10/22月曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第124回目のポッ ドキャスト放送です。 

 

オープニングトークは9月の台風被害について。

 

今回は台風の勢力が大変に強いく、三多摩地域の在来線も早めに運行を打ち切ったり、消防団の皆さんにも待機命令がでたり、自治体によっては公民館をいざという時の帰れない人たちのための施設として解放したりしていた。災害に強い三多摩・北多摩地域でも今回の台風によって倒木などの被害が沢山出た。災害に強い地域だといって安心しすぎないで、そういう時こそ、自分たちの身に起きたらどうするのか、地域で起きたらどうするのかと考えると良いのではないかとお話し頂きました。


二つ目のお話は阿部さんが参加している防衛モニターについて

 

防衛モニターは一般の方が応募して自衛隊のイベントに参加してもらい、どういう感覚・感想を持つのかモニターをし、それを防衛省、自衛隊の活動に役立てていく制度。阿部さんは8月に総合火力演習の見学、10/4は観閲式の予行を見学。臨場感や兵器の実際の動き、隊員の生の動きを感じ、実際に隊員に質問する時間もあり勉強になったとのこと。災害の時にも献身的な仕事をして、一所懸命頑張ってくれている。日本の平和を守るために活躍してくれている自衛隊姿を皆さんも一度ご覧になって欲しいお話し頂きました。

 

 

三つ目のお話は松本さんが御嶽山に慰霊登山をされた話。

 

今から4年前、長野県と岐阜県の境にある御嶽山が噴火。この災害で58名が亡くなられ、いまだに5名が行方不明。松本さんは当時、防災担当の内閣府の政務官で現地対策本部長を務め、救助・救出が行われた3週間長野県に入り、噴火災害の救助・救出活動の指揮を取った。

 

災害発生当時、防弾チョッキと自衛隊から借りた鉄のヘルメットを被り、ヘリコプターで山頂まで行ったが、その後に登山することが出来なかった。今年の9/26まで山頂までの登山が規制されていたが、間もなく4年を向かえ、長野県の木曽町のルートだけ安全措置を講じたということで規制が一部解除、一般の人でも登れるようになったので、一登山客として山頂に上り、手を合わせて戻ってきた。途中でご遺族の方とも何度もすれ違った。綺麗な素敵な山だが色々な思いが込み上げてしまい、お亡くなりになられた犠牲者、被災をされた方たち、自衛隊や消防の方が朝暗いうちから出発して救助・救出活動していたこととかをなぞった気がして気持ちの上で色んなことを思いながら登山してきた。法律で現地対策本部長は全ての役所を指揮・統括する権限を持たされている役職。可能な限り二次災害の発生を抑止しつつ、迅速に要救助者を助けなければいけないなかで、自衛隊・消防・警察、その後方支援の気象庁、国土交通省、国立公園での災害のため管轄の環境省にお手伝い頂いき、国土地理院から山体データをもらい、噴火の様子を随時チェックをしながら二次災害が起きて救助が中断しないようにと考えながらつらい判断をしたことを昨日のことのように覚えている。

9/26の当日はマスコミの皆さんで山頂が埋め尽くされんばかりで、落ち着いた雰囲気ではなかったが、慰霊碑や被害の出た場所にも手を合わせて回らせて頂いた。慰霊碑にもあったが、災害の教訓を無駄にしないためには反省すべきものは反省し、直すべきものは直し、失われる命や生活を減らしていくことをしっかりとやっていくことが自分自身に課せられた使命だなと感じながら登山してきた。

一つ嬉しかったのは木曽町の人たちが要所要所に立ち、登山の手引きをやってらっしゃるなかに僕の顔を覚えてくれていて声をかけてくれたこと。彼らにとっても本当に大変な災害だったが、これからも山と一緒に生きていかなければいけないし、前を向いて頑張っていこうということでこの4年間を過ごしてきたと道すがら色々とお話をさせて頂いたのが印象的だった。

 

是非、皆さんも忘れないで頂きたいですし、こうした災害への備えを自分ごととして捉えて進めて頂きたいと思ったとお話し頂きました。


四つ目のお話は10月下旬から始まる臨時国会のポイントについて。

10月の下旬に国会を召集し、臨時国会を開くという話になっているので、この臨時国会でどんな議論がなされるのかが大事なポイントで、ポイントは大きく二点。

 

一つは新しい内閣がどういう方針で臨んでいくのか、並びにそれぞれの大臣の所信もあるので国民の代表である国会議員が集まった立法府で政府はしっかりと説明をし、質問を受け、きちんと議論を深めていくことを当然やっていき、立法府のチェックも受ける。そういう意味では新しい内閣が立法府に対して話をし、立法府からの意見や質問をどういう風に受けていくのかというのが今臨時国会の一つ目の大きなポイント。

二つ目はこの臨時国会で必ず補正予算を上げること。今、この補正予算の編成作業もを急ピッチで進めている。一番の補正予算の目的は今年は異常気象のなかで様々な災害で全国各地に非常に大きな被害が出ているので、これらに対応するための予算を早急に編成し、一刻も早く現場に届けて災害からの応急復旧だけでなく、今回の災害の教訓を生かして、より良い形で復旧を進めていかなければいけないと思う。

各自治体でも様々な施策・議論が行われ、国としても激甚災害指定で地方自治体の取り組みを国の補助率を上げることによってバックアップしてくような決定はしてるが、今回はあまりのも被害が大きく、同じような災害が何時起きるとも限らないので、一日も早く備えを万全いにしていかなければいけない、その辺りを補正予算編成をしていくことによってしっかりとやっていくのが二つ目のポイント。

 

それ以外にもいっぱい課題はある。外交は日々刻々と日本を取り巻く状況は変わってますし、安倍総理が中国に訪問をすることも決まってますし、日本の国が国際社会のなかでどういう舵取りをしていくかと言うこともしっかりと政府の意思を聞き、質していかなければいけないと思うし、同時に人口減少社会にどう対応していくのか社会保障制度をどう立て直していくのかという課題が山積するなか、そういう意味でも臨時国会の議論の行く末が大きく将来に関わっていく所もあると思う。そういう意味でもこの臨時国会は注目すべきところではないかと思う。

これまでの日本の仕組みが、人口が右肩上がりに伸びている時に作ら制度なので、それが前提になってしまっている。前提条件が変わるのであれば当然それに対応した国づくりをしていかなければいけないと思う。ただそこをしっかり国民の皆さんにお示ししていかないと本当にこの国の将来、自分たちの将来これからも大丈夫なのかなという思いが払拭できないと思う。

若くなればなるほど日本の社会保障は自分たちの世代の時に存在してるのかしらという声も結構言われている。我々としてはそういう国民の皆様の不安の声にしっかりと答えていくこともやっていかなければいけないと思う。
だからこそ社会保障をどうするのかということを集中的にこれからやっていきましょうと言っているわけですけれども、総理や政府が考えていることがどういう姿なのかということがもう少し国民の皆様に分かりやすくしていくことも大切だと思う。

来年には平成から次の元号に代わり時代が変わる節目でもある。ラグビーワールドカップ、G20もある。そういう意味では本当に大切な1年間が新しい内閣の下で始まりますから、そこは立法府として国民の皆様と見ていくことが大事だと思っています。是非、国会も皆さん見てくださいと話し頂きました。

 

 

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