11/27月曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第113回目のポッドキャスト放送です。

 

 

今回の放送は二か月ぶりの収録。その間に松本さんは突然の解散総選挙になったことについて、その選挙で感じたことについてお話頂きました。

 

衆議院の場合は解散が間違いなくある世界。他は任期満了までやるのが通例だが、衆議院が任期満了までやったのは一回くらいだと思う。 解散して国民の民意を問うということで、逆に言うと参議院より衆議院の方が優越的な権利を持っていて、国民の皆さんの民意をより短い期間に受けるため、国民の民意に近いのは衆議院ということで首班指名であったり、予算審議であったりの優越性が認められている。

 

そういう意味では今回の解散総選挙でも色んなご意見があった。まずは選挙で国民の皆様の意思を聞くこと自体は民主主義にとって極めて大切な行為ですから、もう少し投票率が上がって欲しいなと正直思うところはあるが、色んな日本全体のこともそうですし、自分自身の選挙もそうだし、これまでの活動も振り返って反省することばかりの選挙だった。とにかく選挙を終えて四回目の当選をすることが出来たので本当に良かったとお話し頂きました。

 

期待してくれた皆さんのご期待にしっかりと応えていかなければいけないことはもちろん、やはり政治というものは誰かの為にやるものではないと思うし、応援をしてくれた人達の為だけやるものでもないと思っていて、日本の全ての皆様方の為にどういう風に自分たちが政策を作っていくのかが重要だと思います。もう一つ大切な観点は今回投票できなかった人たち、要するにまだ投票権を持っていない未来の日本人、その人々に私達が何を残していくことができるのか、こういうことも政治というものはしっかりと考えてやって行かなければいけないと思う。 そういう意味では私にご期待をしてくださった皆さんのご期待に応えるのはもちろん、「松本じゃ無い」「松本じゃ駄目だ」とそう思った人も沢山いらっしゃったわけで、そこは真摯にそういうお声も受け止めながら「やっぱり松本が選ばれて良かったよね」と言って頂けるような活動を展開していくことが凄く大切だと思うので全力を尽くして頑張っていきたいとお話し頂きました。

 

それにしても今回の選挙は、色んな大きな変化があって非常に難しい選挙だった。

9/28に解散したわけだが、あの時は希望の党がかなり行くんじゃないかと言われていたり、その何日間で新しく立憲民主党ができたりと様々な政治の動きがあって、目まぐるしく情勢が変わって、そんな選挙だったので本当に改めて政治っていうのは難しいな、選挙は難しいなと正直感じましたし、国民の皆様の期待とか失望とか思いというものがやはりこれだけ変わるものなんだなというものも凄く感じた。

 

実際自分自身が戦っていて、お陰様で当選することはできたが、決して追い風が吹いている選挙だという実感は正直なかった。非常に厳しいお声も数多く頂いたのも今回の選挙だった。 全体的には与党が圧勝していると捉えられている向きが多いですが、自分自身は地元で感じた厳しい声を政治の現場に伝えていくことが私に課せられた一つの大きな役割なのかなと感じたし、改めて国民の皆さんの求めているもの、国民の皆さんの政治に対する見方、 色んな意味で政治に対して非常にシビアで厳しい目で見ているなと改めて痛感したところでもあるから、今一度緊張感を持って取り組んでいくことが凄く大切だと思うと話頂きました。

 

選挙に当選をさせて頂いたということは本当に嬉しいことではあるが、一方で選挙に受かることが目的では無く、あくまでも選挙に受かって議員になることで仕事をさせて貰う権利を頂いたというのがこの選挙だと思っている。そういう意味では喜びというよりはさらなる責任感や緊張感、そういうものを持ってやっていくことが凄く大切だと思うとお話し頂きました。

 

外交というか日本を取り巻く安全保障の環境を見ても、非常に厳しい状況であるのは皆さんも良くご承知の通りだと思います。日本の国を取り巻く安全保障環境も人口減少社会も少子高齢化社会も我々が嫌だと思っていても必ずやってくる日本の国の変化、我々はそれをしっかりと乗り越えていかないといけないと思う。そういう意味では変化をしっかりと直視をしていかないといけないと思いますし、それに立ち向かっていかないといけないと思いますし、それに対する解決策もしっかりと作り上げていかなければいけないのが今の日本の状況だと思う。折角こういう形で私も選んで頂いたので地元の代表としてきちんと結果が求められるのが大切なことだと思うので、結果を大切にしながら自分が出来ることを一つ一つ全力で汗をかいて頑張っていきたいと思うとお話し頂きました。

 

国会での仕事としては、8月に新しい役職が決まったばかりなので基本的にはそれをこれからも継続してやるという形。議員運営委員会の理事と国会対策副委員長という仕事が私の仕事になる。

 

