12/25月曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第114回目のポッドキャスト放送です。

 

平成29年も後僅かで終わり、オープニングトークは1年がたつのが早く感じるというお二人の近況報告から。

 

あべさんは仲間の誘いで小平の防衛協会のイベントに参加したお話。一日だけ会員にしてもらって入間基地の見学に行ったとのこと。

 

普段公開されていない戦前からの陸軍航空士官学校の歴史からの色んな資料を収蔵している修武台記念館を見学させてもらった。 日本の航空史の歴史や戦争の歴史。個人から預かっている資料もあり、心が感動というか戦争の話もあるので重い気持ちにもなったとお話し頂きました。

 

子供の頃に入間基地の中に特攻兵器の桜花というロケット兵器が展示されているのを見た。それも普段見れなくなっていたが修武台記念館に収蔵されていて、40年ぶりに再会することができた。そのことを説明してくれた自衛官の方にも話したら一緒に感慨深く思ってくれ、色んな話をさせて貰い、良い経験だった。

 

松本さんからはあの当時の日本が置かれている状況であったり、戦争の悲惨さを次の世代に伝えていくのは国にとっても重要なテーマ。そういう意味でもそういう物をより一層多くの人に見てもらって、平和を守ることの尊さ、その平和を守ることがどれくらい大変なことなのか、一方で戦争の悲惨さとか色んなことを含めしっかりと伝えていくことは凄く大切なことだと思う。

 

あべさんが聞いたところ、自衛隊の教育施設なので、修武台記念館の普段からの一般公開は難しいとは言ってたとのこと。松本さんからはなんとか防衛協会とか色んな機会を捉えて多くの人に見てもらうのは大事なことだと思うとお話し頂きました。

 

松本さんからは最近嬉しいことがあったとのこと。地元のヒーローとお会いすることが多かったことについてお話頂きました。

 

一人は西東京市出身の野球選手の井口資仁さん。当時の福岡大栄ホークスに入団し、そこで活躍してアメリカのメジャーリーグに挑戦、メジャーリーグでもチャンピオンになって活躍して、日本に戻ってから千葉ロッテマリーンズで活躍して今年引退した。

 

今年の井口選手の引退試合は9回同点ホームランを打った。右打者が右中間に打つというのはなかなか本当に難しいわけだが、井口選手らしい右方向に打球を飛ばしてホームランにするドラマチックな展開もあったりして、惜しまれつつ引退し、既に千葉ロッテマリーンズの次期監督就任が決まっている。 その井口選手が引退記念のパーティをやるということで自分にもお声がけを頂いて行ってきた。

 

一番最初の挨拶が王貞治さんだった。その挨拶が大学を卒業して、プロ野球に入って、メジャーに行って、世界一になって…なんて人なので挫折が無いのかなと思ったが、当時ショートで入団したがセカンドでコンバートしたり、そんな時に色んな苦労があったりというお話も聞かせて頂いて、なるほどなと思いながら聞いていた。

 

色んな苦労を乗り越えて野球選手として大変な実績を納めて、メジャーで優勝はなかなかできない。その会場にはチャンピオンリングも展示されていたので拝見させて頂き「うわー」と思った。大勢の皆さんがお集まりになっていた。

 

西東京のヒーローで歴史に名を遺したスター選手ですから、これからも監督という立場で頑張って頂いて地元に明るい話題を届けて欲しいと思うとお話し頂きました。

 

あべさんからは唯一とったファールボールが井口選手のだった。いつかサインが欲しい。ずっととっておくとお話し頂きました。

 

もう一人は女子体操の村上茉愛選手。 もっともっとちいさいころから将来有望な選手として注目されたいたが、今年の10月に行われた体操の世界選手権では女子で本当に大活躍され、個人総合の予選は首位で通過、決勝では平均台で落下があり結果四位だったが、種目別の床で日本女子では63年ぶりの金メダル、床では初めての金メダルということで、母校の小平三小にいらっしゃってくださった。地域の子供たちも集まって、自分も村上さんのお母さんと知り合いだったこともあり、一般参加で報告会に行ってきた。

 

小平出身の選手が活躍するということでかなりの盛り上がりで、子供たちも大人も沢山参加していて、地元地域から大スター・ヒーローが生まれるのは本当に有難いし、感動的な光景に出会うことができ、色んな意味で励ましてもらったというか、勇気をもらった。

 

そういう意味では井口選手も村上選手もこれまでも活躍してきたし、これからの活躍も期待できる選手。是非そういう選手を見る子供たちの中からも、色んな活力が出て欲しい。

 

