6/25月曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第120回目のポッドキャスト放送です。 

 

オープニングトークはお二人の近況報告から。

 

熱くなったり、寒くなったり、ぼちぼち台風も来そうな状況のなか梅雨入りもしました。天気の悪い日も続くかもしれないが、一方で農家さんからしてみれば農作物が育つためには凄く大事な雨だったりする。

 

松本さんからは 雨て何となく気持ちが落ちる部分もあるが、一方で雨が降った時の空気の綺麗さが結構好きだったりするというお話。あべさんからは先輩の農家さんが雨だから来たよとお店に来てくれると恵の雨だぁと感じるとお話頂きました。

 

四季のある日本は素敵だなと感じる季節でもある。 収録している6/16あたりは結構各地でホタルの夕べとかホタルのイベントをやっているので、季節も感じつつまた地域での生活を楽しみたいとお話頂きました。

 

 

二つ目のお話はサッカー・ ワールドカップと若いスポーツ選手の活躍のお話。 

 

あべさんの息子さんも野球部なのに夢中で見ているとのこと。 収録時点では日本は試合をしてないので、どうなるか楽しみ。寝られない日々が続きそうとお話頂きました。

 

松本さんからは、世界最高峰の戦いを見れるのは素晴らしいことだと思いますし、自分たちの国の代表がどういうパフォーマンス、どういう結果を残してくれるのか凄く楽しみだったりする。そういう意味では是非日本代表の皆さんに頑張ってもらいたいと思いますし、この放送をしている頃には結果も残してくれているのではないかと思うので、そういう意味では期待したい。

 

最近日本の若い人たちが世界の色々な所で活躍してくれていて本当に凄い。 野球界だって大谷君とか、二刀流がどこまで成功するのかということでかなり疑問の声も上がってたりもしますが、実際は打っても投げてももの凄い活躍。そういう意味ではああいう形で若い人たちが一所懸命頑張ってやってくれてるのが凄く明るい話題でもあるし、凄く勇気をもらえるなと感じます。

 

特に僕自身感じるのは世界に対しての一歩引いた感じ、苦手意識が段々と無くなってきて、そういう場でも堂々と平常心で活躍している姿を見ると世の中も大分変わってきたし、日本人と日本の国も成長してるのかなと凄く感じたりする。 

 

他にも世界で活躍してる選手は幾らでもいるわけで、小平でも女子体操の村上茉愛ちゃんが種目別床で世界選手権で金メダルとったりとか、そういう意味でそれぞれの地域で色んな若い人たちが世界を相手に一所懸命している姿を見ると本当に嬉しく思う次第です。

 

是非若い人たちの力でスポーツだけでなく、日本の国の産業だったり色んなものを盛り上げてもらいたいと思うし、世界で戦う姿を見てもらいたいと凄く思うとお話頂きました。

 

 

三つ目のお話はシンガポールで行われた米朝首脳会談について。

 

あべさんから米朝会談が実現したが、 直前でトランプさんが辞めると言ったりどうなるかというニュースも沢山あったが実現してといったその辺のお話を是非聞かして下さい、とのことで松本さんから見た米朝首脳会談についてお話頂きました。

 

先月の放送の時は南北会談が行われ、韓国・北朝鮮のリーダーがそれぞれ実際に会談をして、というお話をさせて頂いた。その時にも話をしたのが、南北首脳会談は大変重要な意味合いを持っているのは勿論で、その中で例えば朝鮮戦争は現在休戦中だが、実際には戦争継続中というのが両国間の関係でしたけれど、その朝鮮戦争を終結させようとか、非核化なんてことも色々と話が出たが、大切なことは米朝の首脳会談でどんなことが話し合われてどんなことが決まるかが一番最大の関心事項であり、ここが本当の戦いのようになるでしょうねというお話をさせて頂いたと思う。

 

当然それぞれの国に色んな思惑があるなかで準備作業が行われてきたので、我々には伝わらないところで恐らくは相当なやり取りがなされていて、その結果として一時この米朝首脳会談が無くなるような話が出てきたりというようなことがあったんだと思う。