9/28に衆議院が解散した瞬間に我々は失職するわけで、議員という立場でなくなる。我々だけでなく衆議院議長や総理も議員でなくなる。10/22に衆議院選挙が終わってからその後、特別国会を開いて首班指名をしたり、色んな国会の体制を決めていかなければいけない。

 

10/22に選挙が終わって議員が居ないなかで各派協議会というものが25日から実際には始まっている。自分は議員運営委員会の理事というお役目を頂いていたこともあり、その前の10/24から国会に詰めっぱなしになって、まだ新しいバッジも貰ってないけれど、既に国会でどうするどうするということを色んな政党の皆さんとお話をしながら決めていく、というような仕事をさせて貰ってまして、特別国会が開会をして、また正式に議員運営委員会の理事という役目を頂いて今一生懸命活動をしているという状況。

 

これがまたなかなか大変でして、野党の皆さんとも色々とお話をしていかなければいけない役目でもありますし、国会全体のことを色々とやっていかなければいけない仕事でもあるので、自分自身が選挙でも色んなお声を頂いたりしましたけど、そんないろんな思いを受け止めながら自分自身頑張っている状況。

 

勿論我々は本会議をいつ開くんだ、招集をいつするんだ、とかそういうこともやるが、例えば新しく議員さんが入ってきたり、今回新しい政党ができたりするので、国会の中の控室をどうするのかという話も出てくる。基本的には議員の数に応じてを国会の中の控室を決めていくが、その控室を「もっと広くしてくれ」とか「場所をここに移してくれ」とかご要望がそれぞれ皆さんお持ちでらっしゃるので、そういうことを調整したりとか、そんなことも含めて議会が円滑に運営されるためには色んな調整を積み重ねていくことが大切だし、これは国会だけの話でなく都道府県議会でも各市区町村議会でもそうだが、民主主義なので部屋割りなど含めてありとあらゆることが議員さんの調整の中で色々と決められていったりということがあるので、そういう意味では今回初めてそういう立場に立って経験をさせてもらってるが、いやはや大変だなと改めて感じている。

 

新潟の長島さんが急に亡くなってそのお仕事を引き継ぐということになった思いも心に刻んでやらなきゃいけない感じもする。 この前選挙が終わったあと故長島忠美衆議院議員のお別れの会があり新潟に行った。長島さんが一所懸命新潟中越地震からの復旧・復興、特に故郷の山古志村が全村避難をして、そこから仮設住宅を作って皆で一所懸命助け合いながら生活をして、全員が村に戻ったが一番最後まで仮設住宅に住んで最後に出たのが長島さんだった。そういうお人柄のお話も聞いて思ったのは、とにかく真面目で誠実な議員さん・先輩だったので、野党の皆さんとか色んな人から信頼の厚い議員さんでした。

 

国会運営は本当に難しくて、与党だけで作り上げるものではなく、野党の皆さん色んな立場の皆さんの思いを上手くパズルのように組み合わせながら作っていくのが凄く大切なんだと思う。そういう意味ではこの人だったら話が分かってくれる、信頼できる、という人間性みたいなものが問われる仕事だなと感じているところなので、今の仕事をやっているのは長島忠美さんの後継というか後釜として一所懸命やらして頂いている状況。そんな先輩が見せてくださった人間的な真面目さや誠実さや相手から得られる信頼だったりとかそういうものを少しでも見習いながらしっかりと自分自身の仕事というものを成し遂げていくことによって、皆さんのご期待に応えられるように頑張らなければいけないなと強く感じていますとお話し頂きました。

 

 

二つ目のお話は当選四回を迎えての抱負を語って頂きました。

 

今の日本自体が大きな変化に直面しているのは間違いないですし、その変化は我々が望むと望まないとに関わらず私達の暮らしに間違いなく押し寄せてくるので、これを何とか自分たちは直視をし、認識をし、解決をしていかなければいけないというのが恐らくこれからの議員としてのやらなければいけない仕事だと思う。

 

もちろん人口減少社会も少子高齢化も来ないで欲しいし、そうすれば社会保障だってなんだってもっともっと経済だって上手くいくのかもしれないが、残念ながら人口減少は既に始まってますし、少子高齢化社会の到来は間違いなくやってくるので、その変化というものに私たちがどういう風に対応していくのか、そんなことをやっていかなければいけないのが今の日本の状況だと思う。それに対して自分自身が経験してきたこととか、色んな皆さんから頂いたご意見とか、そういうものも踏まえながら自分が汗をかく、何を成し遂げていくのかが凄く大切だと思う。

 

残念ながらそうした日本国内の変化や国際社会の中での日本を取り巻く環境の変化もこれをやれば間違いなく解決できる処方箋とかはなく、そこはやはり粘り強く様々な出来る限りの方策を総動員して、そこはしっかりやっていくことが凄く大切なんだろうと思う。私も一議員という立場で近隣諸国もそうですし、色んな国の若手の議員さんなんかとしっかりと信頼関係を築き、連携をとりながら頑張ってやっていきたいと思う。

 

