久しぶりに雲の隙間から青空が覗いています。
天の川を見ることができるかは微妙です。
今日は車で店まで来たのですが、雨でないこともありい今池と千種の中間あたりで何かの店に並ぶ長蛇の列を見ました。
最近は行列を見ると『また、タピオカ屋かな?!』と思います。
何回か流行があったと思いますが、私にはタピオカの良さがわかりません。
さて、下の画像を見て貰いたい。
道で出会ったら思わず逃げ出したくなる風貌の生き物。
これは17世紀に医学・博物学者であるヨハン・ヨンストンが様々な生き物を描いた『鳥獣虫魚図譜』の中の猿の姿を描いた図版です。
おじさん顔の生き物は”ヒヒ”であるようです。
博物画がまだ未完成だった17世紀、未知の生き物を船乗りなどから聞いて想像で描いていた生き物がいっぱいました。
当時 ヨーロッパには猿がいなかったそうで、あれこれ話を聞いているうちに顔が人間になってしまったんでしょうか?
爬虫類も個性的な姿。
上の画像は”オオヤマネコ”のようです。
植物や昆虫などは現物に近い姿で描かれている図版が多いですが、動物や魚類などはキメラのようで逆に面白い。
ヨンストンから100年、百科全書やビュフォンの博物誌が刊行される頃になるとかなり現物に近くなってきます。
昔の研究者の好奇心と情熱には見習うべきものがありますね。
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