 

結果として6/12にシンガポールでこの米朝首脳会談が行われたということはこれは極めて重大な事実であると思いますし、歴史的な一日であり、これからの我々にとってはとてもとても重要な一日、会談になったのではないかと凄く思います。

 

当日は国会の合間の空いてる時間に米朝首脳会談の様子が報道されるのをテレビに噛り付いて見てたりとかしましたし、その後も報道であったりとか色んな方々の意見を聞く機会などもあったりとかしますが、正直なところ賛否色んな両論で、またこの米朝首脳会談に対する様々な評価が存在するのが実際のところ。 

 

私の率直な感想としてはこの米朝首脳会談、大変重要だし評価したいと思うが、留保付きの評価というような感じで、まず大切なのは米朝二か国のリーダー同士がきちんと会ったという事実は極めて大きい思う。今までそういう意味においては両国のリーダーはおろか、国と国との関係においてもなかなか話し合いの端緒を掴むことができなかった状況のなかで、リーダー同士がこういう形で会談を持てたことは非常に重要な出来事だということが一点。

 

先ほど話した通り、ここに至るまでは本当に色んな努力というものがあったと思うし、実際にあった。そうした結果として勿論それぞれ色んな思いがあって両国のリーダーが今回会ったわけだが、ただ少なくとも会ったという事実を取り上げることができたのは凄く大きい事柄だと私自身は凄く思う。 もう一つはそこで色んな問題についての話し合がなされて共同声明が出されたことが凄く大切なことだと思う。

 

たとえばこの共同声明を読んでみて特に大事だと思うのが三項目目に書いてある【2018年4月27日の「板門店宣言」を再確認し、北朝鮮は朝鮮半島の完全非核化に向けて取り組むことを約束する】ということを具体的にアメリカとも約束したということ。

 

これは非常に重要な事柄だと思っていて、色々と今回の米朝首脳会談を評価をする人からしてみれば、アメリカに対して約束をさせたことによって、要はアメリカからしてみれば北朝鮮をここまで引きずり出したという評価をする人もいますし、一方であまり評価をしない人は具体的な道筋が示されていないではないかというようなことをおっしゃる方もいらっしゃるといると思う。

 

恐らくどちらも正しいと思う。ただ少なくともこうしたことを約束できた事実ということは凄く大きいと思う。当然その代わりといっては何ですが、北朝鮮における体制保障なんかもアメリカが逆に約束をするという状況でもありますから、そこは勿論お互いにそれぞれの交渉の末、色々と駆け引きをしながらできあがった共同声明だと思いますけれども、これが書き込まれたということは私は凄く大切な事柄だと思いますし、その約束を破るということは、それは相手の国に対して信頼を裏切るような行為になりますから、当然それというのは大きな影響を及ぼす可能性も出てくるわけでもありますので、そうい意味では両国のリーダー同士が実際に会って交わした約束というのが私は凄く大切なことなのではないかと思う。 

 

この共同声明もそうだが、その後トランプ大統領が記者会見をしていまして、かなり長い記者会見で、私も全文読ませて頂いたりしていますが、ここでも色んなことが出ていたりするので、そこも含めて色々と見てみると今回の米朝首脳会談どういものだったか分かるのかなと思う。

 

我々の国として大変重要なことは、日本の国というのは核開発においてもミサイル開発においても拉致問題においてもその脅威を受けた、もしくは脅威を受ける当事国の一つだということ。

 

今回米朝首脳会談をやる前に北朝鮮側が例えば拘束しているアメリカ人を解放したり、ミサイルの試験施設を破壊したり、恐らく米朝首脳会談の前にアメリカに対して我々は何かしらの脅威を与えるつもりは一切ありませんというメッセージをかなり強く送っていたということなんだろうと思う。

 

一方でそれを受けたアメリカがどういう対応をしてくるのかということが我々にとっては関心事項であり、だからこそ色々と総理をはじめとした外交努力で日本の国の意思、我が国が感じている脅威をアメリカに対して伝えるということに努力を続けてきたということだと思う。

