こんにちは

今週は朝晩は冷えるのに日中は真夏のような暑い日との寒暖差で、体調を崩す方も多いのではないでしょうか?
気温が高い5月は、汗をたくさんかくことで肌の潤いが奪われたり、水分バランスが崩れて細菌が繁殖しやすい状態になったりと乾燥リスクが高まる状態に。さらに暑い日には冷房をつけることで肌表面の保湿機能が低下し乾燥が進んでしまいます。

様々なトラブルが起こりやすい季節ですが、今日は肌の状態を良くも悪くもしてしまう細菌についてお伝えさせて頂きます(^o^)


皮膚にいる細菌とは?
皮膚の常在菌のうち、主なものは表皮ブドウ球菌・アクネ桿菌・黄色ブドウ球菌の3種類です。 皮膚表面や毛穴にすむ表皮ブドウ球菌は、汗や皮脂からグリセリンや脂肪酸を作り出し、 グリセリンはバリア機能を発揮して皮膚を保護し、脂肪酸は皮膚表面を弱酸性に保つことで黄色ブドウ球菌の増殖を防ぐ効果があります。


ニキビの原因となる細菌は?
ニキビの原因となるニキビ菌は、「キューティバクテリウム・アクネス」といい、よく知られている「アクネ菌」のことです。 アクネ菌は、ニキビができる人だけにいる細菌ではなく、表皮ブドウ球菌とともにほとんどすべての人の皮膚や毛穴に存在している皮膚常在菌の代表です。
しかし肌の水分や皮脂のバランスが崩れることでニキビの原因となってしまいます。

ニキビが膿で腫れてしまうのは、皮脂や汚れが毛穴を詰まらせアクネ菌が増殖して炎症や化膿が起きることが原因です。 ニキビが膿で腫れた状態は、化膿した重度のニキビです。 この状態のニキビを黄ニキビといい 黄ニキビは皮脂や古い角質に細菌が繁殖したニキビです。

美肌菌を増やす方法とは?
表皮ブドウ球菌(美肌菌)を増やす方法
・ 肌を清潔に保つため朝の洗顔を心がける
・ 洗顔後や入浴後はすぐに保湿をする
・ 日常的に運動や入浴などで汗をかきましょう
・メイク品などは定期的に洗浄
・細菌が繁殖しないよう湿度の調節
・肌や身体が乾燥しないよう水分をとる

 

細菌の繁殖を防ぐことは肌トラブルやニキビを予防するために必要ですが、肌を良い状態に保つために必要な細菌もいます。べたつきが気になる今からの季節は必要以上な洗顔や皮脂を落とすスキンケアは逆に肌の良い細菌まで取り除いてしまいます。

肌の水分と皮脂のバランスを一定に保つよう丁寧なスキンケアを心がけましょう(^o^)