やはりそういう大スターも大切だが、それを見た子供たちが未来に希望をもって、今まで以上に頑張ろう、努力しようと思ってくれれば嬉しいし、井口選手も先ほど挫折があったと話したが、村上選手も大学に入った直後くらいはスランプで思うような成績を残すことが出来ない時期があったと聞いている。

 

そういう皆さんて、苦しい時にもう一歩踏ん張って頑張ろうと現実をしっかり受け止めて、その現実を受け止めたうえでこれを乗り越えるためにどうしたら良いのかということを一所懸命考えて、汗をかいた結果が二人に共通して世界一となり、結果を残すことに繋がったという話を聞かせてもらった時に、そういう意味では是非夢を持つことも大事だし、自分もやっていたから分かるが、スポーツは良い結果が出ることの方がごく僅か。必ずどっかで挫折したり、自分自身を不甲斐なく思ったりすることが多々あるのがスポーツだと思う。

 

そんなところからそこで諦めずバネにしていけることが出来ることもそんな選手たちから子供たちが学んでくれるといいなと思った。

 

いよいよ平成30年に突入するが、日本の置かれてる状況も決して楽観視できる状況ではない。これらの選手を見ていて思ったとの同じように、日本の国自体も色んな苦しいことをバネにして、今後の発展に繋げていけるような平成29年から平成30年になると良いなと思うとお話し頂きました。

 

 

二つ目のお話は国会運営と松本さんが取り組んだ税制のお話し。

 

今回の特別国会は12/9まで。9日は土曜なので実質的には12/8までの国会だった。10/22に選挙が終わってその後特別国会を必ず開かないといけない。これは憲法上にも書いてある話。そこで特別国会を開会して首班指名をしたり、その前に議長を選んだり、衆議院の場合は解散をすると立場を失って、国民の皆様によって選ばれた新しい衆議院議員の構成の中で色んな国会の手続きを決めていく。首班指名などもしていく特別国会を必ず招集しなければいけないことになっている。

 

その特別国会は最終的には39日間の異例の長さだった。その代わり、一回特別国会を閉じて臨時国会を改めて開会するのはそれだけでも何日間か時間を使ってしまうので、特別国会を長く設定する形で色々な議論であったり、折角特別国会で色々と議論をするので、出来る限り法案の審査などもやらせて頂こうということで野党も含め色んな各政党・各会派の皆さんと方と相談をさせて頂きながら、39日間の国会運営が終わって、これで基本的には今年の国会が終わって、閉会中審査とか何か色々と問題があったり、様々な審査を進めるための個別の委員会の審議はまだまだ行われるが、基本的には特別国会自体は12/9閉会。そして来年1月、憲法で通常国会は1月中に開かないといけないと決まっているので、会期150日間の通常国会が始まろうとしているような形。

 

今特別国会では39日間で10本の法律案をやった。公務員の給与関係の法律案、今年の12月に期限を迎える法律の延長、北朝鮮によるミサイル発射に対する衆議院として、参議院もそうですが国会としての決議を全会一致で採択をさせて頂いて、国会としてそれはなんとしても許されざるべきことですし、止めてもらわなければいけないということで、その意思を明らかにすることをやらせて頂いて、39日間の特別国会を閉会した。

 

12/9に国会が閉じた後も実は国会の仕事は全然終わらなくて、12月いっぱいをかけて議論されているのが、平成30年度の予算編成をどうするのか、平成30年度の税制改正をどうしていくのか、この辺りの議論が連日朝から晩まで続いている状況。

 

平成30年度の予算・税制にしても来年の4/1から施行しなければいけないということになるので、来年の通常国会が始まったら最初からそれを提出してその議論をしていく、来年の3/31までに予算案であったり税制の新しい制度のスタートが切れるように、これをきちんとやっていかないと、税制がきちんと固まらないと予算を組んだとしても税収が上がってこなければ予算の執行が出来なくなるので、そういうところも含めて来年の3/31までに予算や税制を成立させることが出来るかが、一つの来年の通常国会の焦点に冒頭はなる。

 

そのためには12月中にそれらを全て決定をしていかなければいけない状況なので、国会が閉じた後でもそんな議論が色々となされたりしていて、皆さんもマスコミ報道でご存知だと思う そういう意味では国民生活に大変影響のある事柄なので、是非とも皆様方にはその辺りの議論にも注目してもらいたい。

 