 

そういう中において朝鮮半島の非核化は勿論のこと、例えばこの米朝会談の場において拉致問題が取り上げられたということもトランプ大統領が記者会見の場で明確に言ってます。 これが共同声明に書かれなかったのはけしからんという声もあり、私もその通りだと思っていて、勿論出来れば共同声明にこの問題を書いて欲しいという思いは持っているものの、ただ一方で米朝間の二国間の声明の中に本当に拉致問題が入るのだろうかという色んな意見がある中で、少なくとも米朝首脳の間で拉致問題が提起をされたということは凄く大事な意味合いを持っている。

 

簡単に言ってしまえば日本の主張する拉致問題に対する認識をアメリカも共有をしているし、その問題意識も共有をしているということを、やはりこのリーダー同士の会談の重要な場でアメリカが明言をしたということは凄く大きな事柄だと思いますし、当然北朝鮮側もこうやって米朝首脳会談の場で話として出された以上それに対しての対応をやって行くという話になっていくであろうし、なって欲しいし、そういう意味では私は大切な点なのではないかと凄く思っている。

 

いずれにしても大切なことは今回の米朝首脳会談によって一つはスタートラインに立ったということだと思う。朝鮮半島の非核化並びに拉致問題の解決もそうですが、同時に朝鮮戦争の終結・平和な状態になんとか持っていきましょうというスタートラインに立ったということ、同時に非核化も含めた共通のゴールを設定することができたということが今回の米朝首脳会談の重要なことなんだろうと思う。

 

それに向かって二人が一緒になってやっていきましょうということを約束をし、その共通の目標に二人で立ちましょうということを約束した。そういう意味ではスタートとゴールはある程度明確になった。ただそのゴールにどのように、どのようなスケジュールで、どのような形でお互いに歩みを進め到達していくのかはまだまだ明確化してませんから、そういう意味ではスタートラインとゴールは見えたが、今度は途中のどういう計画でどういう歩みで歩んでいくのか、登山に例えれば登山計画みたいなものをお互いにしっかりとたてて、チェックをして、途中で僕やめたということが無いようにお互いがお互いの国の状況をしっかりと確認しながら、間違いなく確実にゴールに到達できるような道筋をどう付けていくかだと思う。

 

トランプ大統領の記者会見によれば、速やかにそういう行動に移されるはずだということを言ってますから、首脳会談の場では声明文には出ないけれども、恐らくそういうことも含めて話し合いがされたからこそ、あそこまでの言葉がトランプ大統領の記者会見に出ているのではないかと思う。

 

そういう意味では両国の関係者もそうですし、両国首脳の決断によってこういう会談が行われたことは凄く良かったと思う。同時にトランプ大統領の記者会見の中で、最初米朝首脳会談の説明のなかでこれまで米朝首脳会談をやるにあたって色々と協力してきた国としてまず最初に韓国が挙げられて、次に日本が挙げれて、最後に中国が挙げられて、具体的な国としてこの三か国が出てきている。

 

そういう意味では我々日本の思いがある意味において、アメリカにもしっかりと届いて、そして今回の首脳会談に繋がったのだろうと思っていますし、だからこそわざわざトランプ大統領が国名を挙げて話をしたんだと思います。

 

大切なことはスタートとゴールは明確になった。その途中をどのように歩んでいくのか、途中で脱落してしまってゴールに辿り着かないようなことが無いようにしないといけないですし、我々としてはしっかりとゴールに導くための努力をしていかなければいけないと思う。 

 

当然、核の脅威がなくならない限りアメリカが制裁をやめることは無いと明言をしてるが、我々として大切なことは、核にしても、ミサイルにしても、拉致にしても、実際の脅威を受ける、そして実際に被害を受けていた当事国であることを決して忘れてはいけないと思う。 

 

これから本格的な外交交渉が日本においても始まります。何とか目標に向けて着実に進んでいくように我々としては関心をもって冷静に慎重に対応していかなければいけないと思う。一つは当事国・当事者であることを念頭に置きながら、これからの外交の舵取りをどうしていくのかということをしっかりと見ていくということ。 

