前回の記事

ミスマッチケアマネ

の続きです。


たくさん居宅介護支援事業者がある。

たくさんケアマネジャーがいる。


なのに


選べない!!


たくさんいるから、はもちろんだけど、



そもそも

どんな事業所なのか?

どんなケアマネなのか?


特長が分からない。


知る術がないんです。


ケアマネを選ぶとき=介護保険サービスを使いたいとき


なので

ゆっくり選んでいる余裕(時間)がないことがほとんど。


じゃあ、どうしたらいいの?


と、なりますよね。


私が地域包括支援センターで相談員をしていたときには、利用者さんに「どんな人にケアマネをお願いしたいのか」を聞き取っていました。


・若くてフットワークが軽い人

・(利用者さんと)同じくらいの年齢で、お友達ののうに話せる人

・ベテランの人

・ハキハキテキパキしている人

・穏やかでゆっくりとお話を聞いてくれる人

・男性ケアマネの希望


利用者さんに合わせて、

上記したようなことを聞いていました。


これは、

自分の包括の担当区域のケアマネさんの

大まかな特長になります。


ですが、この辺りのことだけでも、

ケアマネを選ぶ際に考えておくと、

例えば包括に相談する際も

「フットワークの軽い、

元気の良いケアマネさんはご存知ですか?」

とか

「話をゆっくり丁寧に聞いてくれる人にお願いしたい。心当たりはありますか?」

など聞けますし、

直接、事業所に問い合わせるなら

「フットワークの軽い、

元気の良い方にケアマネをお願いしたい。

そう言う方はいらっしゃいますか?」

「話をゆっくり丁寧に聞いてくれる方で、

ケアマネをお願い出来る方はいますか?」

と、聞くことが出来ます。


これだけでも、

ケアマネの対象者は絞られます。


あとは、利用者さん自身の心身の状態も、

ケアマネ選びには、

大事なポイントです。


例えば私の母。

今は、病気の影響はありつつも

一人暮らしで自立した生活を送っています。


ですが、今後もし持病の

・関節リウマチ

・腹膜偽粘液腫

が影響してきた場合、、、


とくに腹膜偽粘液腫は、

難病で症例も少ない稀な病気。

腹膜偽粘液腫自体に詳しくなくとも、

医療の知識が豊富だったり、

医療の話が通じやすい

医療の知識のある方


すなわち


看護師、ないし保健師の資格を持っている

介護支援専門員の方にケアマネをお願いしたい。


こうなると、グーっとケアマネさんの対象が絞られてきます。


実際、私が包括時代に対応した方。

難病をお持ちで一人暮らしに不安を抱えていた。

医療面でのケアを必要とされていました。

そこで

・病院が母体の有料老人ホームの情報提供

・医師会の居宅介護支援事業所

この二点をお伝えしました。



また、進行性の病気や

がんの末期のように病状や状態の変化が見込まれる場合には

・看護師(保健師)資格のあるケアマネ

・終末期に長けた居宅介護支援事業所やケアマネ

・在宅医療や訪問看護事業所との連携が得意な居宅介護支援事業所(ケアマネ)

など、医療面のケアが大事になってくる事が多いです。



このように

「自分はどんな人にケアマネをお願いしたいのか」

「どんな対応を望んでいるのか」

など、自分の希望を明確にしておく事がとても大事です。


例えば

「フットワーク軽い、元気でハキハキした人」をお願いしたいのに

「ゆっくり丁寧に話を聞いてくれる人」がケアマネだったら、、、

どんなにそのケアマネが良い人でも、ミスマッチになってしまいます。

※逆もしかり


もし、

・ご自身で自分の希望をまとめられない

・どんな人が合うのか分からない

等々

その場合の相談窓口は、

地域包括支援センターなのですが、、、


思うような対応や返答を得られない


そんな時には、

私のようなフリーの福祉・医療の相談対応をしている人を頼ってみてくださいね。


コメントやメッセージをいただければ、

可能な範囲でお応え致します。

※個別対応が必要な場合には、

その旨をお伝えさせていただきます。