4/24月曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第108回目のポッドキャスト放送です。

3月は放送が無かったので今年第2回目の放送になります。

 

オープニングトークはお二人の近況報告から。

 

あべさんからは飼い猫が一週間行方不明になったお話。3年前から迷い猫を預かり育てていた。その猫が盛りがついて失踪した。交通事故とかにあったら心配なので、 市役所のゴミを扱うところや、東京都の道路の事務所に問い合わせたら、凄く親切に対応してくれた。 近所の人も含めいろんな人が張り紙を貼ってくれたり、アドバイスしてくれたりと人の優しさに触れたとのこと。猫自体は一週間後にひょっこりやせ細って帰ってきた。 怪我も無く良かったとお話し頂きました。

 

松本さんはここ一か月二か月は仕事も含め毎日忙しく過ごしているが、お陰様で充実しているとのこと。地域を回ってると桜も綺麗で季節を感じながら、うきうき過ごせているとお話し頂きました。

 

また、地元の話題として4/12に行われた西東京にある平和観音の慰霊祭について。あべさんも新聞の多摩版でみたとのこと。

 

先の戦争で田無の駅前に爆弾が投下され、大勢の方がお亡くなりになられた。戦後地域の有志の方たちがお金を出し合って、慰霊をするための観音様を作り、平和観音慰霊祭をやっている。実際にやってこられた方たちが地域の小学校で戦争当時の体験を伝える授業をされたりしているとのこと。松本さんも毎年慰霊祭にお邪魔させてもらい献花・お焼香をさせて頂いているとのこと。

 

戦後72年が経とうとしているという意味では戦争の記憶も段々と薄れてきているし、実際に経験した方の話を聞く機会も失われてきている現状があるので、これからそういうものをどうやって伝えていくかは大きな課題だと感じながら参加してきた。 昔は3世代同居だったり、自分たちからすると戦争を体験していたのは、お祖父ちゃん・お祖母ちゃんなので、聞く機会が昔はあったが、今の子たちからしたら曾お祖父ちゃん・曾お祖母ちゃんになるので、なかなか核家族化が進むなか、自分の身内の話を聞く機会も無くなってきてるし、日本の歴史の教え方も古いほうから教えていって、3学期には端折っていくことも多いので、自分としては戦争もそうですし、戦後の復興の歩みをしっかりと教えることが大事だと感じている。この事業を引っ張て来ていただいた方もここ最近お亡くなりになってきているところもあり、こういう記憶をしっかりと繋いでいくことが大事だと思いながら観音様に手を合わせ、献花・お焼香をさせて頂いた。

 

いずれにしても平和で安心して暮らせる社会が何よりも大切なので、そういうものをしっかりと守っていかなければいけないとお話し頂きました。

 

 

3/11で東日本大震災から6年、4/14で熊本地震から1年ということで松本さんが副大臣として行こなっている防災の仕事についてお話し頂きました。

 

日本はいつどこで災害があるかわからない地域。悲しい災害の歴史が数多くある。これらの災害を今一度思い出し、亡くなられた方のご冥福と、今なおどちらも厳しい状況で避難生活をしている方も大勢いらっしゃるので、是非そうした被災者の方々にお見舞いを申し上げたと思う。

 

現在、防災担当の副大臣という仕事をしているので、東日本大震災・熊本地震、加えて去年には北海道・岩手での台風被害や年末の糸魚川の大きな火災があるなど様々な災害があるので、一つ一つ経験を積み上げをしてしっかり災害に対応する力を作ることが大切だと思う。 人間は無力なものなので、災害の発生自体を抑えることはできないが、準備をすることで失われる暮らしや命を減らすことはいくらでもできるので、なんとか様々な取り組みをすることによって、いざという時の対応力を高めたいと思ってやっているとお話し頂きました。

 

国の取り組みとして、松本さんが以前からいっている災害情報ハブもその一つ。 今までも国も自治体も民間企業や民家団体が、それぞれ情報をもって頑張ってくれていたが、それぞれの情報が行き来する仕組みが無かった。正しい情報がどこにあるのか分からない、こういう情報があればタイムリーに効率的に色んなことが出来たのに、という声が数多くあった。

 

そういうこともあり、今回は国と地方自治体、民間企業・民間団体が一緒になって一つの協議体を作り、松本さんがそこのトップというか座長になって、国が持っている情報は何があるのか、自治体が持っている情報は何があるのか、民間企業や団体が持っている情報は何があるのか、逆にどういう情報があれば様々な災害に対応するために有用な情報は何なのか、と出し合ってもらって、ルールを決めて、そういう情報を必要なところへ必要な形で、情報の出し手は内容にもよるが、国民の皆様にお出しをしたりして、いざという時の対応力を高めていく取り組みをやりましょうという会議もスタートさせた。

 

よく縦割り行政というが、役所と役所の間にも非常に高い壁があるといわれているし、国と地方自治体や民間企業、民間団体にもそれぞれが組織が違うため壁があるが、災害に対応するためには立場を超えてオールジャパンでしっかり対応することが重要。なので昨年の8月に副大臣になってから、そうした様々な団体の皆様に趣旨を説明し、お願いをして回り、大方の合意が取れて今回検討の場がスタートした。こういう取り組みをしっかりとやることで、いざ災害が起きた時に、被災者に支援の手がより迅速にタイムリーに届いていくような 仕組みをつくっていたり、同時に災害が発生した時にいざという時の対応として耐震化を進めたり、地震が起きた後の一番危険なものは倒壊も恐ろしいが火災が怖い。過去の災害をみていると地震が発生した時よりも、いったん停電した電気が通電した時におかしくなった配線から火が出ることが多い。感震ブレーカーの普及をしていくなど、一つ一つの地道な作業も同時にやっていくことが大切だと思う。 世界で最先端でしっかりと使える情報の基盤整備、オールジャパンで対応出来る情報の基盤整備をしっかりとやっていきたい。大切なことはオールジャパンでしっかりと取り組むのであれば、その情報をしっかりと使いこなせる人材も作っていかなければいいけないので、一所懸命頑張ってやっていきたいと思うとお話し頂きました。