 

外交交渉において極めて重要なのは国民の世論だと思う。国民の皆様がどういう思いを持っているのかということが、我が国の外交交渉にも大きな影響を及ぼしていきますから、そういう意味でも民主主義の根幹として当然ですけれど当事国の当事者として、そして当事国の主権者として日本の国がどういう方向に歩んでいくのが良いのか、そしてそのために何をしていくことが正しいのか、どうかそういうことを当事者意識を持ってもっともっと国民の間に関心が高まっていくことは凄く大切なことだと思う。 

 

拉致問題は自分の家族が攫われたぐらいの気持ちでいたい。取り戻すぞという強い意志をもちたいとあべさんからお話頂きました。

 

そういう意味ではそんな観点でおそらく短期間で色んな交渉や、色んな動きが出てくると思う。ぜひ我々としても国民の皆さんにもより一層の関心を持って自分たちのことだという思いを持って見て頂けると、そして判断をして頂けると本当に有難いという思いを持っている。

 

いずれにしてもスタートに立ちました、目標も見えました、だったらそれを着実に進んでいくことができるように当事者として何ができるのか、この辺りを慎重に冷静に皆さんと一緒に見ていきたいと思うとお話頂きました。

 

 

四つ目はマレーシアのマハティール首相訪日のお話。

 

マハティール首相は1981年から2003年まで22年間マレーシアの首相として国を率いて、欧米諸国でなく日本の経済成長を見習いましょうという「look east政策」これを導入し、また22年間の首相在任によってマレーシアの国力を飛躍的に増大させたということで世界的にも有名な伝説的な政治家の一人で現在は92歳。

 

実は今年マレーシアの総選挙が行われて、マハティールさんは野党側としてリーダーに担ぎ上げられて、選挙をして勝利をして、92歳にして改めて首相になられた。

 

マハティール首相が改たに誕生してから最初の訪問国が日本。実は先般国会にもお越しになられて国会議員が集まってマハティールさんのお話を色々とお聞きをするような機会があった。 

 

実は国会としてお呼びすることに当たって、議員運営委員会という国会全体の取り仕切りをしている委員会があり、そこで私も理事として仕事をしてますが、そこが正式にマハティール首相を招待する形でお話を聞かせて頂いた。 

 

幾つかポイントがあると思っている。一つは今マレーシアという国が大変大きな課題を抱えていること。一つは腐敗等々が進んで社会システムがおかしくなってきていること。同時に海外からの借金が大変多くなっていることによって、マレーシアの国の財政が非常に厳しい状態に陥っていること。そんなことを問題意識ということで大変強くおっしゃっていらっしゃいました。 

 

同時にマハティールさんがおっしゃっていたことで私が感銘を受けたのは、これまでも22年間「look east政策」でマレーシアの国の政権をリードしてきたが、引き続いて日本人の勤勉さだったり、高い倫理観をしっかりと学んでいきたいというお話をされていまして、何故ならばそうした文化や道徳・倫理が国民の一人一人にあるのであれば、必ず経済的な成長を成し遂げることが出来るのだ、ということをおっしゃていたのが私自身感動したというか印象に残ってお話を聞かせて頂いた。

 

 一方で日本の国を見てみると、本当に良き道徳・良き倫理みたいなものがどこまで残っているのか、そういうものが国民の中に浸透しているのかということも色々と感じなくもない場面もあるような気もしなくもないのですが、ただ一方でマハティールさんのお話を聞いていて、経済発展も社会が健全に発展していくのも国民の皆さんが持っている心の部分だったり文化の部分に影響するのが大変強いなということも凄く感じた次第です。外国から学ぶことも大変多いのだと思います。 

 

マハティールさんに92歳長生きの秘訣を聞いたら、おいしいものは あまり食べ過ぎないこと、あと頑張って働くことだそうですとお話頂きました。 

 

サロンド武蔵野理髪店 第120回目ポッドキャスト放送 

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