そんな中であまり議論というかマスコミ報道されてないが、自分が特に一所懸命やった税制が二つある。

 

一つが、中小企業の事業承継税制。実は中小企業が何故辞めてしまったのか見てみると、会社自体が黒字で一所懸命頑張ってやってるが、後継ぎがいないということで辞めてしまう会社がかなりの数ある。 例えば後継者に中小企業を引き渡しをしようとした時に相続税の問題があり、その負担をすることが出来ない。

 

例えば中小企業で株式会社だと上場してないので株をなかなか売ることが出来ない、だけど会社の業績に応じて株式を資産として色々と計算して、それが資産課税として個人にのしかかってくる。売れない株式を相続するために現金がないんだけどどうしたら良いのという話があり、相続税対策が中小企業経営にとってかなり重要な問題になっていた。

 

既にに数年前から相続税を免除はしないが、ちゃんと事業継続してる限りは相続税を猶予する制度を作って、なんとか代が変わっても中小企業が事業を続けることができるようにというのがあったが、その条件があまりにもきつく、活用されない事例があったので、それを大幅に緩和して事業承継で代替わりをしやすいような制度を作った。

 

また地元の多摩地域にはどんどん減ってきてるが今でもいっぱい農地が残っている。日本の国の農政の仕組みは畑を持ってる人と耕す人が一緒でなければいけないという仕組みだった。ところが今実際畑を耕してくれる人がなかなかいない話もあり、同時に社会的なニーズを見てみると、都市住民の中でも自分もぜひ少し農地を借りて自分が好きなものを育てて収穫して、自分のライフスタイルの中に農業を取り入れて生活していきたいという人もいる。

 

平成21年の農地法改正において畑を持ってる人と耕す人は一緒じゃなきゃいけない日本全体の農業政策の仕組みを180度転換して貸し借りをして良いよと変えたにも関わらず、この三大都市圏の都市農業だけは貸し借りしては駄目よという制度がずっと続いていた。実は今回の税制改正の議論の中で来年提出される農地の貸借の円滑化に関する法律案が成立することが条件ですが、実はそうした貸し借りが出来るような税制改正も盛り込まれていたりする。

 

全体として我々に影響をするトピックスと同時に、実は我々の生活に身近な部分で変わりますというトピックスと色々あるのが今回の税制改正だと思う。

 

色々と負担をお願いをしなきゃいけない部分も当然ありますし、逆に負担を減らしていくような分野もある。ぜひ皆さんにはそうした「何が変わって自分たちはどうなるのかな」というところを見て頂くと凄く良いと思うし、是非そうした思いを持ってやってることをご理解頂いて、今度の新しい税制改正の議論、これから来年の通常国会が議論の焦点になる。そこでどんな議論が行われるか注目をして頂きたいと思うとお話し頂きました。

 

 

三つ目のお話は西武鉄道の拝島ライナーの計画について。

 

既に西武鉄度からマスコミを通じて発表されていて、西武新宿と拝島の間に「有料座席指定列車拝島ライナー」を来年の春に導入するという話。 要するに夕方夜間の下り列車として全席指定でゆったり座れる着席サービスを提供すること。普通の運賃に加えて特別料金が必要だが、仕事が終わってお疲れになって、西武新宿線で拝島方面に帰ろうとするときに立って通勤するのではなく、座って帰れますよという列車を導入することが決まっている。

 

やはりうちの地元にも、座って帰れる駅ということで地域の付加価値も上がり、利便性も高まるので、是非うちの地元にも止まって欲しいと実は西武鉄道に行って色々とお話を聞いてきた。

 

この西武新宿線、西武池袋線は東西に北多摩地域を走る二つの路線は我々にとって通勤の足で凄く大切な動脈。 いまから数年前西武多摩湖線・国分寺線が無くなるかもしれないという時に、地元の商工会の皆さんからご要望を受けて西武鉄道に一所に乗り込んで何とか残してくれというお願いもした。

 

根本的に考えれば、これらの路線を守るためには、より一層路線の利便性や魅力を高めることも同時にやっていくことも凄く大事だと感じました。その一環で西武新宿線の他の路線への乗り入れもやっているが、今回は拝島ライナーという取り組みをやらせて頂いた。いい結果が出て欲しいと思いますとお話し頂きました。

 

最後にお二人からは今年は選挙が多くお休みも多かったが来年もよろしくお願い致しますとお話し頂きました。

 

サロンド武蔵野理髪店 第114回目ポッドキャスト放送

ダウンロード