幸いにして、数年前に小泉進次郎さんの後に青年局長という役目をやらせて頂いたことがあって、それからの引き続きということもあって、結構海外の政治家の皆さんとお会いする機会も多いですから、そういう様々な自分なりのネットワークも使って日本の平和や世界の平和を守っていくためにも、一所懸命汗をかいていかなければいけないということは凄く思っているし、やっていきたいと思う。同時に人口減少社会や少子高齢化社会の到来についてはこれをしっかり乗り越えていくための様々な施策もやっていかなければいけないと思います。

 

自分自身の経験の中で議員としてこれまで活動してきて凄く思うのは民間企業の経験というのは私の強みだなと凄く思っています。普通、日本の国の全体の経済構造というか働いている人は何をして働いているかといえば、自営業とか会社勤めとかの経済活動で生活してらっしゃると思うが、日本の国会議員の構造をみると民間企業や自営業出身の人の割合が結構少なかったりする。そういうことから見てみても自分自身は民間企業出身というのが大きな強みだと思う。

 

例えば人口が減少していくのであれば単純に考えれば国民一人当たりの労働生産性を高めていけば日本の経済は縮小させることなく維持していくことが可能だと思うし、そういう意味では民間の活力というものをしっかりと活用して、民間のイノベーションをしっかりと促していくことによって、何とか国民一人当たりの労働生産性・付加価値を高めていくようなそんな取り組みをこれからやっていかなければいけないと思います。でもそれをやろうと思ったら、まだまだ課題が沢山あって、例えば色んなことにチャレンジしたいと思うけれど「こんなところに国の規制があってできないよ」という話も沢山あるし、そういう物を一つ一しっかりと考えて社会全体の社会的な合理性も確保しながら民間の活力を伸ばしていくことができるような努力もやっていかなければいけないと思います。そういう自分自身の強みをしっかりと活かしながら、人口減少社会・少子高齢化社会の到来というものをマイナスに捉えるのでなくプラスに捉えてしっかりとやっていくことができる施策をやっていきたいと思う。

 

例えば人口が減少するからもっともっと法律的に色んなことが出来るような社会にしていかなきゃいけないよね、人手が足りないのであればこういう新しいイノベーションを起こすことによって、世の中が便利で豊かになるような工夫をしていかなければいけないよね、と今の状況というのは、むしろそういう新たな発想や新たな社会の変化を起こしやすくなっている環境になりつつあるのも今の日本の置かれてる状況なのかなと思う。

 

例えば高齢化社会というとマイナスの目で捉えがちだが、人々が長生きをしてくれるということは凄く社会にとって喜ばしいことだと思うし、そういう皆さんの経験や知識をきちんと活用することが出来ればむしろそれは日本の国の強みに代わって、おそらく様々な課題を解決していく知恵だったり、方法が導き出されていくんじゃないかと自分自身は感じているので、是非、社会の在り方みたいなものを今一度しっかりとモデルチェンジしていって、変化をしっかりと先取りして、乗り越えて、むしろその変化を弱みではなく強みに変えていくような様々な取り組みを私達が成し遂げることが出来るのかどうかというところが凄く大きいのかなと思っていたりします。

 

例えば前から言っているように日本の周りの海の底には沢山の資源が埋まっていることが分かっているので、資源をしっかりと活用できれば、今まで資源がない国日本が資源大国日本へ生まれ変われる可能性がありますし、こういう一つ一つの可能性を活かしていくためにも、そこに必要なのは自分自身は民間の知恵を政治とか行政に入れていくことが大切なことだと思うので、そういうことを自分自身はやっていきたいと思う。

 

お陰様で自分自身は父親として子供を育てている人間でもあるので、いくら国の制度を変えてもそれが私たちの生活や暮らしにとってプラスになるものにならなければ何の意味もないので、そこは皆さんと同じようにこの地域で暮らし子育てをしているそんな感覚もぜひ大切にしていかなければいけないというのも自分の仕事だと思う。自分自身の過去を振り返って災害対応を現場でやってきた経験が他の人に比べると非常に長いのが特徴だと思っているので、安全安心であったりとか危機管理を机の上で議論するのではなく、現場で経験したことをしっかりと活かしながらやっていくのが凄く大切なことだと思う。

 

何度も言うが残念ながら変化は必ず訪れる、それをしっかりと乗り越えていかなければいけないと思ういますし、先人たちの歴史を振り返ってみるとオイルショックの時代に省エネ技術、公害の時代に環境技術、実は先人たちは苦しい時代にこそ次の世代への種を蒔いて、肥料を与えて、乗り越えて、今の日本経済を引っ張ってくれている。この変化を私たちは前向きに捉えてなんとか未来に繋げていくそんな政治をやりたいと思いますとお話し頂きました。

 

最後に、早くも年末になりますが風邪ひかないで頑張りましょうとお話し頂きました。

 

サロンド武蔵野理髪店 第113回目ポッドキャスト放送

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