人の心は揺らぐもの | 手書きPOP工房「しあわせのたね」

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あけましておめでとうございます。
ずいぶんご無沙汰してしまいました。
どうしてあれだけ毎日書いていたブログが書けなくなったのか
一番の理由はパソコンが壊れたからでしたが、
それだけでなく、自分の気持ちが毎日変わり昨日書いた事が
今日はもう違うということがあったので、
なかなか書くことができないでいました。

今迄の私のブログは理想の自分は「かくあるべき」で
それに向かっての気付きをかいていて
実際の自分とはちょっと離れていたように思います。
そのギャップに自分でも知らないうちにしんどくなっていたのかも知れません。

毎年お正月には今年の目標というか指針をブログに書いていたのですが、
今年は目標とか指針は決めず、
年末年始の大変な心の動きを書いてみようかと思い立ちました。

大晦日にだんなさんに言われた一言が
かーーーんと頭に来た私は、
思わず家を飛び出したのです。
そんなことをしたのは結婚して2回めぐらいで、
最初がいつだったのか思い出せないくらい昔のことです。

車に乗り込んだはいいけど、行くところがありません。
実家へはさっき行って帰ってきたところで、
第一こんな大晦日に喧嘩して家出してきたなんて
年老いた親に心配かけるようなことできません。

家の前に車をとめたまま、友達に電話して小一時間ほど話を聞いてもらい、
それでもまだ腹の虫がおさまらず、
しばらく車の中で不貞寝をしていましたが、さすがに寒くなってきたので
家に入って無言で夕飯とお供え餅の準備をして
それこそ紅白も見ずに寝てしまいました。

最悪の年明けです。
普段だとだんなさんのことを良く思おうと
自分に言い聞かせて「感謝 感謝」であったのが、
こうなると過去に言われたりされたりして
嫌だったことがぶおーーーーっと噴き出してきます。

それこそ20年前の結婚式のときからの恨みから
つい最近の暴言まで次から次へとでてきます。

真剣に家を出て部屋を借りてということも考えました。
もっと身軽にシンプルになににも執着することなく生きたいと
思っていたこともあって、そういう方向に考えが行きました。

だんなさんもコロも私の殺気だった空気に恐れをなし
大人しくしています。

ところが私はそんなことを考えているのが
全然楽しくないのです。

そんな私の固まった心を溶かしてくれたのが
友達からのお年賀メールでした。
お供え餅の上に乗せる橙を探し求めて元旦から
走り回った話が涙ぐましく、でもちょっと間抜けで
ふっと微笑んだ途端に心がフワッと上がり溶けたのです。

おかげさまで今朝は早起きしてお雑煮を作って、
いつものように和やかに過ごすことができました。

人間の心は何か得たと思ったらまた迷い、
人との信頼関係もできたと思えばまた崩れ、
なかなかすいすいといきませんが、
揺らいでは立て直し、また進むことで
磨かれていくものなんでしょう。

そんな感じの波乱含みな年明けの2015年。
どんな年になることやら。
いいことも悪いことも友と家族と笑いあって
乗り越えていけたらいいなと思います。

今年もよろしくお願いします。