 

ちなみに先日、国連の事務総長の特別代表のグラッサーさんというオーストラリアの方が副大臣室に来られ、色々とお話しをした。それ以外にもこのところ防災絡みで色んなお客様が来てお話をしている。それぞれの国の特性によって災害の種類は違うが、災害に対して国としてどういう風に備えをしていくのかは、全ての国に共通した大きな課題となっているということ。そういう意味において、世界の国々が日本の防災能力を高く評価して下さっていて、是非その能力を世界に発信してほしいと口々に強くおっしゃっていかれる。やはり日本という国は国際社会の中で色々と貢献している国だが、特にこの防災というもので国際社会のなかで、より貢献していく分野ということで外務省とかと連携しながら防災外交というか、そういうことをしっかりしていくことも大事だと思った。

 

実際日本の提案で世界津波の日が制定された。日本が主導して制定することで日本だけでなく世界各地で津波に対する様々な啓発活動であったり避難訓練をしようという大きな動きになってきている。そういう意味では防災というものは日本の国民の命を守るために一所懸命やりますし、その成果というものを国際社会に還元することで日本という国はもっともっと色んな意味で、人類のためになる、役立てるような役割を担うことができると思う。そういう意味ではいま防災をやらせてもらっていることはすごく有り難いと思うし、皆さんと一緒に視線を少し高く上げてこの災害対応にしっかりと取り組んでいきたいと思うとお話し頂きました。

 

 

松本さんが関わっている地方創世に関わるイベント「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」に参加し、感じたことについてお話し頂きました。

 

東京一極集中が進んでいる言われ、景気もなかなか地方は良くならない、そんな話もあるなかで、それぞれの地域に頑張って元気になってもらおうということで、地方創世という取り組みを一所懸命やっているとのこと。

 

今まではどちらかと言うと、その昔は全ての自治体に一億円ばらまいて、結局使い方が分からなくて、金の延べ棒を買ったりとか色々あった。それじゃいけないということで、地方創世についてはもちろん国として財政的にもしっかりとバックアップしていくけれど、それをやるためにはきちんと自分たちの地域の課題が何処にあるのか、何をすることによってそれぞれの地域を良くしようとしているのか、という計画を出して取り組みを前へと進めてください、具体的な計画・具体的な事業に対して国から様々な支援をやっていきますというスタイルで進めている。

 

それぞれの地域それぞれの方々が自分たちの地域を盛り上げようと色んな取り組みを一所懸命やってくれていたりしている、そんな日本全国の様々な取り組みの中で「ふるさと名品オブ・ザ・イヤー」というものを国として表彰をさせて頂いた。その時のサプライズゲストとしてAKB48のそれぞれ表彰を受けた地域の代表の人が来てくれ、東京の代表として小栗有似ちゃんが来てくれた。小栗有似ちゃんはAKB48チーム8メンバーの一人で東京代表で頑張ってくれている。地元西東京出身で松本さんと大変親しい方のお嬢さんで、副大臣室に来てくれたとのこと。小栗有似ちゃんは結構インターネットで話題になっていたりするので、彼女が一所懸命頑張ってくれると西東京市や東京が元気になってくれるという意味でありがたい存在だとお話し頂きました。

 

そのなかで表彰を受けた一つの自治体が東京の立川市。立川市がどういうことをやって表彰されたかというと、東京には自分たちの地域の名産品がなかなか無かったりするが、立川がやったのは発想の転換みたいなことをした。

 

結婚すると婚姻届けを出すが、普通の婚姻届けは味気ない書類を提出して登録して終わりだが、立川は人生の一つの大きな門出に対して提出してくれた婚姻届けをきちんと加工してアルバムみたいにして「あなた達の記念にこれをどうぞ」と渡すサービスをしたところ、市外からも結婚するときにそのサービスを使いたいと、わざわざ立川に婚姻届けを出す人が増えたり、そういうことをやってくれた人には地元でご飯を食べてもらって思い出作りをして下さいということで、割引をするサービスを付けたりと、人を外から呼んで、地元でお金を落とすというか、消費をしてもらうという取り組みをしていて、他のところは、地域の特産物を使ってこんなものを作ったというものが多かったが、全国のなかで数少ない模範事例として立川市はアイデアで表彰を受けた。

 

これを見ていて思うのが、自分たちの地域を良くしようと色んなことを考えると思うが、考え方を変えたり、発想を変えたりするだけで、私たちの町はもっと色んな事が出来るんだなということを改めて感じた。そういう意味では表彰された様々な取り組みを見て目から鱗が落ちるような思いをしながら見させて頂いた。

 

是非そんな取り組みを知って頂いて、それぞれの地域でも「なるほど」と、なんとなく町おこしというと、自分たちの地域に何があるんだ、ということを考える。それも大事だが、それが無いからといって諦めるという話ではなく、いくらでも創意工夫というか様々なアイデアを持ち寄ることによって、出来ることは沢山あるんだなということを知ってもらって、柔軟な発想で、色んなことを考えてもらえれば有り難い。良い事例だと思うとお話し頂きました。

 

サロンド武蔵野理髪店 第108回目ポッドキャスト放送

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